20221001マチネ
○花婿の家
花婿の母の「どうして?」と「ごめんね」の言い方が観るたびに違ってすごい。今日は激しめのどうして・ごめんねだった気がする
「孫が6人もいると嬉しいねぇ」がいつも急だなと思っていたんだけど、あれはナイフを渡してほしくて手を差し出した息子の気を逸らそうとしているのかな?と今日初めて思った
「最初の子は母さんのために?」の花婿の切ない表情…
あと「ずいぶん大きくなったんだねぇ」の母親が好き。子供に戻ったみたいで…なんか寂しそう
そして今日は村の女が元気いっぱい陽気ハッピーフルスロットルで最高だった!
いつでも最高なんだけど、今日はさらに楽しそうにお話ししてた!大好きー!
○レオナルドの家
妻の子守唄「川に降りて水の中」から声量が爆音になるの毎回びっくりするしゾッとする(好き)
レオナルドと妻との会話、先週末はレオナルドの優しい夫・パパの顔を見られた〜やった〜!と思ったんだけど、今日はより男らしく荒々しくなってるのを感じた。声が低く深くなってて怖かっ…怖いというより男らしかった…!
「いいや、そんなに乗ってない」の嘘ついてる感がすごかった…心を閉ざし、無理やり平静を保ってる感じがした
水を飲んだ後にタオルで口元を拭うレオナルド可愛かったです。しっかり目に拭ってました。
全体的に尖ってるレオナルドだったけど、妻に「泣くのか?」って言う時だけちょっと優しかった……
あと女の子が入ってきてから椅子を蹴るまでの間のお口ワナワナが少なめだった気がする
○花嫁の家
今日の花婿が持ってる荷物すごく重そうだった気がする!(持ちにくかったのかな?笑)
母親が「本当かね!」とキリッとした顔で花嫁を顎クイするのかっこいいよね
花嫁に荷物渡して「えへへあはは」ってなるところ、いつも花婿が黒っぽい丸いお菓子の包みを持ってる気がしたけど今日は白いお菓子だった〜
花嫁の「その舌、引っこ抜いてやる」って、言葉として強すぎるなぁと思っていたけど、ただ「黙ってほしい」という意味だけじゃなく、
「自分に都合の悪いことを未来永劫言えぬようにしてやる」みたいな、ほぼ呪いの言葉なのかなと思った。怖。ホラー。
花嫁が壁(窓?)をドォンして暗転するあたりで、女中さんが腰に手を当てながら「これからどうしたもんかね……」って感じで呆れてる?困ってる?のが好きです
○婚礼の準備
婚礼のおめかしの準備をする花嫁と女中、いつもに増して仲良し度が増してて最高だったー!女中さんの花嫁の可愛がり度が増してて楽しそうだった…
女中さんの「婚礼の朝がやってくる」のダンスが可愛くて本当に大好きBIG LOVE
何度見ても「あんたかい!」「俺だ、おはよう」が最高。「俺だ(キメ)おはよう(じっとり)」が良い
先週見た時の「俺だ!」の爽やかさは今日はなかった。どちらかといえば大人の余裕
花嫁が出てきた瞬間揺れ動くレオナルド…もう彼の心を動かせる人は花嫁しかいない
レオナルドの「夜ごとお前を眠らせない」が「俺とお前を眠らせない」に聞こえたけど気のせいかもしれない。今日はちょいちょい危ういセリフがあった気がする(てにをはが違うとかけど全然違和感なくてリカバリー力の凄さを垣間見た
「結婚してから俺は昼も夜も…」のレオナルドの揺れる声が切ない。公演を重ねるたびにここが切なくなっていく気がする
どんどん1公演の間のレオナルドの感情の振り幅が大きくなっていく気がする
レオナルドの「これだけは言わせてくれ」でポンポコ楽しげな音楽が鳴るの好きです
○婚礼
「教会の鐘打ち鳴らせ」の時にレオナルドだけが光の当たっていない影で座っているの切ない…そして花嫁が出てきて思わず立ち上がってしまうレオナルド好きです
花婿と花嫁が話しているところ、前観た時は「レオナルドめっちゃ睨んでる…!視線が鋭い…!」って思った気がしたけど、最近はもう目をうるうるさせていて今にも泣きそう。どんどん可哀想可愛くなるじゃん…切ない…。捨てられた子犬のような顔。まあそうだよね実際花嫁に捨てられてるよね
そして明らかに教会に向かう手筈なのに、妻に対して「どこへ?」とか言ってるの本当に妻に突っかかりたくて仕方ないんだなレオナルドは…という気持ちです。
楽しげな婚礼のパーティーが始まった後、花婿とレオナルドの妻が話をするシーン
レオナルドが、最初は2人が会話してる方を見ているんだけど、だんだん機嫌が悪くなって、目をかっぴらいたまま地面を舐め回すように首をかしげて正面に向き直る(地面は見たまま)のが怖すぎて「ヒィッ」って声出そうになった
なんちゅう目をしとるんや
睨んでいるとはまた違う、頭に血が昇って一点を見つめている感じ
レオナルドがいなくなって、妻が「うちの人見なかった?」と探し回っているところ
馬もいないと聞いて花婿が「きっと駆け回っているんですよ」って言ってるのめっちゃ好き。雑すぎ。花婿とレオナルド一回も会ったことない認識でいるんだけど(私が)、それでもレオナルド=馬のイメージなの本当にすごいな。もしかしてここらへんで1番の馬の乗り手なのかな。そんなに有名なら夜中の逢引絶対バレるやろ。
花婿の「もう終わりにしてほしいよ」の言い方がキツくてびっくりした!!花婿、最初は遠慮深くて優しいイメージが強かったけど、最近は強さも見える。
花嫁居ないってなるところで女中さんが慌てて通りかかって、お辞儀で誤魔化すところが好きです。
何度聞いても「馬はここだ!」いい声すぎる
全てセリフが終わった後、馬の鳴き声で妻が顔を上げるのが好き。妻にとって「馬の鳴き声=レオナルド」なんだね…………。
○2幕
樵ズがずっと安定ですごい。
今日は月の登場で拍手あったね!千秋楽は大きな拍手したいなぁ。あそこで拍手するの割と勇気いるよね……笑
乞食ほんとうにずっと可愛いな。両手バンザイで走りがちなのかわいい。
そういえば前方の端の席で観た時に、月の後ろで時計の針を務める乞食がとても楽しそうなのがちょっと見えました。膝でリズム取りながらチクタクしてた。かわいかった。
何度見ても花婿の走るスピードが速くてびっくりする。あと若者のファッションが急に現代すぎる。髪下ろしてるからかな?
こんな時でも乞食にぶつかって「どうした?」って声かける花婿優しいなぁ。根がいい人。
○花婿とレオナルド
2人が後光差した状態でゆっくり現れるの何度でも好き。やっぱりレオナルドはどんどん細くなっている気がする…そういえばバッテンのハーネスもちょっと緩くなっていた気がする。
花嫁の「歯でもいい、手でもいい」って右手を横にバン!と伸ばすあたりで鳴る音がばっちりハマっててかっこよかったー!今日全部音バチバチにハマってて最高だった。
花嫁とレオナルドがおでこをこっつんこするところ、今まで観た中でダントツで距離が近かった気がする。今にも2人がひとつになって溶け合わさるんじゃないかと思わせるくらい濃密で、お互いがお互いを愛おしく思っているのを感じた。
「この土地のせいだ」とレオナルドが言う時に地面の土をちょっと握るのが好き。そして「甘い匂いのせいなんだ」の声が好き。震えてるようで口説いているようで…。(?)
腰と尻溶け合わすとこいつから2人ともしゃがむようになったんだろう…最初からこうだったっけ……
2人でしゃがんでちんまりしているほうが「ふたりだけの世界」って感じがして好きです
順序わかんなくなっちゃった……
花嫁が立っていて、レオナルドがしゃがんで花嫁の肩に一生懸命つかまっているところ大好きです
レオナルドが全力で甘えてる感じがして好き。普段はレオナルドが上から花嫁を見下げるけど(物理)、このシーンでは逆転してレオナルドが上目遣いになるのが好きです。
レオナルドが「先に行け」って言ってるあたりの表情が、前は闘志を感じた気がしたけど
今日は(最近は)花嫁と結ばれない未来、自分が死んでしまう未来を悟っているような子犬みたいな表情だった…。
悲しそうでもブルブル怯えているわけでもない。でも花嫁と添い遂げられない恐怖を感じながら、訪れることのない幸せな未来を描きながら、希望と絶望を同時に見ている目をしていました。
決闘は今日もすごかった。
特にすごいなと思ったのは、(いつもだけど)花婿がレオナルドを蹴った時の、レオナルドの動き。マジで蹴られてそうすぎてすごい。身体能力カンストしてるのかな…。
レオナルドが花婿を刺した時に自分の左手を見るのがすごい…今日初めて気づいた…(フォロワーさんのツイートで知りましたありがとうございます)
手を汚してしまったと我に返っているのか、手についた血を見ているのか……。人を刺すことに対して何かしらの想いを抱えているレオナルド、とても人間。花婿なんてもうねガンギマリですから。
先週末観た時に背中のマイクがシャツ越しにボコッとしてて、「ゴロゴロしたら痛いじゃん!」と本気で心配してしまった。日によって目立つ日と目立たない日がある気がする。今日はそんなに目立っていなかったような…。
マイクって!いつまでもあのサイズあの厚みなのかな!?そろそろ小さく薄くなってもいいんじゃないかな!?豆サイズのイヤホンがある時代ぞ!と思いました
○糸玉
糸玉の歌、なんか好きで口ずさんでしまう。少女2人とも歌がうまい…。このシーン何度見てもわかんないな…。乞食がことの顛末を説明していることはわかる。もう明日で観るの最後だけどわからないまま終わります。それでもいい、そういう作品だから。
黄金の花ってなんだろう?マリーゴールド?
ちなみにマリーゴールドの花言葉は「絶望」「嫉妬」「悲しみ」だそうです
○女のシーン
村の女が必死に慰めているけど母には全く響かず……何ならさらに力強く吹っ切れてしまった母、すごい。頼れる人がいない時人は強くなるんだな。
そして血まみれで入ってくる花嫁の、唇の色の無くなり方すごいな。あと血が染みた服がリアルよね…血の色…
花嫁の「滔々と流れる黒い川」の言い方が最初からずっと好き。なんか…何かが好き…。
1幕の終わりは皆各々心が揺らいでいる状態で終わっているのに対して、2幕は凛々しく立って終わっているのがかっこいいな…と思いました
思いましたというか毎回なる
カテコで、ズボンの後ろに(腰の辺り)(ベルトのとこ)にシャツがちょっと挟まってたレオナルド。やっぱり痩せて余ってるのかな…と思いました。
ついに東京千秋楽だ…
誰一人欠けることなくここまで来れるのすごいなぁ、舞台上であんなに熱く喋りまくって動きまくってるのに…
今日も良い観劇でした。
最後まで怪我なく健やかに駆け抜けられますように!