ミュージカル「四月は君の嘘」の幕が上がってからの約2ヶ月間
青春の日々を駆け抜け、
オタクとしてのステップアップを成し遂げ、
気がつけば俳優・木村達成を大好きになっていました(敬意を込めつつ敬称略で失礼します)
たった2ヶ月でこんなことになるなんて思ってなかったな。1回観に行って「良いミュージカルだったな~!」って終わる予定だったのに。Twitterアカウントを作るなんて思ってなかったな。
2ヶ月間ずっと「やだも~~こんなつもりじゃ~~」って頭抱えてた。一回の観劇がこんなに人の人生左右するなんて聞いてないです。
せっかくだからこの駆け抜けた日々と、俳優・木村達成に転げ落ちていった日々のことを書いておこうかなと思いました
なので今回は自分の記録用、日記です
(※本当に長くなってしまって自分で引いちゃった)
オタクの階段を駆け上がった日々
今までそこまでオタクじゃなかったのにな
私のツイートを見たことがある方は「この人ミュージカルのオタクなのかな」「遠征バンバンするタイプなんだな」と思った方がいるかもですが、どちらもそんなことはなく。
ミュージカルや舞台は、好きな役者さんが出ていてかつ好きそうな演目だったら1回観に行く程度。多くてもダブルキャスト両方観に行って、ひとつの演目2回とかで、遠征もほとんどしたことありませんでした。
オタクになったのこの3.4……5年くらい…?(意外と経ってた)
並べたら思わぬ事実が浮かび上がった推し遍歴
パッと見た時に薄くて可愛い感じの人を好きになりがちです。小池徹平とか神木隆之介とか…中村倫也とか坂口健太郎とか岡田将生とか……。そして1番最初に好き!ってなった俳優は、たぶん小池徹平……!
なんとなく好きな役者さんはドラマ見たり映画見に行ったり…気になる人がいたら見る、見逃したら「まあいっか」と流すタイプでした。
舞台は「特別なお出かけ」「一大イベント」の位置づけ。
推しと呼べるほどだったかは分からないけど、きちんと追っていたかな~と思う俳優の遍歴はこんな感じです↓
小池徹平 → 柿澤勇人 → 菅田将暉・山田孝之 → 木村達成(New!)
ねえ
どんどん顔濃くなる
そんな……
(山田孝之と木村達成どちらが顔濃いかはベクトルが違いすぎるため不問とします)
小池徹平は何がきっかけで好きになったんだろう……
好きになったきっかけは覚えてないけれど、彼がきっかけでデスノートのミュージカルを観に行って、それが初めて自分の意志でチケットを取った舞台でした。ありがとう。
そこでワイルドホーンの音楽を知り、唯月ふうかちゃんを知りました。舞台を見に行くことへのハードルがなくなり観劇の楽しさを知ることができたのは彼のおかげです。
ありがとう小池徹平。
そこらを境に、彼が出る映像作品のテーマが「不倫」か「離婚」か「裸のやつ」ばかりになり少し疎遠になってしまいました。ごめんね
舞台に立つ彼はとてもかわいく、歌声が伸びやかで大好きです。声が良い人っていいよね。彼の出る舞台はデスミュがいちばん好きだけど、それ以外だと1789が好きです。
推し映像作品は「医龍」と「KIDS」と「シバトラ」と「ボーダーライン」です。
かっきーはデスミュで知りました。
歌声が好き!かっきーの舞台は気になったものがあったら、たまに観に行ってました。デスミュを観た後どうやって観る舞台の幅を広げれば良いのか分からなくて、とりあえずデスミュ出演者の舞台を観に行ってました。
彼が出ていた作品では「愛と哀しみのシャーロック・ホームズ」が好きです(歌わんやつやん)
「ミュージカル俳優が映像作品に出ると癖が強いか犯人かの2択」ということは彼が教えてくれました。(※このイメージは後にきちんと払拭されました、よかったよかった)
うっかりセットで書いちゃった
私は「dele」という深夜ドラマが大好きで、もうこんなに好きになる作品ないってくらい好きでした。今でも好きです。どれくらい好きかというと、音声もしくは本編映像でイントロクイズできるくらい好きです。うわ、改めて文字に起こすとそれはちょっと怖いな……。本当にできるんだけど……。
ちゃんとTwitterするきっかけになった作品であり、私をオタクにした作品です。
この作品で「ドラマの円盤を買う」体験をして、好きなものにお金をかけることへのハードルが下がりました。(Blu-rayボックス3万円だったため)(ドラマの円盤って高いよね)
この2人は、好きだからというよりdele以降放っておけなくなった、に近いかもしれません。
菅田くんはデカい作品(デカい作品)に出続けているため比較的追いやすかったです。テレビつけてると気づいたらおる。そして出てる作品がそこまでタイプじゃないことも多い。(ごめんなさい)
菅田くんの推し作品は「生きてるだけで、愛」と「アルキメデスの大戦」です。
山田孝之はちょうどdeleの放送以降、舞台挨拶などがたくさんあって割と行っていました。deleのキャラが好きすぎて幻影を追い求めていたのかもしれません。
なんでしょうね、地獄みたいなドキュメンタリー映画のお渡し会に行ったり。
15分×9本という修行みたいな構成の短編映画の舞台挨拶に行ったり。
「シアターギルド」という、どうやって採算を取っているのか謎すぎる映画館に足を運んでみたり。TheaterGuild® | シアターギルド®
足利でルーズソックス女子高生の格好してエキストラ参加したり。
新しい体験をさせてくれた役者です。この時期は自分がちょうど大学生で時間があったので色々行けてラッキーでした。
ちなみにルーズソックスはドンキで買えます
山田孝之が出るミュージカルは「シティ・オブ・エンジェルズ」から毎回行ってました。かっきーとの共演テンション上がりました。内容本当に覚えてないけど……。これ観た山田孝之のオタク、みーんなこのミュージカルの内容と曲を覚えられなくて集団幻覚かと思いました。
カテコ終わりに客降りがあったことは覚えてる。そんな時代があったか。そしてこのミュージカルのコメディ部分とは和解できませんでした。
私が愛しているドラマ「dele」の山田孝之は信じられないくらい綺麗な山田孝之だったんです。本当なんです。信じて。
髪がツヤツヤでヒゲもなくて……本当なんです…。ヒゲがなかったんです…。偏屈なプログラマーの役だったんです。嘘みたいな本当の話なんです。
deleが終わった後、だんだんヒゲヅラの山田孝之にも慣れてきて、途中からヒゲをかき分けた向こう側を見ることができるようになりました。鍛えられるもんですね。
その後は割とずっと小汚い感じだったり、作品のテーマが好みじゃないことが多かったり。deleの次が「ハードコア」でその次が某Netflixオリジナルパンイチおじさん監督ドラマでした。洗礼すぎる。どうしてこんなことに。全然無理。
そして最近は彼自身が思ってたんと違う方向に進化を遂げたため、ちょっともういいかな……という感じです。気になる人は「山田孝之 畑」とかで検索してください。
推し山田孝之作品は「め組の大吾」と「白夜行」と「電車男」です。
でも1番良質な山田孝之を見られるのはジョージアのCMです。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・
……いやはや、こんな鮮やかに推しの顔が濃くなっていく事あるんですね。
うーん
「本当はタイプじゃないはずなのにそれを乗り越えてきた推し」
ってマジの推しじゃないですか……?
それを覆すほどの魅力……魔力のようなものを持っている。(私の好きなタイプが変わっただけ説はある)
魔力!
(達成さんはタイプとか関係なく「美」と「濃い」と「爽やか」と「可愛い」が共存していて全人類を魅了する方だと思います)
過去に観た舞台はそこまで多くないんだな
君嘘の感想をいっぱいツイートしてるけど、別にそこまでミュージカルたくさん観てきた訳でもないし、王道をきちんと通ってきたわけでもないから、なんだか申し訳ないきもち。
自分の記録用にざざっと。
いままで観た舞台
- エリザベート(学校の芸術鑑賞教室。城田トートだったから2015or2016?)
- ウィキッド(芸術鑑賞教室。劇団四季)
- ライオンキング(芸術鑑賞教室。劇団四季)
- デスノート THE MUSICAL(2017!再演!柿ラと浦ライトどっちも)
- ロッキーホラーショー(楽しかった!2017年版)
- アテネのタイモン(難しかったな……)
- ブロードウェイと銃弾(2018年。浦井健治が可愛かったな)
- 1789-バスティーユの恋人たち-(小池徹平の回!はじめて円盤買った舞台)
- シティ・オブ・エンジェルズ(観に行ったフォロワーたちがことごとく曲を覚えられなかったという怪現象が起きた)
- 笑う男(2019年。大好き…!)
- キンキーブーツ(2019年。豪華!)
- ペテン師と詐欺師(3回行ってた〜!これ良かった)
- 愛と哀しみのシャーロック・ホームズ(最高だったな…)
- カリギュラ(むずかしかったな…)
- フランケンシュタイン(かっきー回のはず!韓国ミュージカルの凄みを感じた)
- デスノート THE MUSICAL(再再演、はじめましてブリリアホール)
- パレード(これは良い地獄)
- (ホイッスルダウン、行く予定だったけど中止になっちゃった)
- モンティ・パイソンのスパマロット(謎に遠征ありで4回行ってたし笑いにはついていけなかった。スタイリッシュよわよわ小関くん!)
- 狐晴明九尾狩(めっちゃ良かった……!)
- 笑う男(2022年版。曲が好き)
- るろうに剣心京都編のミュージカル(初ぐるぐる!)
- 四月は君の嘘(ここが運命の分かれ道)
書いてびっくりしたけど偏りすごい…!そして本当に全然そんな行ってなかった。7年間でこれだけだった。バリエーション少ないですね。
でもこうして眺めると好きな俳優の遍歴がなんとなく分かる。
ミュージカルを観たきっかけ
エリザベートと劇団四季2つは順番はどうだったか忘れちゃったけど、3つとも高校の芸術鑑賞教室で行きました。エリザベートを観て初めて「ミュージカル…好きかも…」と思ったので、団体観劇のチケットをもぎ取った音楽の先生には感謝してもしきれません。
私は舞台を見ない家庭で育ったので、芸術鑑賞教室までミュージカルを観たことがなかったし、観に行くという発想もなかったし、あとお金持ちの趣味だと思ってました。芸術鑑賞教室の存在意義がすごい。ありがとう。
ちなみに親は「ミュージカル?一回観たことあるけど突然歌い出すの意味わかんない」と言っていました。あと同じ作品を何度も見る感覚も分からないらしいです、舞台だけでなく映画やドラマも。
オタクでない人からオタクが生まれることもあるんですね。
おもしろいですね、人間。
ミュージカルから学んだこと
スパマロットまでは大学生だったのもあり、偶然目に入ってきて偶然気になったものだけ行ってました。ハマったら金銭的に苦しいぞ、という戒め。それゆえまだミュージカルにハマる覚悟ができなかったです。
GHOSTとかレミゼとかジャック・ザ・リッパーとか観たいのいっぱいあった気がするけど、「まあいっか」の気持ちで流したものがたくさんあります。
スパマロットは「大学生活これで終わるし、孝之も今後ミュージカル出る予定ないって言ってるし!社会人になったらなかなか観に行けないだろうし!」の気持ちで友人と博多まで遠征しました。あんなにあのミュージカルのお笑いと和解できなかったのに……。でも曲は良かったです。和解できないところはたくさんあったけどね、うん。あと「社会人になったらなかなか観にいけないだろうし!」は全然そんなことなかった。
山田孝之&賀来賢人ら“福田組”キャストが歌い踊る! ミュージカル『モンティ・パイソンのSPAMALOT』公開ゲネプロ - YouTube
どんどんスタイリッシュになっていく小関くんがいます
シソンヌじろうの歌が上手。賀来賢人も歌が上手。矢本悠馬は可愛さ優勝。
今見返すと山田孝之シュッとしてますね。
以下、ミュージカルから学んだことです
デスミュは高校生の頃からずっと観たくて、再演が同じキャストなことに泣いて喜んでチケットを取ったミュージカル。ワイルドホーンの音楽を知るきっかけでもあり、唯月ふうかちゃんを知るきっかけでもあり、ミュージカルの楽しさを改めて知った舞台です。
高校生の時に見に行きたすぎて(存在を知ったのが初演大千穐楽の次の日だった)、CD買ってずっと聞いてたな…。WOWOWの放送も何度も見て、やっと再演が決まってキャストが同じだったときの感動たるや。
あと再再演では、「キャストが変わると作品が変わる」事も教えてくれたし、噂のブリリアホールに初めて足を踏み入れました。3階席めっちゃ怖かったー!!高いのなんの。あと狭い!
『デスノート THE MUSICAL』ダイジェスト映像/(2015)Musical DEATH NOTE JAPAN - YouTube
↑ダイジェスト映像の見どころは
・驚異的に私服がダサい月(ライト)と粧裕(さゆ)
・可愛すぎる徹平ちゃんのL
・存在感のありすぎるレム&リューク
・突然始まるテニス
・ライブ衣装がすごい唯月ふうかちゃんのミサ(歌がうまい!)
です。
曲は君嘘よりロックでダークな感じ。
いつかWOWOWで再放送があったらぜひ見てほしいです。
Lの登場シーンが電子レンジみたいで可愛いので。
「フランケンシュタイン」や「笑う男」を観て「オタクの欲望に忠実な作品を観たかったら韓国ミュージカルを観ればいいんだな!!」と学びました。「笑う男」は、なんだろうな…絶望からの光からのTHE・ミュージカルな終わり方。さすが韓国…!
見世物にされるため、口元に常に笑顔に見える傷跡をつけられた主人公、好き〜!!!!私は途中でちょっと飽きるけど(飽きるんかい)、曲が大好きです。
こちらも音楽はワイルドホーン。演出は君嘘の上田一豪さんでした。
『笑う男 The Eternal Love-永遠の愛-』2022PV【舞台映像Ver.】 - YouTube
曲が好きです。君嘘よりちょっと壮大でドラマチックかも?
君嘘のパンフレットでワイルドホーンが「こんなに長調の曲を書いたのは初めて」と言っていたのも納得。
「フランケンシュタイン」も韓国で作られた作品なのだそう。劇場出た後「なんかすごいもん見たな……」と頭がぼーっとしたのを覚えています。
男のクソデカ感情とクソデカ感情のぶつかり合い。上演が終わり客電が点いた時「今ここにいる人みんな、このミュージカル観たのか…」と謎に恥ずかしくなりました。
そして劇場出た後に「いや、感情デカすぎん?」と冷静になって、原作はあるのか脚本は誰なのか色々調べました。韓国ミュージカルであることをそこで知り「なるほどね~~!!!!ガッテン!!」になりました。
曲もパワフル。観ているこちらの体力もゴリゴリ削れていきます。あとかっきーの酔っぱらいの演技が異常に上手だった。舞台セットも幻想的で(?)素敵だった!
そろそろ再演するみたいですね。どうしよう達成さん出たら……。
と言っていたらフォロワーさんが「達成さん、フランケンシュタイン出たいみたいですよ…!(要約)」と教えてくださいました。その節はありがとうございます!
しかも演じたい役が「加藤和樹さんが演じていたから」アンリなんですね。あらまぁ…。
アンリは上半身裸で「背骨ある?」って感じのすごい動きをしていたのを鮮明に覚えています。タコみたいな。運動神経……!けどもし好きな俳優にアンリを演じられたら、新たな扉が開く気がします。
達成さんはどちらかというとビクター顔な気がします。ビクターは衣装がサーカスっぽいというか、端的に表すならディズニーっぽくてかわいいです。
『Frankenstein』2020PV【舞台映像Ver.】 - YouTube
今見返したらアンリ上半身裸どころの騒ぎじゃなかった。びっくりした~
そしていくつか作品を観ていく中で「自分めっちゃワイルドホーンの曲好きだな……」と気が付きました。たくさん観てるわけじゃないのに好みを見定めるのが早すぎる。しかし今までCDを買ったミュージカルがデスミュと笑う男だけだったので、たぶんそういうことなんだと思います。
君嘘を観に行こうと思った決定打も「ワイルドホーンの新曲だー!ふうかちゃんだー!」でした。
こんな感じだったのに
……長くなっちゃった。
と、まあこんな感じでゆるっと気になったものを見る程度で、ひとつの作品を観に行くのは多くて3回くらいでした。それも「最後だから」と理由をつけて。
ミュージカル「四月は君の嘘」を観るまでは。
なのに!!
気がつけば東京公演、富山公演、博多公演に行っていた。
こんなにアクティブだったのも初めて。1人で遠征したのも初めて。こんなにたくさん観に行った舞台も初めて。人生で最も勢いのある瞬間、かつ最も青春していた瞬間だった気がします。(そういえば、俳優のファンクラブ入ったのも初めてだ!)
こんなに迷いなくチケットを増やしたのは初めてでした。完全に理性を失ってた。でもそれくらいミュージカル「四月は君の嘘」は魅力的で、木村達成という俳優には魔力がありました。こんな素敵な俳優を知らずに生きていたなんて。もったいない。
博多行きを決められたのは追加公演のおかげです。ありがとう博多座さん。「え、行きな」と平然と背中を押してくれた友人にも感謝しています。
あと初めて「意地でもチケットが欲しい」という気持ちがわかりました。
今まで、自分の手が届く範囲のものを無理なく楽しむ、欲を持ちすぎないスタンスで生きていたので……。だって欲しい物が手に入らなかったら、つらいじゃないですか。
ずっとこの信念を曲げずにいたのに。
ついにねじ曲げるパワーを持つ作品・俳優とエンカウントしてしまった。じんせい……。
そういうわけなので、これからチケットが手に入らなくて悲しんでいる友人たちにもっと優しくなれます。実際に体験して初めて、人の痛みが分かるようになるものですね。この2ヶ月間で人としても成長した気がします。(それは言い過ぎです)
ミュージカル「四月は君の嘘」、どうしてくれる。オタクの階段かなりハイスピードで駆け上がってしまったけれど。
たった1回、観に行っただけなのに。
「良いミュージカルだったな~」で終わるはずだったのに。まさかこんな深く広い世界が広がっていたなんて。
すごく楽しかったなぁ
社会人になって少し金銭的な余裕ができるってすごいことですね。人を変えますね。社会人がこんなに楽しいなんて想像してませんでした。社会人ばんざい。
そしてクレジットカードの引き落とし額が過去最高×2枚で笑ってしまいました。
そりゃそうだろうね。
以上、オタクの階段を駆け上がった話というか今までこんなじゃなかったという弁明でした。
青春を駆け抜けた日々
瞬発力の東京編
達成公生初日が私にとっての君嘘初日でした。そしてその時に持っていたチケットの総数は1枚。つまり、その日の分しか持っていませんでした。
しかし劇場を出て「超良かったな……もう一回観ないとむり」と情緒が決壊し、頑張ってチケットを探しました。(正確にはM1の途中で「は~~絶対チケット増やそ……」と思っていました。)
そして次の週末も日生劇場へ。達成公生を選びました。彼の歌声と演技をもう一度観たかった。2度目の達成公生も、息つく間もなく1秒たりとも目が離せなく、魅力的でした。ビジュアルブックはこのタイミングで買いました。そうすると「小関くんの公生も観たいな、来週は達成公生とマチソワできちゃうな」と欲が出た。
頑張ってチケットを取り、また次の週末に日生劇場へ。人生ではじめてマチソワしました。Wキャストの尊さに涙を流しながら、円盤発売とCD発売と再演の願いを込めてグッズのポーチとawesome!を買いました。
このあたりから君嘘と達成公生への好きが加速しっぱなしでした。
この気持ちをどうすることもできず、君嘘を観ていない友人を誘い、頑張ってチケットを取り、達成公生を観劇しました。初見の感想を浴び、命が救われました。「良かった」と言っていました。うれしい。そしてどの本屋に行っても見つけられなかった雑誌「ミュージカル」を劇場で買いました。
東京公演は秘伝のタレのようにチケットを継ぎ足し継ぎ足し、気がつけば5月は毎週、日生劇場に足を運んでいました。そして毎週なにかしら劇場の物販(物販?)で買い物をして、ウキウキで帰路についていました。おみやげ買って帰る感覚。気持ちはプチ遠征。遠足。まさか劇場で売っていた物ほとんど全部買うことになるとは。
東京千秋楽のチケットは手に入らず観劇は叶いませんでしたが、夢の中にいるような1ヶ月を過ごしました。ちなみに日常生活はままなっていませんでした。
観劇って、行くまでのワクワク感とか、観劇後の散歩とか、興奮しすぎて勢い余って断線させたイヤホンとか、買えなかったカヌレとか、演劇だけでなくその前後の出来事もまるっと思い出になるんだなぁと学びました。楽しかったな。そして観劇後に買い替えたイヤホンは1ヶ月でまた断線しました。無念。
こんな忙しくなると思ってなかったな。
駆け抜けたーー!!!! 悔いなし!!
そしてまさか地方公演も行くことになるとはこの時は微塵も思っていませんでした。
暑すぎた富山編
本当に暑くてどうにかなりそうでしたね
持つべきものはオタクの友達
「地方公演に行ったら終わる」という理性が働いていたため、富山公演はもともと行く予定ではなかったのです。
あまりにも私が毎日Twitterで「四月は君の嘘」「木村達成」「良すぎて無理」「このミュージカルが終わる日が来ることに耐えられない」とツイートするもんだから、
友人(富山住みのジャニオタ)が「え!寺西くん出とるやん!」とチケットを取ってくれて。その後「予定ないからマチソワできるな、どうしよかな」と言っていたから「木村達成はマチネです、助けてください」とひと押ししたらチケット取ってくれました。そんなことあるんだ。まだ観てない舞台マチソワする勇気。本当にありがとう。
そして偶然自分の元あった予定がなくなり(ミラクル)、「うわー!行く!一緒に観る!無理!耐えられない!」と情緒が決壊したのでチケットを取りました。その子が観に行かなかったら、遠征に踏み切れませんでした、ありがとう…!
味わってしまった地方公演の醍醐味
地方公演の醍醐味を知ってしまった。
地方公演から指揮者が塩田さんになってオケが変わったとか、ケーキの気合が違うとか、全体的に進化を遂げているとか、そんなレポを見ていたら行きたくもなります。
本当に全然違くてびっくりしました。オケはテンポよく。演者もノリノリ。柔らかになった達成公生。涙が溢れて止まらない古関公生。歌い方がポップになった生田かをちゃん。自由すぎる水田渡。感情があふれる寺西渡。切なさと元気10割増しな椿ふうかちゃん。そして知らぬ間に増えているフェイク。
いや、え〜そんな進化遂げることある…!?混乱。富山公演観たら東京公演の記憶飛んでしまった。
それはそれとして、富山公演25日(土)のマチネ、全然音が聞き取れなくてどうしようかと思いました。暑すぎて耳おかしくなったんかと思った。席の問題だったのかな。ソワレはよく聞こえました。
富山公演で一番印象に残っているのは、ケーキシーンでかをちゃんパパに肩パンされた達成公生が水を溢してしまったところ。タイミングを見計らって達成公生がハンカチで床を拭いていたのがツボでした。可愛かった。かをちゃんパパも「いいからいいからw」みたいな感じでツッコんでて和みました。一緒に観た友人(初見)が「あれアドリブなの!?」と驚いていて良かったです。
床拭き始めちゃう公生おもしろ愛おしい……。って思ってたんですけど、TLで「滑っちゃうもんね」という感想を拝見して「舞台役者尊い……」になりました。そっかなるほど、物理的に危ない。解像度が上がる……。ありがとうございます。
このあたりから「達成公生が好き」だけでなく「俳優・木村達成が好き」と思い始めていました。 やだも〜(このやだはオタク特有のやだです)
おもいで
久しぶりの新幹線も楽しかったし、念願の白えびも食べられたし、ホテルの湯呑でむりやりカフェオレ淹れてカヌレ食べたのも楽しかった。
はじめましてのオーバード・ホール。ピアノの階段が可愛かったです。公演日は音が鳴らない仕様なんですね。
コンビニに売っていた「カウヒー」という200ミリパックの小さいコーヒー牛乳が可愛かったです。初めて見たんですけど、友人いわく「給食に出た」そうです。いいなぁ。ふつうの牛乳も売ってたから、たまごサンドと並べて「たまごサンドとモーモー印の牛乳!」って写真撮ればよかったな。
こっちも暑かった!博多編
博多も暑すぎてどうにかなるかと思った。
30秒で遠征を決めることもある
さすがに何度も観たミュージカルのために博多まで行くのは…行きたいけど達成公生は金曜か日曜1公演だし…厳しいなぁ…と思っていて、富山公演で見納めるつもりでした。本当に行くつもりなかった。
追加公演が決まるまでは。
追加公演のお知らせが出た瞬間「達成!(!×100)」の勢いでツイートしてしまった。金曜日、マチソワしたら達成公生2回観られるじゃん、そんなことあるんだ。
……実はその次の週(平日)に友人とライブに行く予定があり、そこのお泊まりで有給を使う予定でした。しかしこのチャンス……と涙ながらに友人に相談。(さすがに2週連続で有給を取るのは気が引けたため)
友人「行きな!!!!!」からの「はよ追加じゃない方のチケット取り!!!」「はよはよ!!」でした。理解が早い(爆泣)。持つべきものはオタクの友達。
ありがとう友よ……。博多本当に行けてよかったです…。
めんどくさがりなのでギリギリまで飛行機を取っておらず、値段の上がり具合に焦ったりもしました。
教訓:飛行機は早く取れ
ホスピタリティの化身、博多座
はじめましての博多座!
来場者限定動画×2にアーカイブ付きライブ配信…幕間にカラフルに色づくキャスト表……君嘘とコラボしたピアノケーキにカヌレ……ホスピタリティ…………。大好きになっちゃった博多座。絶対また行きます。
劇場内でいろいろ売られていて、幕間に探検するの楽しかったです。
座席もとても観やすかったです。背もたれが高くて「前の人の頭が気になる!」みたいなストレスが無かったような気がします。音も聞きやすかったです。聞きやすすぎて、2階席で観たからか偶然マチネがそうだったのかは分かりませんが、聞こえなくていい音まで聞こえた。各所でドンガラガッシャン言ってた。
ソワレはドンガラガッシャンしてなかったです!
来場者特典動画の内容が本当に良かったので、円盤化の際は特典映像に入れてほしいです。来場者特典という文化…………。みんな見られる世界であって。
地方公演の醍醐味Lev2
これは書き始めたら止まらなくなるので控えめにしますが、博多公演すごかったです。観たのは7月1日(金)の達成公生回のみではありますが……。
お芝居ってこんなに進化するんだと感動しました。配信があるからか、東京公演の最初みたいな割とシンプルな感じではあったんですけど、全員感情の乗り方がすごくて。特にマチネがすごくて。ソワレの幕間に一緒に見たフォロワーさんと「マチネがすごすぎたのかもしれない……」と言い合っていたくらい。でもソワレの「何を告げればいい」が(私の中の)過去最高を更新しすぎて、マチネの記憶が全て飛びました。
1日マチネ公演の記憶をお持ちの方、切実に募集しています。
配信もカメラワークに愛があってすごく良かったですよね。細かい表情や仕草がよく見えて泣きました。
博多で観劇後、もつ鍋を食べながら「何を告げればいい」に思いを馳せ、ホテルに帰って1人でアーカイブ配信を見て朝方まで起きていたのは良い思い出です。
「そこの公生、カメラ抜いて欲しかった!」とか「そこは引きの映像も入れて欲しかった!」とかあるけど、カーテンコールもあってエンドロールまであるのは感動しました。愛が深い。
寺西くんも配信に載ってほしかったな…。
なんでなん!!(怒)
なんでなのかは知ってるけど!!!!!!!!!!!
全国卒業旅行最後の地、博多で観ることができて本当に良かったです。
おもいで
博多ほんとうに楽しかったー!可愛いお団子に念願のもつ鍋。らるきぃのぺぺたまも。そして初アクスタは使い方が分からず微妙な写真に。
一緒に過ごしてくださったフォロワーさんありがとうございました!!
そういえばソワレ一緒に観たって書いたけど偶然座席が隣だったんだ。怖。
あと、タグ付きでレポや感想を実況してくださる方々のおかげでなんとか生き延びられました。感謝してもしきれない。あと覚えていられるの本当にすごい。
以上、駆け抜けた青春の話でした。
悔いなし!
俳優・木村達成に転げ落ちた2ヶ月間
ここからは君嘘を観てからのことをできるだけ時系列に沿って書くつもり。
絶対長くなるだろうな…(※なった)
これは奇跡的な偶然で
四月は君の嘘を観劇するまで、木村達成さんの存在を全く知らずに生きていました。悲しいですね。君嘘のチケットを取る時「スパマロットで観たことあるから小関くんの回にしようかな~」と思っていました。
初日に達成公生回を観ることになったのは友人のおかげでした。
オタクの守備範囲が超絶広い友人(仮に友人Aとします)がいるのですが、
その子に「四月は君の嘘のミュージカル観たいんだよね~行く?」とキャスト表を見せたら「木村達成じゃん!!!!!!」と凄い勢いで。
「……誰? 小関くんの回にするか迷ってるんだけど…」と相談したら
「ハイステの影山だよ!絶対木村達成がいいよ!木村達成の回にしよう!!!!」と木村達成激推しで。何事。
私はその友人を100信頼しているので「よっしゃ分かった!」と二つ返事で木村達成回のチケットを取ったのでした。
ありがとう友人A。鶴の一声とはまさにこのこと。(違うかも)
「絶対木村達成がいいよ!!!!」がなかったら、私は達成さんを知らずに生きていたかもしれません。命の恩人じゃん。
そして観劇前日、また別の友人と遊んでいたのですが
「明日、木村達成って人が出るミュージカル観に行くんだよね」と伝えたら
「まってハイステの円盤持ってる!!めっちゃ好き!!」と円盤を出してきて。そういえばハイステ好きって言ってたなぁ。そのままハイステ鑑賞会をしました。たぶん一番最初の初演のやつ。初期キャストが好きなのだそう。
ハイステすごいな…!! めっちゃ人気…!!(それはそう)
その友人のハイステ愛と、キャスト陣がいかに素晴らしいかの解説を聞きながら鑑賞するのはとても楽しかったです。ハイキューの漫画は6巻くらいまで読んだことがあるのですが、本当に全員漫画から飛び出してきたみたい。音楽もイケてて演出も楽しいし、バレーボールも上手で「良いもん見た~!」となりました。バレーボールを舞台で表現したらああなるんだ、面白いなと思いました。今度またじっくり見たいな。
ちなみに高校生の時に漫画を読んで「好きだな」と思ったキャラは音駒のセッターです(分かりやすい趣味)
こうして図らずも観劇前に俳優・木村達成の予習ができたのでした。
たぶんこの時達成さんに抱いた感想は「顔が綺麗」「めっちゃ影山」「脚が長い」「バレーボールする人の脚」「腕が3メートルある」「脚は5メートルある」「声がいい」「顔の作画が二次元なのに演技が三次元」でした。うん、本当の木村達成初見の感想です。
そしてこの時カーテンコールを見なかったことが、後に良い仕事をするのです。
転げ落ちる日々:君嘘観劇編
一旦初日の感想を。忘れないよ、あの時の気持ち。
初日:釘付けのパンフレット
始まる前にパンフレットを購入し、座席でぺらっとめくってまず一言。
「え~~~顔が綺麗!!」
思わず座席で声に出してしまうところだった。ギリ出してないです。
写真で木村達成さんの顔をまじまじと見たのはこれが初めてでした。
こんなに各パーツがくっきりはっきりしていて、笑顔が爽やかな人いるんだ。顔の各パーツの解像度高すぎて4Kじゃん。メガネの存在を顔面のパワーが打ち消してくる。
君嘘のアニメをもちろん全部見ていた友人Aが「有馬公生にしてはイケメンすぎる」とつぶやいていたのが忘れられません。なるほどね。
劇場のブザーが鳴るまでずっとパンフレットを眺めていました。
初日:釘付けの1幕
まず手紙を読む登場シーンの声の良さと頭身に驚き。
M1の滑舌の良さと歌の上手さと美しい膝落ちに心打たれ。
暗転後の「痛ぁ~~(;ω;)」からの「ピアノは弾かないスンッ」のギャップに打ちのめされ。
まるで映画のワンシーンのような歌声に心奪われ。
おんぶに動揺し。
「君がわからない」の可愛いさに目を丸め。
不意打ちの部屋着に頭を抱え。
突然イケメンのポテンシャルを持て余す自転車2人乗りに(心の中で)手を叩き喜び。
「Speed Of Sound」落ちサビの伸びやかな歌声にうっとりと目を瞑り。
グランドピアノを弾く小さな背中に釘付けになり。
気がつけば1幕が終わっていました。
初日:うっとり夢心地な幕間
良すぎる。声が良すぎる。歌がうますぎる。演技がうますぎる。なんだこの人は。
と、混乱しながら慌ててCDを購入。CDは「上演が決まる前に聴いたら観たくなってつらいから」という理由で発売からずっとお預けにしていたのでした。
共に観劇した友人Aとは「イケメンのポテンシャルを持て余しすぎでは」という話をずっとしていました。が、それも若干上の空で、有馬公生の歌声の良さにうっとりとしていたのでした。
初日:釘付けの2幕
崩れ落ちる世界に心奪われ。
仲良くケーキを食べる4人の姿に笑みをこぼし。
流れ星をつかまえて青春ジャンプをする輝かしさに目を細め。
タキシード姿の脚の長さに腹を抱えて笑い(そうになり)。
母との別れに涙を流し。
最後の後夜祭に胸を締め付けられ。
星が瞬く最後の夜の空に「時間よ、止まれ」と願い。
「何を告げればいい」に思わず服の裾を握りしめ。
グランドピアノを弾く大きな背中に釘付けになり。
気がつけば2幕が終わっていました。
初日:衝撃のカーテンコール
夢心地で放心状態のまま、カーテンコールへ。
さぞ落ち着いていて控えめなk…………え~~~~~陽~~~!?!?!?!?!?!?
誰~~~~~~~~~!?
階段の降り方の軽やかさというかそのステップは何~~~~~?
初日だから挨拶ある!?嬉しい!(この時は毎公演挨拶があると思ってなかった)
開口一番「え、ワイルドホーンじゃん!!」とキャッキャする、さっきまで有馬公生だった人。(※ワイルドホーンが客席で観劇されていたのです)
「何を告げればいい」であんなぐずぐずぺしゃんとなっていた人と同じ人?
ほんとうに?
「弾かなきゃ…」とハムスターのように震えていた彼は?さっきまでの小さな背中はどこに?
あっ喋り方がとっても元気で可愛いくて、なんていうか普通の人…!そしてどちらかというと……ギャル!(ギャル?)
去り際のそのポーズ(2本指を敬礼のようにして、チャッとする)は何!?
(友人Aに確認したところ、2.5次元俳優がよくやるやつなのだそう。ファンサ的な)
え~びっっっっくりした~~~~…………。
俳優・木村達成に、有馬公生の面影が全くなかった。陽キャじゃん。
………………役者って尊い!!!!!!!!!!!
だってもう絶対に役者本人の性格と、役の性格が真逆じゃん…それをこんな…繊細に演じきって……しかも歌がうまくて声も良くて…そんな……役者尊いじゃん……もうやだ…あなたは一体何者なの。
はい、ここまでが初日初見の感想です。
劇場で声は出せませんでしたが、心の中はだいたいこんな感じでした。
ハイステのカテコを見なかったことで、劇場で雷打たれたくらいの衝撃を受ける事になってしまった。
演技だけで充分に雷打たれてましたけどね。
こんなに演技に感動したのは初めてで
よく「演技がうまい」って褒めるじゃないですか。
そして私はずっと「演技がうまい」という言葉を使ったことがなくて。
それは自分が演技をしたことがないから「演技がうまい」というのが、どういうことなのかピンときてなくて、分からなかったからなんですけど。
「この人が演じるこのキャラクター好きだな」と思ったことはあるけど、「演技が上手いってなんだろう」って。
でも、ミュージカル「四月は君の嘘」を観て初めて「演技がうまい」ことに感動して、心動かされました。いままで「役者の演技」にこんなに感動したことはありませんでした。
はじめて「もっとこの人の演技を観たい」と思った。
観劇中、こんなに目が離せなかったのも、息をするのも忘れてしまうくらい作品の世界に呑み込まれてしまったのも、初めてだった。
ミュージカルを観て「歌が上手だな」と思ったことはあったけど「歌に感情を乗せるのが上手だな」と思ったのは初めてだった。
舞台上で「キャラクターが生きている」と思ったのも初めてだった。
キャラクターが歌を歌っているんじゃなくて、そのキャラクターの心情を描いたら自然に歌になったんだと思ったのは初めてでした(…?)
舞台だから細かい表情まで分かるわけではないのに、有馬公生の心情がありありと伝わってきて。
舞台だから演技が大きいはずなのに、舞台上に居るのは等身大の高校生で。
そして、木村達成は誰よりも背が高いはずなのに、有馬公生の背中は誰よりも小さくて。
「役者が演じているキャラクター」なはずなのに、舞台上に居るのはどこまでもリアルな人間で。それはこの作品の性質でもあるとは思うけど。
でも、有馬公生という1人の人間が、目の前で生きて、もがいて、迷って、苦しんで、笑ってた。木村達成という俳優は人間を演じるのがなんて上手なんだと、胸がいっぱいになってしまった。
歌がうまいのはもちろんだけど、歌に感情を乗せる、感情を自然に歌にするのが上手だなぁすごいなぁと感動しました。ミュージカルの歌唱を聴いてこんなにキャラクターの心情が手にとるようにわかったのは初めてでした。
「♪僕らの時間」の「もうピアノは弾かない」というワンフレーズが大好きで。
公生が椿に対してムキになっているシーンだけど、歌い方が優しくて。
この後の、下を向いて塞ぎ込んでいる仕草も相まって、
椿に「何回も言ってるのに……」とちょっと呆れてるようにも聞こえるし、
「この話はもうしないでほしいな…」とちょっと落ち込んでいるようにも聞こえるし、
ムキになるんじゃなくて優しく歌うことで、椿に対して「ほら、もうこの話をしても僕には響かないんだから、諦めてよ」と訴える気持ちを抱いているようにも聞こえる。
こんなに短いたったワンフレーズにこんな…感情を……やだ…うまい……。
「♪映画みたいに」の歌声も好きです。全部好きなのは大前提。
他の曲よりも伸びやかというか、シルクの生地が風に吹かれて てろんと揺れているような、細やかな光沢が上品に反射しているような美しさを感じます(どういう例え?)
演出も相まって、公生が見ている世界が色づいた瞬間なんだなと思ったし
公生にとって「まるで映画のワンシーン」という言葉は「美しいものを美しいと感じられて幸せだな」と自分の感性に久しぶりに正直になれて前向きな気持ちから溢れた言葉なんだなと感じました。
なにより、言葉一つ一つを舞台の真ん中にふわっと置いていくような、優しくて丁寧な言葉の発し方で。公生がうっとりと夢見心地でふわふわしている感じ。
公生が「まるで映画のワンシーン」と歌う曲だけど、観ている私達も「映画みたい……」とうっとりしてしまう歌声でした。
歌に限らずセリフを言う時もですが、達成さんの抑揚の付け方が良いな…好きだな…と思います。
抑揚に公生の心の揺れ動きを感じました。
あと、こう…ちょっと深く潜った時の声が心地よくて好きです。
歌う時もセリフを話している時も抑揚がついているから、歌とセリフの境目が良い意味でぼんやりしているのかな。
あと「え?」とか「うん」とか聞き返したり相槌を打つのがすごく自然で好きです。すごく人間を感じる。生きてる…。
舞台だから動きが大きいはずなのにわざとらしくなくて、舞台上にいるのは等身大の人間で「人間を演じるのが上手い……」って感動しました。
例えばピアノの部屋で公生がかをちゃんから楽譜を受け取るシーン。
受け取った後に「ちょっと待ってよ」と かをちゃんを数歩分追いかけるところがドタバタな動きで、公生の運動音痴な感じと困っている感じ、かをちゃんに振り回されている感じが伝わってくる。
そして公式PVでそのシーンを見た時に「劇場で観ても映像で見ても自然な大きさの動きですごいなぁ…」と思いました。
動きが地味で小さめな有馬公生を、舞台という場所で演じるバランスの上手さ…………。
床に落ちた眼鏡を拾ってかけたり、ブレザーの裾を握りしめたり。歩く時の歩幅がバラバラだったり、「うん?」となった時に少し顎を上げて伏し目がちになったり。細かい仕草がすごく自然で、有馬公生が生きてるなぁと思いました。
そしてM1「♪僕にピアノが聞こえないなら」は公生の心の叫びをモノローグ的な演出で表現しているシーンだと思うんですけど、このシーンの魅せ方がすごい…すごいな…と思って。
君嘘のミュージカルは演技の規模感がリアルというか、等身大の人間が舞台の上で生きてて、動きの大きさや派手さもリアル寄りじゃないですか。
でもM1はモノローグだから、
歌詞の「過去の栄光が僕を嘲笑う」でリトル公生をバッと大きく振り返って後ずさったり、頭を抱えて膝落ちをしたり、ドラマチックで大きな動きが多くて。
三人称視点ではなく公生の一人称視点の世界を観ている感覚になるというか……。うまく言えないけど、表現方法の違いに「すごすぎ」と思い、胸打たれてしまった。
M1の好きなところはありすぎるけど、
「なぜあなたは僕にだけ微笑みこぼさないの」のところで車椅子を見つめた姿勢のまま盆に乗って流されていって、「あなたが消せない」でまたセンターまで歩いて戻ってくるところが特に好きです。ドラマチックすぎる。そしてドラマチックな動きが似合いすぎる。歌詞を身体で表現するのが上手すぎる……。
盆に乗って流されるところはお母さんとの距離が離れていくのを体現しているようだし、センターまで歩いていくところは「あなたが消せない」からもう一度触れたくて、お母さんが居た場所に近づこうと必死に歩いているよう。(そしてたどり着けない)
でもその前の間奏で、床にぺしゃんとなったまま、首を横に振り振り迷子になった子供のような表情で退場する車椅子を見つめるところも大好きです。なんて表情をするんだ……。ここ配信で観られてよかった……。
たぶん劇場ではこんな細かい表情まで観えてないはずなんだけど、映像で見た時の表情と劇場で感じ取った公生の心情に齟齬がなくて本当にすごいなと思いました。これはどのシーンでもそうですね。
あと「何を告げればいい」の泣きの演技がうますぎて、初日観た時びっくりしました。
「泣きの演技というか泣いてた…?舞台って本当に泣いていいんだ……」という新たな発見でもありました。
初日の感動も忘れられないし、観れば観るほど好きになっていく。
こんなに「演技が好き」と思ったのは初めてで、どうしたら良いか分からない。
どうしたら良いかわからなくなった結果、これを書いているんだけれど。
役者・木村達成の演技が好きです。
転げ落ちる日々:そんなことあるんだ編
忘れもしない5月23日。
ちょうど君嘘を4回(達成公生回は3回)ほど観劇し、好きが止まらなくなったタイミングでした。
いつものようにすいすい~っとツイッターを見ていたら目に飛び込んできた文字たち
「オールドファッションカップケーキ」
「BL」
「ドラマ化決定」
「木村達成」
そして眉毛の凛々しい顔のきれいな男と、
ふんわり優しい雰囲気の男がスイーツを前にしているポスタービジュアル。
木村達成って木村達成だよね。いま日生劇場で高校生している彼だよね。
うん、日生劇場で見たことある。ちょっと上目遣いでスプーンに乗せたスイーツをこちらに差し出している、黒いスーツの彼。
そしてBLってBLだよね。
いやスピード感すご。そんな事ある????
しかもどちらかというと映像より舞台が主戦場の役者で?
配信開始日を見てびっくり仰天。6月13日。
すぐじゃん。スピード感すご。
そしてこのスピード感大事にしていきたいなと思いました。楽しすぎる。
スピード感を大事にした結果、この一週間後にファンクラブに入会しました。
初めて入りました俳優のファンクラブ。
原作も買って読みました。幸せのかたちのひとつを見た。
はじめてアクスタなるものを購入しました。ちいちゃくて可愛い。
グッズのチェキがマジのチェキでびっくりしました。地下アイドルオタクをしていた時のチェキ帳がここで役に立つとは。
このドラマの演技でさらに役者・木村達成への好きが加速した話はまたいつか……。
転げ落ちる日々:その他編
とりあえずやるよね
初日に観劇して、即Twitterインスタを調べて達成さんのアカウントがないことを知り絶望しました。(事務所アカウントを見れば良いことは分かりました!)
でも「今ドキSNSやってないの、古風でいいじゃん……」になりました。チョロい。
もしかして
俳優を好きになってまずやること。
それは、Wikipedia等で過去の出演作を調べること。
もしかしたら、過去に出演作を観ているかもしれない。認識していなかっただけかもしれない…!
公式サイトを見てもいまいち分からなかったので、今回はWikipediaにお世話になりました。
(達成さんの事務所公式サイトは過去出演作のリストがどんどん消えてしまう仕様、とフォロワーさんに教えていただきました。ありがとうございました! え、困る…!!)
ドキドキしながらスマホの画面をスクロール。その結果……
なかったーーーーーーーー!
本当に1作品も観たことなかったし見たことなかった。そんな…。絶対1回くらい知らぬ間にお目にかかってると思ったのに。(君嘘前日に見たハイステはノーカンとする)
でも、ニアピン未満くらいのものはありました。くっ!
「ナルト」!!!
WOWOWに加入していた時になぜか録画した…!そしてナルト知らなすぎて見る前に録画消した……!!!!なんで録画したんだろう。トランポリンアクションに興味あったからかな。そんな気がする。いらっしゃったのか!!あ~
「プロデューサーズ」!!
大学生の時、友人が「吉沢亮がミュージカル出るんだって~でもチケットどうやって取るの~チケット取ってよ一緒に行こうよ~」と言ってきた気がする。そして作品について調べ、スタッフ欄を見て「なるほどね」になり「え~吉沢亮出るんだったらチケット争奪戦になりそ~」とはぐらかして終わった気がする。合う合わないってありますからね。
あんな美しい方だったなんて。そしてコメント動画を見てこの作品のコメディーへの向き合い方に涙しました。
「魔界転生」!!!!
再演に徹平ちゃんが出ていて、天草四郎のビジュアルがとても好きで観に行こうか割と迷ってた…!そして時代劇はちょっとハードルが高いなと思ってやめてしまった。配信も見るか迷って結局見なかった。あぁ……。
初演はほっぺが真っ赤だったんですね、かわいい。そして地毛だったんだ!すごい。
再演はスタイリッシュ又十郎になったんですね。いいな。
そして「ジャック・ザ・リッパー」!!!!!!!!!
これ~~~~!知ってるー!
「絶対好きなやつだぁ」って思った記憶、ある。行きたいなって思った記憶、ある。
すごく、ある……!
軽めのアハ体験。
ちょうど自分があまり観劇していない時期で、今まで観たことある俳優さんも出てらっしゃらなくて、気になるな~~と思っていたら、公演期間が終わっていた。そっか~~。そっ…………か~~~~~~ぁ~~~~~。
しかも初主演だったんですね……おめでとうございます……(大涙)
舞台作品のニアピン未満はそれくらいでした。そっか……。
でも、ロミジュリの超ドピンクのフライヤーとっても見覚えある…!そっか。
そして、グランドミュージカルに出演されてるの、本当にここ数年なんですね…!
Wikipedia見ながらずっと「最近じゃん!!!!!!!!!!」って言ってた。すごすぎる。ここ2,3年の彼の仕事量と努力とプレッシャーはどれほどのものだったのかと思うと…。
そしてWikipediaの映像作品の欄を見ていたら
「半径5メートル」の文字。半径5メートル、見たことある文字列。毎熊克哉が出ていたから録画したような…でも消してしまったような……。(※妖怪シェアハウスの酒天童子が大好きでした)
録画リストをガガガーっと遡るとそこには「出張ホスト百人斬り」の文字が。
あるやん
…………あるやん!!!!!!!!!!!!!!!
面倒くさがりの自分に救われることってあるもんですね。全然録画した番組の整理してなかった。
見つけた瞬間取り乱してテレビのリモコン落としてしまった。
そして心の準備をしてから見ようと思っていたら、かなり時間が経ってしまった。
見ました…!やっと!
思いっきり誤字あるけど見た時感想ツイートしてましたね↓
パッとレイジが映った時に抱いた感想「だ、誰…………?」でした。
この時点で私が知っている木村達成さんは有馬公生と外川とその他諸々(過去記事に載っていた写真)でしたが、こんなに変わることある…!?
何がこんなに違うの。外川の就活生時代も若返りがすごいなと思ったけど、レイジはそれだけじゃなく、さらに柔らかい雰囲気。顔もそうだし、話し方も出で立ちも。
前髪があるだけでこんなに違うのかな。前髪で印象がすごく変わるの、タイの俳優と同じメカニズム。眉毛が凛々しい人は隠すか否かで印象が変わりますね。いいな…一粒で二度美味しいじゃん…。
ピンクのセットアップを身に纏い、相手をとろんと優しく包みこむように話すレイジ。手をふわっと後ろに組む感じとか、猫背じゃないけど、女の子に視線を合わせるために軽く背を丸める仕草が、とにかく優しくて柔らかくてふわふわしてる。
なのにどこか胡散臭いのは何故なのか(ほんとになんで)
ふわふわちょっぴり胡散臭い感じだからこそ、さり気なく相手が好きそうな場所をデート場所として提案したり、本棚上段の本を取ってあげたり、所謂「イケメン」な行動がより映えて、「効く」んだろうな……!!!!
なんで君は出張ホストしているんだい。というか出張ホストとは。レンタル彼氏ではないのか。もしかして「レンタル彼氏」って商標登録されてるのかな。
(※されてた)
そして前半で出番が終わったと思いきや、後半でもう一度出てきて「居たー!!」ってゴリラみたいに手を叩いて喜んでしまった。
去り際がとても善い人で、さすがSSランクの出張ホスト。
え~~こんな優しい姿……ありがとう……。
実はチャラくて嫌な奴でした~って感じかと思いきや、本当に良い人だった。
女慣れはしてるけどチャラくない、相手の気持を汲み取り、相手の気持ちを第一に行動するSS出張ホストの演技、良かったです……。
舞台男子
「今とインタビューのスタンスが違くておすすめです」とフォロワーさんに教えていただいた「舞台男子」も読みました。
スタンスの違い、そういうことー!笑
こんなにインタビュアーが頑張ってるインタビュー初めて読みました。
おもしろかった…笑
ちょうど血の婚礼のインタビューが出回り始めた時にこの本を読みました。
TLが「こんなに日本語がうまくなって…」みたいな「話すの上手になったね…」みたいな感動に包まれていて「なにごと」と思っていたのですが、謎が解けました。成長がすごい。これは感動する。
過去のことを全然知らないので何も言えた立場ではありませんが、関わってきた人や彼が生きてきた役からたくさんの言葉をもらってきたんだなぁ…と勝手に感動していました。君嘘以降「カラフル」「色づく」みたいな言葉をよく使ってらっしゃる印象。
でもやっぱり言葉の選び方が上手だな、好きだなと思いました。
この記事↓の見出しにもなっている「愛を喜びに変える公生を作れたと思います」という言葉、大好きです。
実際にこのミュージカルを観てから初めて気づく、この言葉の巧さ…。
sumabo.jp
初めて見た!俳優の生配信!
はじめて見ました、俳優のファンクラブ配信というものを。
こんな感じ…!?どういう感じ…!?となりました。でも見られてよかったです。
有料コンテンツなので内容について触れるのは控えますが「木村達成が愛されて自由にのびのびできますように」と強く願いました。
そして配信チケット買う時に質問もちゃんと書きました。
「きらきら星の長さが日によって違うのはどうしてですか?あのピアノは音のオンオフを切り替えられるんですか?」みたいな感じで。採用されませんでしたが…。
言葉を選びながら丁寧に質問に答える姿が魅力的でした。
歌が本当に上手でした。一曲も知らなかったけど…笑
もうだめだ
友人に「2.5次元舞台の円盤買い集めなきゃじゃん」と言われた時
「アニメも漫画も全然知らないからそれはしない。そこまで過去を遡ったら収集つかなくなるもん」と言っていました。数週間前に。
でも今、手元に
- 弱虫ペダルseason1の円盤
- ナルトの円盤(初演・再演)
- 達成できるかなver1
- 木村達成が飛ぶ!
があります。なんでだろう。
ドラペダはなぜか新品が半額で売られていました。友人に「絶対買って帰るべき、こんなチャンス2度とない」と背中を押されてしまいました。うん、私もそう思う。
これはゆっくり見ます。
買ってから知ったのですがseason2があるんですね、了解です。
ナルトはやっぱりトランポリンアクション見たい!と思って、メイキング付いてるからという理由でどっちも買ってしまった。え、付いてるかな?正直理性を失っていたのであんまり考えずに買いました。もう「この世の木村達成ぜんぶ欲しい」みたいな、山賊の気持ちが勝ってた。
こちらもゆっくり見ます。楽しみ。
ナルトのあらすじをオタク守備範囲の広い友人Aに解説してもらい、面白そうだなと思ったので頑張って漫画も読みたいな。
これ原作予習してから見たほうが良いのかな。どうしよう。どうしたらいいですか!?
ノー勉で挑んでいいものですか?
達成さんの円盤2つは、中古屋さんで血眼で探して全然見つけられなくて「そうだよね~」と諦めていて。
その折、友人が「あ、小関くんの円盤あるよ」と棚を指差したら、その数センチ横に突然現れました。魔法?
見つけた瞬間本当に変な声出た。不意にエンカウントする好きな俳優ほど、心拍数を上げるものはない。
こちらは意を決することができたら見ます。
達成できるかなの2もどこかにないかな。
一日でこれだけ買い物をしてしまったのですが、友人が「どんどん荷物増えていくのおもろいし弱ペダが大きすぎてウケる」と笑っていたので良い日です。
そしてCALLは見ました。
すっっっっっっごく好きでした。達成さんの演技、好き…になりました。
コメンタリーはまだ見てないからゆっくり時間の取れる時に見たい。
potea.hatenablog.com
でもCALLの話をする時に「木村達成が○○○○の役でね、名前が○○○○っていうんだけど」と言うと「意味がわからん」と返されるのが難しいところですね。私だって改めて言葉にしたら「なんだそりゃ」てなったもん。見てもらわないと伝わらないパターン…!;;
見たいものがたくさんある。彼の演技をもっと見させて。
今欲しいものはロミジュリの円盤とファントムの円盤です。
どうせ買うなら今すぐ買えばいいのかもしれない。そうなのかもしれない。
写真集も欲しい。
あと豆柴と戯れていると噂の動画も見たい。課金しようFODに。
人間にこう思ったのは初めてで
実はここまで、使ってそうで一度も使われていない言葉があります。
それは
「かっこいい」
そう、いままで「可愛い」という言葉はたくさん使ってきましたが「かっこいい」という言葉は使ってきませんでした。なぜかというと、人に対してかっこいいと思ったことがなかったからです。(小泉構文?)
「顔がいい」「イケメン」は思ったことあります。
これは言葉の選び方の問題でしかないのですが、「かっこいい」という言葉は私の中で見た目だけでなく、考え方などの内面も含めた、その人に対する「憧れ」に近い言葉として位置づけされている気がします。
その人のすべてがクリティカルヒットして初めて「かっこいい」と言いたくなるというか。
どれかの雑誌のインタビューで「有馬公生の気持ちは分からない」というようなことを隠さずに仰っていたり、ワイルドホーンの曲は難しいと率直な気持ちを話されていたり。見栄を張らず、正直な人なのが素敵だなと思いました。
ファンクラブインタビューで言っていたお芝居への想いとか、がむしゃらに物事に取り組んでいる感じとか、心配になるくらい熱くて、もっと応援したいと思いました。
そして彼のことを調べれば調べるほど陽キャでギャルで……そして演技に対する思いは真っすぐで熱くて……でも陽キャで………でも真摯で……でも陽キャで……どんどん木村達成さんのことが分からなくなりました……。
「君がわからない」とはまさにこのこと。
でも、舞台や映像の中に居る彼は完全に役を生きていて、なんてかっこいい人なんだろうと思いました。
どうか素の彼が壊れることなく、楽しく芝居を続けられますように。
タイミングってあるよね
とても個人的な話ですが、今思い返せば、いろいろなことの巡り合せが良かったなぁと思います
君嘘が2020年に無事に幕を開けていたら劇場がブリリアで、もしかしたらこの作品の良さが客席まで100%届かなかったかもしれないし(ひどい言い様)
デスミュを観てなかったらワイルドホーンを知ることはなかったし唯月ふうかちゃんを知ることはなかったし、たぶん君嘘は観に行ってなかった
(青春恋愛モノ興味ないんだよな〜とか思っててごめんなさい、全然その一言で括れる作品じゃなかった)
本来上演されるはずだった2020年、私は大学生で時間はあったけど(就活生ではあった)お金がそんなに無かったから沢山は観に行けなかっただろうし
社会人になって遊べる時間は減ったけどお金に余裕ができたことで「限られてる時間の中でできるだけ観に行きたい!」と思えたし、本当に行けた。理性は飛んでた。
こんなに観に行く回数を重ねることがなければ、達成さんにこんなハイスピードで転げ落ちていくこともなかったと思います。
劇場から離れてしまえば、後ろ髪を引かれても数日経てば落ち着いてしまいますし。
やっぱり何事もタイミングってあるよねと思った2ヶ月間のできごとでした。
もっと早く出演作を観ていれば……と思わなくもないけど、今このタイミングでこの作品で彼を知ることができたから、こうして転げ落ちたんだろうなと思います。
「四月は君の嘘」を観に行ってよかった
友人が木村達成回を激推ししてくれてよかった
ミュージカル「四月は君の嘘」本当にありがとう。
キャストが変わっても劇場が変わっても絶対観に行きます。
とりあえずCDと円盤と同じキャストで再演ください。
これからどうしよう
2ヶ月でいろいろ起こりすぎた。い、忙しかった…!
そして楽しかった!
こんなにたくさんのことがあったんですね。魔力すご……。
そんな急に…?書いてて怖くなった。
もしここまで読んでくださった方がいたら、お礼申し上げます。長かったですよね。私もそう思います。本当にすいません。記事分ければよかったですよね。
リアルタイムで書き留めていたわけではなく、突然思い立って一気に思い出して書いたのでところどころ変な部分があるかもしれません。
とりあえず過去作品をちょっとずつ見たいです
彼の演技をこれからもずっと見ていたい
でも舞台って全部の演目が「期間限定」なんですよね。
どうしよう…………。理性…。
公演期間が終わったらもうその役を生きる姿を見られないと思うと、なんとも儚い。
そして7/22の今週の達成のブログで、達成さんから役が抜ける瞬間というか、役が通り過ぎて行く瞬間を目の当たりにして「なんてかっこいいんだ」と思いました。
何から見ようかな。ハイステかな。ナルトかな。迷う。
おすすめの順番とかあったりするんだろうか。
違う、つぎは血の婚礼だ!楽しみ。
そしてこんなに俳優を好きになったことなくて、どうしたら良いか本当に分からないな
心の中の有馬公生が「僕はどうしたらいい」って泣いてる
何を告げればいい始まっちゃう
助けて………………
長すぎる日記、おわり。