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「CALLではふわふわな木村達成さんが見られます」
という情報をTwitterでキャッチし0.5秒で円盤を購入しました。
ありがとうございます。
Blu-ray私はこちらから購入しました↓
【追加生産分】TOHO MUSICAL LAB.『CALL』『Happily Ever After』Blu-ray | HMV&BOOKS online - TOHOBD20102
TLに毎日何かしらの過去の達成さん情報が流れてくるのがとてもありがたいです。
L5Y(略し方合ってるかな)からちょうど一年経った日にはフォロワーさんたちが思い出話に花を咲かせてらっしゃって、あたたかいきもちになりました。
毎日「ありがとう……」のきもちです。
そしてCALL見ました。
想像の何倍も良……良くて……おそらくCALLは一時間にも満たない上演時間だと思うのですが、満足度高すぎて胸いっぱいお腹いっぱい。多幸感に包まれて幸せな眠りにつきました。
MUSICAL LAB.
2022年7月現在、ほとんどの舞台は1席空けなどせずにチケット販売していて、コロナ前の勢いが戻ってきつつあるように感じます。
最近は上演途中で中止の作品が相次いでいて悲しいですが……
なので、このMUSICAL LAB.がちょうど劇場を開けられない、客席にお客さんを入れられない時期に実験的企画として立ち上げられたことに妙に胸打たれました。
そっか~~…この時はそうだったよね……とちょっとしんみり。
そしてそんな企画に好きな俳優が起用されているというこの事実、とても尊いなと思いました。
今これを書いている時点では見終わってしまっているけど、初見のときの気持ちを思い出しながら感想を書きます。感想?実況かも。
この作品はきっとネタバレ見ずに見たほうが楽しめると思います。
もしまだ見ていなくて、今後少しでも見る予定のある方は回れ右でおねがいします。
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円盤に入ってるブックレットの話
これブックレットっていうのかな?
舞台写真が載っているんですけど、この時点ですでに好き。三姉妹かわいい…!お洋服がちょっとメルヘン。サーカスっぽくて好き。でもめっちゃ金髪のウィッグしてるカットある。どういう状況。
観客の居ない座席に女の子と達成さんが居るカットいいな…全然どんなシーンか見当つかないけど…。
そして達成さんのテーマパークショーダンサーのようなポーズと風貌。ふわふわな髪。髪の毛、ところどころグレーとかシルバーになってる?光が反射してるだけかな。
なんかお洋服が機械の油で汚れてる感じだ。両肩に謎のファンみたいなのついてるし。
作業員?一体どんな役なんだろう?と膨らむ想像。
うん、ぜんぜん見当がつかないから早く本編見よう。なんとなく、「かつて劇場だった場所にひっそり居た先客」であることは、あらすじ読んで理解しました。
…………え、生きてる?亡霊役とかだったらどうしよう……。
(※想像の斜め上の役であることをこの時の私はまだ知らない)
インタビュー
本編始まる前のインタビューがたっぷりで嬉しかったです。
みなさんふわふわな感じで、でもストイックにお芝居に向き合っているのを感じました。かっこいい。
そしてこのインタビューを見ながら「あなたたちは誰役の何!?」とずっと困惑していました。
え、こんなに見る前に役どころについて分からないことあるの。
わくわくが止まらない
本編
2度目の鑑賞。うまいこと言えたらいいけど、きっと実況形式。初見のきもちで書きます。
本当に初見だった時の感想はこちらのツイートのツリーに。
ネタバレ回避したら語彙力のなさすぎるツイートになってしまった。
今日はCALLを見ると決めていました
— でで (@_t_g_d_) 2022年7月17日
見ます! pic.twitter.com/dhPINlJGpx
三姉妹のライブ
ストゼロ持ってる子!一番上の姉、シーナ!
次女!オドリバ!パワフルそう
末っ子!ミナモ!
おぼえた!
静かな場所で澄んだ空気に色を塗るみたいに歌を歌うガールズバンド、良すぎる。
まって~~歌がうま。
「誰も聴いてくれないなら誰にも聴かせてあげない」
「アカウントに鍵かけて 秘密の歌うたう」
っていいね……。ぱっと聴くと拗ねてるようにも聞こえる。
最後まで聴くと、私たちは好きでやってんだ!って力強く彼女たちが立ち上がった曲。かっこいい。
シーナがストゼロ持ってたり「メルカリ」って言ったり、いちばん現実世界を知っている感じする。
ミナモは末っ子だから、この世界が荒廃する前を知らないような。
「劇場」「演劇」を知らないんだね。
かつて劇場だった場所
うわ~~ん
観客を入れられないシアタークリエを「森の中の廃墟」「かつて劇場だった場所」として使う演出。とても好きです。これはお客さん居たらできないね。
三姉妹いとしい
「かもめ」って演劇が有名だったのかな。
鳩サブレの音がうるさい話可愛い。
ひよこのおまんじゅうの話可愛い。
オドリバ、パワフルでかわいいね。
長女シーナの「箱馬がレゴブロックみたいになってるよ~!キリンを作ろう!」オモシロすぎて声だして笑ってしまった。お姉ちゃん良すぎる。
ミナモのタップダンス、本当に音がよく響く。お客さんの居ない劇場ってこんな感じなんだ……。寂しいね。
ミナモのうた
この世界には他に人間はいるのかな?
この劇場の外はどんな世界なんだろう?
ミナモはバンドメンバー以外の人と会ったことはあるのかな?
と思わせる語り口。(ネカフェの話してたから普通の世界なんだと思うけど)
ちょっとふしぎな世界観が、ミナモの発言によってどんどん深く広がっていく感じが心地よい。
誰もいないはずの客席から聞こえてくる拍手。
ステージと客席にくっきり一本線が引かれているようなアングルと光の使い方。
独りでぽふぽふぽんぽんと拍手する達成さん。
優しくライトに照らされている彼が、ミナモにとって一筋の光のようで。
ただの劇場、ただのシアタークリエのはずなのに、メルヘンチックでドラマチック。
ストーーーーーーーーーップ ストップストップ
(今本当にDVDの再生止めた)(見てるの2回目なんですけどね)
達成さんの 声が 優しすぎる 何 ありがとう
声がちょっと高くて、単語と単語の間に少し間がある感じがかわいい
「感謝を伝えたく……て」って言い方が好きです
全体的に恐る恐る言葉を発している感じというか、人と話すの久しぶりですな感じがとても好きです。
言葉を選んでいるような、選んでいるというか少ない語彙力の中から「どれを使えばいいんだろう」と悩んでいる感じというか。
かわいい。人間一年生みたいな喋り方するね。
彼の名前
まって~~~~~~~!!!!!!ストーップ!(再生止めた)
え、今、なんて
「ヒダリメ」って?
ヒダリメ、ひだりめ……左目?
オタクが好きなやつじゃんそういうの……え、彼は人間?なに?
何~~~~~~~~~!?
「盗み聴きするつもりじゃ……」って腰かがめて逃げ惑うところ、人間に慣れてないですって感じでとても好きです。
一挙一動好きで、どうしようね。
彼の正体
ストーーーーーーーーップ!!!(また止めた)
ドローン
この劇場 専用の ドローン
ドローーーン…………そっかそれは…想定外だったな……
だからそんな人間一年生みたいな喋り方してたん…(人間じゃないけど)
だからそんな人間に話しかけられるの慣れてませんみたいな動きしてたん…(これは劇場に人が来るのが久しぶりだったからかな)
ヒダリメの「この劇場専用の、ドローン…なんだ…」の言い方が、相手にどう思われるか怖くて恐る恐る言っている感じ。声色も、ちょっと上目遣いで相手の顔を覗き込む感じも。うますぎるし愛おしすぎる。人間じゃないことに劣等感を抱いているのかな。
無邪気に「飛べるの!?」ってミナモに聞かれて「今はもう羽がぶっ壊れちゃってるから飛べない」と答えるヒダリメ。
どこか寂しそう。そして直してくれる人は居なかったんだね…そっか…。
そしてこの時右肩?右肩についてるファンみたいなやつかな?を抑えてるのが好きです。壊れてる羽をおさえてるんだね
ミナモの無邪気さが無限大でとてもかわいい。
盗み聞きするつもりじゃ…!って逃げるところとか、ミナモに「羽!」って追いかけられるところとか、ヒダリメは人間怖くて逃げてる感じだよね。今まで人間に乱暴に扱われてきたのかな。劇場内でドローンが気になって追いかけてくる人って子供とかわざと触りに来るような人そうだもんね。知らんけど。え~そんな…ヒダリメ…
歌声をみつめる
ミュージカルの演目名を挙げた時にすごく楽しそうなのが良いね。
「長い間歌声なんて見てなかったからさ」
歌声を見るって表現、ファンタジックで素敵。
「ミナモ?の歌に見とれちゃって」
ミナモ?ってちょっと疑問形なのが、人の名前呼ぶのに慣れてないのか、名前あってるのか不安になっちゃったのかは分からないけど、良いなと思いました。
「ドローンだから声も見つめられるんだよ」
良すぎる。声も見つめられるって、いいなあ……。良い言葉だなぁ。
ヒダリメはこの劇場でずっと、芸術とそれに心動かされる人々を見つめてきたんだね…。
観客
ヒダリメがミナモに観客の説明をするところ
「作品を見てる、人」の言い方がヒダリメのドローンの自我を感じて切ない。
「自分みたいなドローンじゃなくて、あなたみたいな人間のことだよ」ってヒダリメが作った心の壁を感じる言い方。
「ヒダリメは初めての観客だ!」ってミナモの言葉、ピュアで本当にいとおしい。
ちょっとびっくりしつつ、嬉しそうに言うヒダリメの「そうだね」が有馬公生の台詞回しに似ていてドキッとしました。
今まではただの記録用のドローンだったから、「観客」って言ってもらえて本当に嬉しかったんだね、ヒダリメ…。はじめて人間と同じように扱ってもらえて嬉しかったんだね。
カーテンコールの拍手
拍手を教える時の、背筋が伸びてまっすぐ前を向いて拍手をする感じ、好きです。紳士。
ミナモは演劇に関することを本当に何も知らなくて、誰かに聴いてもらう体験をしたことなかったんだなあ…と切なくなりつつ。
この場で初めて、ミナモが自分の歌をお客さんに聴いてもらえたこと、
そして初めてのお客さんであるヒダリメも初めて「記録用ドローン」ではなく「観客」になれたということ
という、この……この……。エモい…。
エモいという言葉で片付けたくないけどエモいしか言えない。
おじぎ
お辞儀を促すヒダリメ
無言で手を差し出しお辞儀を促す時の、手と腰の角度が…良い……!!良い…!
「やってみて」って感じの、良い顔する……
「上出来だね」の言い方、先生みたいで好きです。
劇場や演劇のことは何も知らないミナモに対して、ちょっと先生っぽく、でも優しくふわっと接するヒダリメとても愛しいです。
そしてヒダリメの拍手は「パンパン」ではなく「ぽんぽん」というか、ちょっと空気を含んでいて手のひらの中で反響するような、優しい拍手。感謝を伝えたい相手を優しく包み込むような、そんな拍手。
クラップ
「静寂の暗闇に一つずつ星を並べるみたいなクラップ」
メルヘン…素敵すぎる……。
ミナモがクラップして、2人で手から弾け飛んだ星を目で追うのが素敵すぎる。とってもかわいい。ヒダリメのクラップは、ぽんと拍手した後に星を空に送り出してあげる感じでいとしい。
かもめ
「俺の写真フォルダ!」
「センスあるでしょ!」
嬉しそうすぎるし、サラッと「俺」って言ってるの、心の開き方がすごくて好き。
写真フォルダを拾い上げた時に表紙の埃を払っていたから、取り出すの本当にひさしぶりだったんだろうな…。
映像を録画してるはずなのに残るものは写真なんだな…!映像と音は残らないのかな。
「鳩でしょ、それは」
言い方が優しくて、相手をあやすような言い方がとても好きです。まさかここでクルックーが活きるとは。
あと話してる時に手すりを後手でがっちり掴んでるヒダリメ好きです
フジワラさんとミズハシさん
「ああ、この席ね」って走っていって、座席ぽんぽんするヒダリメ良すぎる。
ぽんぽんの動きが大きくて芝居っぽい。ところどころ芝居っぽいけど、それが機械っぽさが出てて好きです。
「ミズハシさんだねえ」の言い方す~ごい好きです。「だねえ」の抑揚。音が深く潜っていくような。思い出を噛み締めてる感じがして好き。
ミズハシさんの座席に座ってハムスターみたいなお口しながらちょっとフリーズして、上着をぼふぼふし始めるの、撮っていた映像を思い出して(脳内で再生して?)ミズハシさんの真似をしているのかな?
そしてふたりが近づいていくの、とっても可愛い!この時くるっと回りながら椅子に座るのとっても好きです。
引きの映像でミナモとヒダリメが近づきあっていくの本当にかわいいなあ。
ミナモに「その後どうなったの?」と聞かれて
「わかんないな俺には」と答えるヒダリメ。
聞かれる前から「その後は?」と聞かれるのを分かっていたのか、ちょっと表情が暗くなっていたのが良かった。
「わかんないな、俺には」と言った時の、このちょっと自嘲が混ざった笑い方。
「俺はこの場所のことしか知らないから…」
寂しそう。でも、劇場を見上げながらこの言葉を発するヒダリメは、この劇場のドローンであることに誇りを持っているようにも見える。
え~~好きです……。
ミズハシさんの拍手を思い出して自分でやってみるヒダリメ、拍手の音がひらぺったくて、たどたどしくて愛おしい。
ヒダリメとミナモが一緒にミズハシさんの拍手するのいとおしい。ずっと見ていたいこの2人。
誰!
お姉ちゃん(オドリバ)が戻ってきて、「誰!」ってシュッと座席に隠れるヒダリメ、とってもかわいい。
最近ずっと人がいなかったんだなこの劇場……と思わせる動き。
そしてお姉ちゃんうたがうまい。
ミナモにつられて(ミナモのほうを見て)一緒に拍手するヒダリメ、いとおしいです。
劇場に関することは何でも知っているけれど、人との関わり方はあまり知らないようで。ミナモを見て学んで動いてる感じがなんか好き。
お姉ちゃんにびしっとお辞儀するヒダリメ礼儀正しくて好きです。そういうところが機械っぽい。
静寂に歌う
オドリバが静寂に向かって歌うのが好きな理由なるほど…。
この景色ぜーんぶあたしのもの、って良いな~。あたしの歌に景色が映えるって素敵。パワフルね、オドリバ。
突然鳩サブレに話を戻すのいとおしいね。
長女シーナ…!その衣装めっちゃ似合う…!
かもめ
かもめの衣装だ…!って感動するヒダリメ~;;
ヒダリメが感動する描写いとしい。
ミナモに「またあたしたちの歌見つめてくれる?」って言われて、すごい優しい笑顔で「うん」って頷くヒダリメ…。
からの「じゃあ、音色をこの目に焼き付けて、写真フォルダに保存するよ」
良いセリフすぎない…!?歌詞かよ
長女に「ヒダリメってもしかして、ドローン!?」と言われた時はとても不安そうな顔をするヒダリメ。切ない。いままでどんな気持ちでドローンとして生きてきたんだろう。観客として生きる人間たちを見て、観劇の後に劇場の外に出る人間たちを見て、羨ましいって思っていたのかな。
そしてその続きでシーナに「ちょっとw 配信辞めてよ~バズっちゃうから~~」と言われて、「杞憂だったな」って感じで「はい…(苦笑)」って返すの本当に好き。
ミナモに「聞こえてる?」って聞かれて「聞こえてるよ」って返すのがとっても優しい言い方で、ヒダリメってやつはほんと…。
カメラワーク
そういえばカメラワークがずっと上手…!え、これ生配信だったのかな?
カメラワークすごい上手なのにカメラ一台も映ってない、すごい。どういうこと。
CALL
一人称視点!すてき…!
あ、これヒダリメ視点か…!!!!そうだよね「見つめてるよ」ってさっき言ってたもん。良すぎる。
でもこの一人称で「ヒダリメって本当にドローンなんだ…」って一瞬切なくなりました(なんで?)
え~~これ達成さん歌うのかな?
パンフレットにはステージに上がってる写真あっt
いやまって「一緒に歌お」って言われて歌 めっちゃ歌うやん!
あ~~スタンドマイクで歌うやん…!!!!!!え~~~ありがとう!!!!!!
いや歌うま めっちゃ歌うやん
いやめっちゃ知ってるやんこの歌
ちょっとおもろいな
ストーーーーップ!!!ストップストップ!(本当にまた止めた)
歌がうまい! それはそう
ちがう、まって、運動神経の良い達成さん初めて見た
いや運動神経がすごい良い事はもちろん知っているんですけど、いままで見た事あったの有馬公生と外川だけだったから……外川の階段抱きとめとか居酒屋ダッシュとか全然運動神経よかったけど…けど!
ちゃんとダンスしてるの初めて見た…!!!!!
片手ついてヒョイってするやつを軽々とやってのけるの、カッコ良すぎる
そして重力を感じさせない動き…そうね、あなたドローンだもの
は~~びっくりした びっくりはしてないです
突然の「善」を目の当たりにしてキャパオーバーしただけです
(円盤再生)
長女の謎の動きにちょっと引いてるヒダリメ、かわいい
間奏でプロペラみたいに手を広げて踊るの、ドローンっぽくてかわいい…!
そしてステップが軽やかでかっこいい。ちょっと跳ぶところのジャンプ力がすごい。軽やかにめっちゃ跳ぶ。重力って知ってる?
ドローンだからこんな軽やかなのかな、達成さんが普通に踊ったらこんな感じになるものなのかな。
(有馬公生の青春ジャンプ、全然跳ばないやんって思ってたけど有馬公生だからわざと跳んでなかったのかーーー!)
ダンスの端々から2.5次元の華を感じる。
え~~~やだやだこんなカッコいいダンス見られるなんて聞いてない。さっきまで人間一年生ドローンだったじゃん…!!!ちょっと…!!!
あと両手をあげてぴしっとするところ、バク転するのかと思った…!笑
まってこの曲あんまりミュージカルぽくないというか、J-POP感が強くてなんかライブを見ている気持ちに…いやこれライブだから合ってる、合ってるけど!
なん なんかちょっと恥ずかしい……(あれ?)
ソロコンでこれ歌ってほしいな……
いや~~~サビ……!うますぎる……!!
このキーの歌声、パワフルで透き通っててすごい好きです……!!
声デカ~~~~~~~~
「この拍手を送るよ」で客席映すの…良……
おじぎをして、退場してる途中で音楽が鳴って「あれ?」って振り返って戻っていくのとても可愛かった。
そして退場の後ろ姿まで楽しそうで可愛かった。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・
はあ!終わった……!
これ書きながら見たらすごい時間かかった…!
見た後に考えたこと
3姉妹のグラデーション
長女シーナがストゼロ持ってたりメルカリの話したり、いちばん荒廃する前(?)の現実世界を知っている感じ。
次女オドリバは、「かもめ」を知らなかったり、シーナより知らないことが多そう。
末っ子ミナモは演劇も観客も拍手も知らない。この世界が変わってしまう前のことを何も知らないような。
この3人のちょっとした会話が世界が徐々に変わってしまったことを伺わせるの、とても上手だなと思いました
ヒダリメ
ドローンだけど、誰よりも人の心がある感じ。
ドローンは機械で無機物。冷たくて固いもののはずなのに、ヒダリメは話し方がふわふわ優しくて物腰柔らかで誰よりも人の心の優しい部分を知っているよう。
長い間劇場で演劇と観客を記録し続けてきたから、あたたかな心の持ち主なのかな。
劇場に集う人は、みんな演劇に心を動かされ、やさしい気持ちになっている人しかいないもんね。
そして「ヒダリメ」という名前。「ミギメ」も居たのかな?
ヒダリメが劇場の左側を、ミギメが劇場の右側を撮影するようのドローンだったりして。
実は相棒のドローンがいたけど、そっちはもう壊れちゃって動かなくてヒダリメはひとりぼっちで劇場にずっと居たとかだったらどうしよう。
ヒダリメとミナモ
ドローンだけど、劇場と演劇に詳しい、でも劇場の中のことしか知らないヒダリメ。
人間だけど、演劇も観客も知らないミナモ。
歌声を見つめることしかできなかったヒダリメ。
歌声を誰かに届けたことがなかったミナモ。
ふたりが出会ったことで
はじめて観客になれたヒダリメ。
はじめて観客に歌を聴いてもらえたミナモ。
良~~~~~~~~~……!
そして最後にはお姉ちゃんズとバンドメンバーも一緒になって歌って踊るのが最高でした。ヒダリメもバンドメンバーになって劇場とびだせたらいいね。
最初はただ歌声を見つめるだけのドローンだったヒダリメが、感謝を伝える観客になり、最後は歌声を届ける側になったのとても良かったです。
クラップと拍手
ヒダリメの言う「拍手」とミナモの言う「クラップ」
ミナモはなぜ「拍手」を知らなかったんだろうと思ったけど、言われてみれば「クラップ」って音楽に乗る時とか盛り上げるときとか、誰かのためにではなく自分のためにするものか…!
対象に「拍手」は誰かのためを想って、劇中の言葉を借りるなら「感謝を伝えたくて」するものか…そっか…。
「この拍手を送るよ」の歌詞のところで誰も座っていない客席が映っているのが印象的でした。
今度劇場で観劇した時はステージに感謝が届くように気持ちを込めて、あたたかな拍手を送りたいなと思いました。
さいごに
え~んこんなに素敵な内容だと思ってなかった…
そしてこんなにヒダリメが良いキャラなんて……円盤買ってよかった…見られてよかった……。ヒダリメ本当に好きなんですけどどうしたら良いの
あと「好きな俳優が無機物を演じる」パターンは初めて体験したんですけど新たな扉が開くかと思いましたね。
ちょっとこれは何回も見返しちゃうなあ。
「CALL」とってもすてきなミュージカルでした。
2年前のシアタークリエに、あたたかな拍手を。