ででの日記

好きな話は何度したっていいもんね

青春を駆け抜け、オタクの階段を駆け上り、俳優・木村達成に転げ落ちた2ヶ月間

 

ミュージカル「四月は君の嘘」の幕が上がってからの約2ヶ月間

青春の日々を駆け抜け、

オタクとしてのステップアップを成し遂げ、

気がつけば俳優・木村達成を大好きになっていました(敬意を込めつつ敬称略で失礼します)

 

たった2ヶ月でこんなことになるなんて思ってなかったな。1回観に行って「良いミュージカルだったな~!」って終わる予定だったのに。Twitterアカウントを作るなんて思ってなかったな。

2ヶ月間ずっと「やだも~~こんなつもりじゃ~~」って頭抱えてた。一回の観劇がこんなに人の人生左右するなんて聞いてないです。

 

せっかくだからこの駆け抜けた日々と、俳優・木村達成に転げ落ちていった日々のことを書いておこうかなと思いました

なので今回は自分の記録用、日記です

(※本当に長くなってしまって自分で引いちゃった)

 

 

オタクの階段を駆け上がった日々

今までそこまでオタクじゃなかったのにな

私のツイートを見たことがある方は「この人ミュージカルのオタクなのかな」「遠征バンバンするタイプなんだな」と思った方がいるかもですが、どちらもそんなことはなく。

 

ミュージカルや舞台は、好きな役者さんが出ていてかつ好きそうな演目だったら1回観に行く程度。多くてもダブルキャスト両方観に行って、ひとつの演目2回とかで、遠征もほとんどしたことありませんでした。

オタクになったのこの3.4……5年くらい…?(意外と経ってた)

 

並べたら思わぬ事実が浮かび上がった推し遍歴

パッと見た時に薄くて可愛い感じの人を好きになりがちです。小池徹平とか神木隆之介とか…中村倫也とか坂口健太郎とか岡田将生とか……。そして1番最初に好き!ってなった俳優は、たぶん小池徹平……!

なんとなく好きな役者さんはドラマ見たり映画見に行ったり…気になる人がいたら見る、見逃したら「まあいっか」と流すタイプでした。

舞台は「特別なお出かけ」「一大イベント」の位置づけ。

 

推しと呼べるほどだったかは分からないけど、きちんと追っていたかな~と思う俳優の遍歴はこんな感じです↓

 

小池徹平柿澤勇人菅田将暉山田孝之木村達成(New!)

 

ねえ

どんどん顔濃くなる 

そんな……

 

山田孝之木村達成どちらが顔濃いかはベクトルが違いすぎるため不問とします)

 

 

小池徹平は何がきっかけで好きになったんだろう……

好きになったきっかけは覚えてないけれど、彼がきっかけでデスノートのミュージカルを観に行って、それが初めて自分の意志でチケットを取った舞台でした。ありがとう。

 

そこでワイルドホーンの音楽を知り、唯月ふうかちゃんを知りました。舞台を見に行くことへのハードルがなくなり観劇の楽しさを知ることができたのは彼のおかげです。

ありがとう小池徹平

 

そこらを境に、彼が出る映像作品のテーマが「不倫」か「離婚」か「裸のやつ」ばかりになり少し疎遠になってしまいました。ごめんね

舞台に立つ彼はとてもかわいく、歌声が伸びやかで大好きです。声が良い人っていいよね。彼の出る舞台はデスミュがいちばん好きだけど、それ以外だと1789が好きです。

推し映像作品は「医龍」と「KIDS」と「シバトラ」と「ボーダーライン」です。

 

 

かっきーはデスミュで知りました。

歌声が好き!かっきーの舞台は気になったものがあったら、たまに観に行ってました。デスミュを観た後どうやって観る舞台の幅を広げれば良いのか分からなくて、とりあえずデスミュ出演者の舞台を観に行ってました。

彼が出ていた作品では「愛と哀しみのシャーロック・ホームズ」が好きです(歌わんやつやん)

「ミュージカル俳優が映像作品に出ると癖が強いか犯人かの2択」ということは彼が教えてくれました。(※このイメージは後にきちんと払拭されました、よかったよかった)

 

 

うっかりセットで書いちゃった

私は「dele」という深夜ドラマが大好きで、もうこんなに好きになる作品ないってくらい好きでした。今でも好きです。どれくらい好きかというと、音声もしくは本編映像でイントロクイズできるくらい好きです。うわ、改めて文字に起こすとそれはちょっと怖いな……。本当にできるんだけど……。

ちゃんとTwitterするきっかけになった作品であり、私をオタクにした作品です。

この作品で「ドラマの円盤を買う」体験をして、好きなものにお金をかけることへのハードルが下がりました。(Blu-rayボックス3万円だったため)(ドラマの円盤って高いよね)

 

この2人は、好きだからというよりdele以降放っておけなくなった、に近いかもしれません。

 

菅田くんはデカい作品(デカい作品)に出続けているため比較的追いやすかったです。テレビつけてると気づいたらおる。そして出てる作品がそこまでタイプじゃないことも多い。(ごめんなさい)

菅田くんの推し作品は「生きてるだけで、愛」と「アルキメデスの大戦」です。

 

山田孝之はちょうどdeleの放送以降、舞台挨拶などがたくさんあって割と行っていました。deleのキャラが好きすぎて幻影を追い求めていたのかもしれません。

 

なんでしょうね、地獄みたいなドキュメンタリー映画のお渡し会に行ったり。

15分×9本という修行みたいな構成の短編映画の舞台挨拶に行ったり。

「シアターギルド」という、どうやって採算を取っているのか謎すぎる映画館に足を運んでみたり。TheaterGuild® | シアターギルド®

足利でルーズソックス女子高生の格好してエキストラ参加したり。

新しい体験をさせてくれた役者です。この時期は自分がちょうど大学生で時間があったので色々行けてラッキーでした。

 

ちなみにルーズソックスはドンキで買えます

 

山田孝之が出るミュージカルは「シティ・オブ・エンジェルズ」から毎回行ってました。かっきーとの共演テンション上がりました。内容本当に覚えてないけど……。これ観た山田孝之のオタク、みーんなこのミュージカルの内容と曲を覚えられなくて集団幻覚かと思いました。

カテコ終わりに客降りがあったことは覚えてる。そんな時代があったか。そしてこのミュージカルのコメディ部分とは和解できませんでした。

 

私が愛しているドラマ「dele」の山田孝之は信じられないくらい綺麗な山田孝之だったんです。本当なんです。信じて。

髪がツヤツヤでヒゲもなくて……本当なんです…。ヒゲがなかったんです…。偏屈なプログラマーの役だったんです。嘘みたいな本当の話なんです。

 

deleが終わった後、だんだんヒゲヅラの山田孝之にも慣れてきて、途中からヒゲをかき分けた向こう側を見ることができるようになりました。鍛えられるもんですね。

 

その後は割とずっと小汚い感じだったり、作品のテーマが好みじゃないことが多かったり。deleの次が「ハードコア」でその次が某Netflixオリジナルパンイチおじさん監督ドラマでした。洗礼すぎる。どうしてこんなことに。全然無理。

 

そして最近は彼自身が思ってたんと違う方向に進化を遂げたため、ちょっともういいかな……という感じです。気になる人は「山田孝之 畑」とかで検索してください。

 

推し山田孝之作品は「め組の大吾」と「白夜行」と「電車男」です。

でも1番良質な山田孝之を見られるのはジョージアのCMです。

 

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

 

……いやはや、こんな鮮やかに推しの顔が濃くなっていく事あるんですね。

 

うーん

本当はタイプじゃないはずなのにそれを乗り越えてきた推し

ってマジの推しじゃないですか……?

それを覆すほどの魅力……魔力のようなものを持っている。(私の好きなタイプが変わっただけ説はある)

 

魔力!

 

(達成さんはタイプとか関係なく「美」と「濃い」と「爽やか」と「可愛い」が共存していて全人類を魅了する方だと思います)

 

過去に観た舞台はそこまで多くないんだな

君嘘の感想をいっぱいツイートしてるけど、別にそこまでミュージカルたくさん観てきた訳でもないし、王道をきちんと通ってきたわけでもないから、なんだか申し訳ないきもち。

 

自分の記録用にざざっと。

いままで観た舞台

 

書いてびっくりしたけど偏りすごい…!そして本当に全然そんな行ってなかった。7年間でこれだけだった。バリエーション少ないですね。

でもこうして眺めると好きな俳優の遍歴がなんとなく分かる。

 

ミュージカルを観たきっかけ

エリザベート劇団四季2つは順番はどうだったか忘れちゃったけど、3つとも高校の芸術鑑賞教室で行きました。エリザベートを観て初めて「ミュージカル…好きかも…」と思ったので、団体観劇のチケットをもぎ取った音楽の先生には感謝してもしきれません。

 

私は舞台を見ない家庭で育ったので、芸術鑑賞教室までミュージカルを観たことがなかったし、観に行くという発想もなかったし、あとお金持ちの趣味だと思ってました。芸術鑑賞教室の存在意義がすごい。ありがとう。

ちなみに親は「ミュージカル?一回観たことあるけど突然歌い出すの意味わかんない」と言っていました。あと同じ作品を何度も見る感覚も分からないらしいです、舞台だけでなく映画やドラマも。

オタクでない人からオタクが生まれることもあるんですね。

おもしろいですね、人間。

 

ミュージカルから学んだこと

スパマロットまでは大学生だったのもあり、偶然目に入ってきて偶然気になったものだけ行ってました。ハマったら金銭的に苦しいぞ、という戒め。それゆえまだミュージカルにハマる覚悟ができなかったです。

GHOSTとかレミゼとかジャック・ザ・リッパーとか観たいのいっぱいあった気がするけど、「まあいっか」の気持ちで流したものがたくさんあります。

 

スパマロットは「大学生活これで終わるし、孝之も今後ミュージカル出る予定ないって言ってるし!社会人になったらなかなか観に行けないだろうし!」の気持ちで友人と博多まで遠征しました。あんなにあのミュージカルのお笑いと和解できなかったのに……。でも曲は良かったです。和解できないところはたくさんあったけどね、うん。あと「社会人になったらなかなか観にいけないだろうし!」は全然そんなことなかった。

 

 

山田孝之&賀来賢人ら“福田組”キャストが歌い踊る! ミュージカル『モンティ・パイソンのSPAMALOT』公開ゲネプロ - YouTube

どんどんスタイリッシュになっていく小関くんがいます

シソンヌじろうの歌が上手。賀来賢人も歌が上手。矢本悠馬は可愛さ優勝。

今見返すと山田孝之シュッとしてますね。

 

 

以下、ミュージカルから学んだことです

 

  • ブリリアの3階はこわい

デスミュは高校生の頃からずっと観たくて、再演が同じキャストなことに泣いて喜んでチケットを取ったミュージカル。ワイルドホーンの音楽を知るきっかけでもあり、唯月ふうかちゃんを知るきっかけでもあり、ミュージカルの楽しさを改めて知った舞台です。

高校生の時に見に行きたすぎて(存在を知ったのが初演大千穐楽の次の日だった)、CD買ってずっと聞いてたな…。WOWOWの放送も何度も見て、やっと再演が決まってキャストが同じだったときの感動たるや。

あと再再演では、「キャストが変わると作品が変わる」事も教えてくれたし、噂のブリリアホールに初めて足を踏み入れました。3階席めっちゃ怖かったー!!高いのなんの。あと狭い!

 

 

『デスノート THE MUSICAL』ダイジェスト映像/(2015)Musical DEATH NOTE JAPAN - YouTube

↑ダイジェスト映像の見どころは

・驚異的に私服がダサい月(ライト)と粧裕(さゆ)

・可愛すぎる徹平ちゃんのL

・存在感のありすぎるレム&リューク

・突然始まるテニス

・ライブ衣装がすごい唯月ふうかちゃんのミサ(歌がうまい!)

です。

曲は君嘘よりロックでダークな感じ。

いつかWOWOWで再放送があったらぜひ見てほしいです。

Lの登場シーンが電子レンジみたいで可愛いので。

 

 

  • 韓国ミュージカルはオタクの業を煮詰めがち

フランケンシュタイン」や「笑う男」を観て「オタクの欲望に忠実な作品を観たかったら韓国ミュージカルを観ればいいんだな!!」と学びました。「笑う男」は、なんだろうな…絶望からの光からのTHE・ミュージカルな終わり方。さすが韓国…!

見世物にされるため、口元に常に笑顔に見える傷跡をつけられた主人公、好き〜!!!!私は途中でちょっと飽きるけど(飽きるんかい)、曲が大好きです。

こちらも音楽はワイルドホーン。演出は君嘘の上田一豪さんでした。

 

 

『笑う男 The Eternal Love-永遠の愛-』2022PV【舞台映像Ver.】 - YouTube

曲が好きです。君嘘よりちょっと壮大でドラマチックかも?

君嘘のパンフレットでワイルドホーンが「こんなに長調の曲を書いたのは初めて」と言っていたのも納得。

 

フランケンシュタイン」も韓国で作られた作品なのだそう。劇場出た後「なんかすごいもん見たな……」と頭がぼーっとしたのを覚えています。

男のクソデカ感情とクソデカ感情のぶつかり合い。上演が終わり客電が点いた時「今ここにいる人みんな、このミュージカル観たのか…」と謎に恥ずかしくなりました。

そして劇場出た後に「いや、感情デカすぎん?」と冷静になって、原作はあるのか脚本は誰なのか色々調べました。韓国ミュージカルであることをそこで知り「なるほどね~~!!!!ガッテン!!」になりました。

曲もパワフル。観ているこちらの体力もゴリゴリ削れていきます。あとかっきーの酔っぱらいの演技が異常に上手だった。舞台セットも幻想的で(?)素敵だった!

そろそろ再演するみたいですね。どうしよう達成さん出たら……。

 

と言っていたらフォロワーさんが「達成さん、フランケンシュタイン出たいみたいですよ…!(要約)」と教えてくださいました。その節はありがとうございます!

しかも演じたい役が「加藤和樹さんが演じていたから」アンリなんですね。あらまぁ…。

アンリは上半身裸で「背骨ある?」って感じのすごい動きをしていたのを鮮明に覚えています。タコみたいな。運動神経……!けどもし好きな俳優にアンリを演じられたら、新たな扉が開く気がします。

達成さんはどちらかというとビクター顔な気がします。ビクターは衣装がサーカスっぽいというか、端的に表すならディズニーっぽくてかわいいです。

 

『Frankenstein』2020PV【舞台映像Ver.】 - YouTube

今見返したらアンリ上半身裸どころの騒ぎじゃなかった。びっくりした~

 

  • 自分はワイルドホーンの曲が好きなのかもしれない

そしていくつか作品を観ていく中で「自分めっちゃワイルドホーンの曲好きだな……」と気が付きました。たくさん観てるわけじゃないのに好みを見定めるのが早すぎる。しかし今までCDを買ったミュージカルがデスミュと笑う男だけだったので、たぶんそういうことなんだと思います。

君嘘を観に行こうと思った決定打も「ワイルドホーンの新曲だー!ふうかちゃんだー!」でした。

 

こんな感じだったのに

……長くなっちゃった。

と、まあこんな感じでゆるっと気になったものを見る程度で、ひとつの作品を観に行くのは多くて3回くらいでした。それも「最後だから」と理由をつけて。

 

ミュージカル「四月は君の嘘」を観るまでは。

 

階段ダッシュ、一段とばし

なのに!!

気がつけば東京公演、富山公演、博多公演に行っていた。

こんなにアクティブだったのも初めて。1人で遠征したのも初めて。こんなにたくさん観に行った舞台も初めて。人生で最も勢いのある瞬間、かつ最も青春していた瞬間だった気がします。(そういえば、俳優のファンクラブ入ったのも初めてだ!)

 

こんなに迷いなくチケットを増やしたのは初めてでした。完全に理性を失ってた。でもそれくらいミュージカル「四月は君の嘘」は魅力的で、木村達成という俳優には魔力がありました。こんな素敵な俳優を知らずに生きていたなんて。もったいない。

 

博多行きを決められたのは追加公演のおかげです。ありがとう博多座さん。「え、行きな」と平然と背中を押してくれた友人にも感謝しています。

 

あと初めて「意地でもチケットが欲しい」という気持ちがわかりました。

今まで、自分の手が届く範囲のものを無理なく楽しむ、欲を持ちすぎないスタンスで生きていたので……。だって欲しい物が手に入らなかったら、つらいじゃないですか。

 

ずっとこの信念を曲げずにいたのに。

ついにねじ曲げるパワーを持つ作品・俳優とエンカウントしてしまった。じんせい……。

 

そういうわけなので、これからチケットが手に入らなくて悲しんでいる友人たちにもっと優しくなれます。実際に体験して初めて、人の痛みが分かるようになるものですね。この2ヶ月間で人としても成長した気がします。(それは言い過ぎです)

 

ミュージカル「四月は君の嘘」、どうしてくれる。オタクの階段かなりハイスピードで駆け上がってしまったけれど。

 

たった1回、観に行っただけなのに。

「良いミュージカルだったな~」で終わるはずだったのに。まさかこんな深く広い世界が広がっていたなんて。

 

すごく楽しかったなぁ

 

社会人になって少し金銭的な余裕ができるってすごいことですね。人を変えますね。社会人がこんなに楽しいなんて想像してませんでした。社会人ばんざい。

そしてクレジットカードの引き落とし額が過去最高×2枚で笑ってしまいました。

そりゃそうだろうね。

 

以上、オタクの階段を駆け上がった話というか今までこんなじゃなかったという弁明でした。

 

青春を駆け抜けた日々

瞬発力の東京編

達成公生初日が私にとっての君嘘初日でした。そしてその時に持っていたチケットの総数は1枚。つまり、その日の分しか持っていませんでした。

 

しかし劇場を出て「超良かったな……もう一回観ないとむり」と情緒が決壊し、頑張ってチケットを探しました。(正確にはM1の途中で「は~~絶対チケット増やそ……」と思っていました。)

 

そして次の週末も日生劇場へ。達成公生を選びました。彼の歌声と演技をもう一度観たかった。2度目の達成公生も、息つく間もなく1秒たりとも目が離せなく、魅力的でした。ビジュアルブックはこのタイミングで買いました。そうすると「小関くんの公生も観たいな、来週は達成公生とマチソワできちゃうな」と欲が出た。

 

頑張ってチケットを取り、また次の週末に日生劇場へ。人生ではじめてマチソワしました。Wキャストの尊さに涙を流しながら、円盤発売とCD発売と再演の願いを込めてグッズのポーチとawesome!を買いました。

 

このあたりから君嘘と達成公生への好きが加速しっぱなしでした。

 

この気持ちをどうすることもできず、君嘘を観ていない友人を誘い、頑張ってチケットを取り、達成公生を観劇しました。初見の感想を浴び、命が救われました。「良かった」と言っていました。うれしい。そしてどの本屋に行っても見つけられなかった雑誌「ミュージカル」を劇場で買いました。

 

東京公演は秘伝のタレのようにチケットを継ぎ足し継ぎ足し、気がつけば5月は毎週、日生劇場に足を運んでいました。そして毎週なにかしら劇場の物販(物販?)で買い物をして、ウキウキで帰路についていました。おみやげ買って帰る感覚。気持ちはプチ遠征。遠足。まさか劇場で売っていた物ほとんど全部買うことになるとは。

 

東京千秋楽のチケットは手に入らず観劇は叶いませんでしたが、夢の中にいるような1ヶ月を過ごしました。ちなみに日常生活はままなっていませんでした。

 

観劇って、行くまでのワクワク感とか、観劇後の散歩とか、興奮しすぎて勢い余って断線させたイヤホンとか、買えなかったカヌレとか、演劇だけでなくその前後の出来事もまるっと思い出になるんだなぁと学びました。楽しかったな。そして観劇後に買い替えたイヤホンは1ヶ月でまた断線しました。無念。

 

こんな忙しくなると思ってなかったな。

駆け抜けたーー!!!! 悔いなし!!

そしてまさか地方公演も行くことになるとはこの時は微塵も思っていませんでした。

 

暑すぎた富山編

本当に暑くてどうにかなりそうでしたね

持つべきものはオタクの友達

「地方公演に行ったら終わる」という理性が働いていたため、富山公演はもともと行く予定ではなかったのです。

あまりにも私が毎日Twitterで「四月は君の嘘」「木村達成」「良すぎて無理」「このミュージカルが終わる日が来ることに耐えられない」とツイートするもんだから、

友人(富山住みのジャニオタ)が「え!寺西くん出とるやん!」とチケットを取ってくれて。その後「予定ないからマチソワできるな、どうしよかな」と言っていたから「木村達成はマチネです、助けてください」とひと押ししたらチケット取ってくれました。そんなことあるんだ。まだ観てない舞台マチソワする勇気。本当にありがとう。

 

そして偶然自分の元あった予定がなくなり(ミラクル)、「うわー!行く!一緒に観る!無理!耐えられない!」と情緒が決壊したのでチケットを取りました。その子が観に行かなかったら、遠征に踏み切れませんでした、ありがとう…!

 

味わってしまった地方公演の醍醐味

地方公演の醍醐味を知ってしまった。

地方公演から指揮者が塩田さんになってオケが変わったとか、ケーキの気合が違うとか、全体的に進化を遂げているとか、そんなレポを見ていたら行きたくもなります。

 

本当に全然違くてびっくりしました。オケはテンポよく。演者もノリノリ。柔らかになった達成公生。涙が溢れて止まらない古関公生。歌い方がポップになった生田かをちゃん。自由すぎる水田渡。感情があふれる寺西渡。切なさと元気10割増しな椿ふうかちゃん。そして知らぬ間に増えているフェイク。

 

いや、え〜そんな進化遂げることある…!?混乱。富山公演観たら東京公演の記憶飛んでしまった。

それはそれとして、富山公演25日(土)のマチネ、全然音が聞き取れなくてどうしようかと思いました。暑すぎて耳おかしくなったんかと思った。席の問題だったのかな。ソワレはよく聞こえました。

 

富山公演で一番印象に残っているのは、ケーキシーンでかをちゃんパパに肩パンされた達成公生が水を溢してしまったところ。タイミングを見計らって達成公生がハンカチで床を拭いていたのがツボでした。可愛かった。かをちゃんパパも「いいからいいからw」みたいな感じでツッコんでて和みました。一緒に観た友人(初見)が「あれアドリブなの!?」と驚いていて良かったです。

床拭き始めちゃう公生おもしろ愛おしい……。って思ってたんですけど、TLで「滑っちゃうもんね」という感想を拝見して「舞台役者尊い……」になりました。そっかなるほど、物理的に危ない。解像度が上がる……。ありがとうございます。

 

このあたりから「達成公生が好き」だけでなく「俳優・木村達成が好き」と思い始めていました。 やだも〜(このやだはオタク特有のやだです)

 

おもいで

久しぶりの新幹線も楽しかったし、念願の白えびも食べられたし、ホテルの湯呑でむりやりカフェオレ淹れてカヌレ食べたのも楽しかった。

はじめましてのオーバード・ホール。ピアノの階段が可愛かったです。公演日は音が鳴らない仕様なんですね。

コンビニに売っていた「カウヒー」という200ミリパックの小さいコーヒー牛乳が可愛かったです。初めて見たんですけど、友人いわく「給食に出た」そうです。いいなぁ。ふつうの牛乳も売ってたから、たまごサンドと並べて「たまごサンドとモーモー印の牛乳!」って写真撮ればよかったな。

 

富山のおもいでたち

 

こっちも暑かった!博多編

博多も暑すぎてどうにかなるかと思った。

30秒で遠征を決めることもある 

さすがに何度も観たミュージカルのために博多まで行くのは…行きたいけど達成公生は金曜か日曜1公演だし…厳しいなぁ…と思っていて、富山公演で見納めるつもりでした。本当に行くつもりなかった。

 

追加公演が決まるまでは。

 

追加公演のお知らせが出た瞬間「達成!(!×100)」の勢いでツイートしてしまった。金曜日、マチソワしたら達成公生2回観られるじゃん、そんなことあるんだ。

 

……実はその次の週(平日)に友人とライブに行く予定があり、そこのお泊まりで有給を使う予定でした。しかしこのチャンス……と涙ながらに友人に相談。(さすがに2週連続で有給を取るのは気が引けたため)

友人「行きな!!!!!」からの「はよ追加じゃない方のチケット取り!!!」「はよはよ!!」でした。理解が早い(爆泣)。持つべきものはオタクの友達。

ありがとう友よ……。博多本当に行けてよかったです…。

 

めんどくさがりなのでギリギリまで飛行機を取っておらず、値段の上がり具合に焦ったりもしました。

 

教訓:飛行機は早く取れ

 

ホスピタリティの化身、博多座

はじめましての博多座

来場者限定動画×2にアーカイブ付きライブ配信…幕間にカラフルに色づくキャスト表……君嘘とコラボしたピアノケーキにカヌレ……ホスピタリティ…………。大好きになっちゃった博多座。絶対また行きます。

劇場内でいろいろ売られていて、幕間に探検するの楽しかったです。

 

座席もとても観やすかったです。背もたれが高くて「前の人の頭が気になる!」みたいなストレスが無かったような気がします。音も聞きやすかったです。聞きやすすぎて、2階席で観たからか偶然マチネがそうだったのかは分かりませんが、聞こえなくていい音まで聞こえた。各所でドンガラガッシャン言ってた。

ソワレはドンガラガッシャンしてなかったです!

 

来場者特典動画の内容が本当に良かったので、円盤化の際は特典映像に入れてほしいです。来場者特典という文化…………。みんな見られる世界であって。

 

地方公演の醍醐味Lev2

これは書き始めたら止まらなくなるので控えめにしますが、博多公演すごかったです。観たのは7月1日(金)の達成公生回のみではありますが……。

 

お芝居ってこんなに進化するんだと感動しました。配信があるからか、東京公演の最初みたいな割とシンプルな感じではあったんですけど、全員感情の乗り方がすごくて。特にマチネがすごくて。ソワレの幕間に一緒に見たフォロワーさんと「マチネがすごすぎたのかもしれない……」と言い合っていたくらい。でもソワレの「何を告げればいい」が(私の中の)過去最高を更新しすぎて、マチネの記憶が全て飛びました。

 

1日マチネ公演の記憶をお持ちの方、切実に募集しています。

 

配信もカメラワークに愛があってすごく良かったですよね。細かい表情や仕草がよく見えて泣きました。

博多で観劇後、もつ鍋を食べながら「何を告げればいい」に思いを馳せ、ホテルに帰って1人でアーカイブ配信を見て朝方まで起きていたのは良い思い出です。

「そこの公生、カメラ抜いて欲しかった!」とか「そこは引きの映像も入れて欲しかった!」とかあるけど、カーテンコールもあってエンドロールまであるのは感動しました。愛が深い。

寺西くんも配信に載ってほしかったな…。

なんでなん!!(怒)

なんでなのかは知ってるけど!!!!!!!!!!!

 

全国卒業旅行最後の地、博多で観ることができて本当に良かったです。

 

おもいで

博多ほんとうに楽しかったー!可愛いお団子に念願のもつ鍋。らるきぃのぺぺたまも。そして初アクスタは使い方が分からず微妙な写真に。

一緒に過ごしてくださったフォロワーさんありがとうございました!!

 

そういえばソワレ一緒に観たって書いたけど偶然座席が隣だったんだ。怖。

 

博多のおもいで

 

あと、タグ付きでレポや感想を実況してくださる方々のおかげでなんとか生き延びられました。感謝してもしきれない。あと覚えていられるの本当にすごい。

 

以上、駆け抜けた青春の話でした。

悔いなし!

 

俳優・木村達成に転げ落ちた2ヶ月間

ここからは君嘘を観てからのことをできるだけ時系列に沿って書くつもり。

絶対長くなるだろうな…(※なった)

 

これは奇跡的な偶然で

四月は君の嘘を観劇するまで、木村達成さんの存在を全く知らずに生きていました。悲しいですね。君嘘のチケットを取る時「スパマロットで観たことあるから小関くんの回にしようかな~」と思っていました。

 

初日に達成公生回を観ることになったのは友人のおかげでした。

 

オタクの守備範囲が超絶広い友人(仮に友人Aとします)がいるのですが、

その子に「四月は君の嘘のミュージカル観たいんだよね~行く?」とキャスト表を見せたら「木村達成じゃん!!!!!!」と凄い勢いで。

「……誰? 小関くんの回にするか迷ってるんだけど…」と相談したら

「ハイステの影山だよ!絶対木村達成がいいよ!木村達成の回にしよう!!!!」と木村達成激推しで。何事。

 

私はその友人を100信頼しているので「よっしゃ分かった!」と二つ返事で木村達成回のチケットを取ったのでした。

 

ありがとう友人A。鶴の一声とはまさにこのこと。(違うかも)

「絶対木村達成がいいよ!!!!」がなかったら、私は達成さんを知らずに生きていたかもしれません。命の恩人じゃん。

 

そして観劇前日、また別の友人と遊んでいたのですが

「明日、木村達成って人が出るミュージカル観に行くんだよね」と伝えたら

「まってハイステの円盤持ってる!!めっちゃ好き!!」と円盤を出してきて。そういえばハイステ好きって言ってたなぁ。そのままハイステ鑑賞会をしました。たぶん一番最初の初演のやつ。初期キャストが好きなのだそう。

 

ハイステすごいな…!! めっちゃ人気…!!(それはそう)

その友人のハイステ愛と、キャスト陣がいかに素晴らしいかの解説を聞きながら鑑賞するのはとても楽しかったです。ハイキューの漫画は6巻くらいまで読んだことがあるのですが、本当に全員漫画から飛び出してきたみたい。音楽もイケてて演出も楽しいし、バレーボールも上手で「良いもん見た~!」となりました。バレーボールを舞台で表現したらああなるんだ、面白いなと思いました。今度またじっくり見たいな。

 

ちなみに高校生の時に漫画を読んで「好きだな」と思ったキャラは音駒のセッターです(分かりやすい趣味)

 

こうして図らずも観劇前に俳優・木村達成の予習ができたのでした。

 

たぶんこの時達成さんに抱いた感想は「顔が綺麗」「めっちゃ影山」「脚が長い」「バレーボールする人の脚」「腕が3メートルある」「脚は5メートルある」「声がいい」「顔の作画が二次元なのに演技が三次元」でした。うん、本当の木村達成初見の感想です。

 

そしてこの時カーテンコールを見なかったことが、後に良い仕事をするのです。

 

転げ落ちる日々:君嘘観劇編

一旦初日の感想を。忘れないよ、あの時の気持ち。

 

初日:釘付けのパンフレット

始まる前にパンフレットを購入し、座席でぺらっとめくってまず一言。

「え~~~顔が綺麗!!」

思わず座席で声に出してしまうところだった。ギリ出してないです。

写真で木村達成さんの顔をまじまじと見たのはこれが初めてでした。

こんなに各パーツがくっきりはっきりしていて、笑顔が爽やかな人いるんだ。顔の各パーツの解像度高すぎて4Kじゃん。メガネの存在を顔面のパワーが打ち消してくる。

君嘘のアニメをもちろん全部見ていた友人Aが「有馬公生にしてはイケメンすぎる」とつぶやいていたのが忘れられません。なるほどね。

劇場のブザーが鳴るまでずっとパンフレットを眺めていました。

 

初日:釘付けの1幕

まず手紙を読む登場シーンの声の良さと頭身に驚き。

M1の滑舌の良さと歌の上手さと美しい膝落ちに心打たれ。

暗転後の「痛ぁ~~(;ω;)」からの「ピアノは弾かないスンッ」のギャップに打ちのめされ。

まるで映画のワンシーンのような歌声に心奪われ。

おんぶに動揺し。

「君がわからない」の可愛いさに目を丸め。

不意打ちの部屋着に頭を抱え。

突然イケメンのポテンシャルを持て余す自転車2人乗りに(心の中で)手を叩き喜び。

「Speed Of Sound」落ちサビの伸びやかな歌声にうっとりと目を瞑り。

グランドピアノを弾く小さな背中に釘付けになり。

 

気がつけば1幕が終わっていました。

 

初日:うっとり夢心地な幕間

良すぎる。声が良すぎる。歌がうますぎる。演技がうますぎる。なんだこの人は。

と、混乱しながら慌ててCDを購入。CDは「上演が決まる前に聴いたら観たくなってつらいから」という理由で発売からずっとお預けにしていたのでした。

共に観劇した友人Aとは「イケメンのポテンシャルを持て余しすぎでは」という話をずっとしていました。が、それも若干上の空で、有馬公生の歌声の良さにうっとりとしていたのでした。

 

初日:釘付けの2幕

崩れ落ちる世界に心奪われ。

仲良くケーキを食べる4人の姿に笑みをこぼし。

流れ星をつかまえて青春ジャンプをする輝かしさに目を細め。

タキシード姿の脚の長さに腹を抱えて笑い(そうになり)。

母との別れに涙を流し。

最後の後夜祭に胸を締め付けられ。

星が瞬く最後の夜の空に「時間よ、止まれ」と願い。

「何を告げればいい」に思わず服の裾を握りしめ。

グランドピアノを弾く大きな背中に釘付けになり。

 

気がつけば2幕が終わっていました。

 

初日:衝撃のカーテンコール

夢心地で放心状態のまま、カーテンコールへ。

さぞ落ち着いていて控えめなk…………え~~~~~陽~~~!?!?!?!?!?!?

誰~~~~~~~~~!?

階段の降り方の軽やかさというかそのステップは何~~~~~?

 

初日だから挨拶ある!?嬉しい!(この時は毎公演挨拶があると思ってなかった)

 

開口一番「え、ワイルドホーンじゃん!!」とキャッキャする、さっきまで有馬公生だった人。(※ワイルドホーンが客席で観劇されていたのです)

 

「何を告げればいい」であんなぐずぐずぺしゃんとなっていた人と同じ人?

ほんとうに?

「弾かなきゃ…」とハムスターのように震えていた彼は?さっきまでの小さな背中はどこに?

 

あっ喋り方がとっても元気で可愛いくて、なんていうか普通の人…!そしてどちらかというと……ギャル!(ギャル?)

 

去り際のそのポーズ(2本指を敬礼のようにして、チャッとする)は何!?

(友人Aに確認したところ、2.5次元俳優がよくやるやつなのだそう。ファンサ的な)

 

え~びっっっっくりした~~~~…………。

俳優・木村達成に、有馬公生の面影が全くなかった。陽キャじゃん。

 

………………役者って尊い!!!!!!!!!!!

 

だってもう絶対に役者本人の性格と、役の性格が真逆じゃん…それをこんな…繊細に演じきって……しかも歌がうまくて声も良くて…そんな……役者尊いじゃん……もうやだ…あなたは一体何者なの。

 

はい、ここまでが初日初見の感想です。

劇場で声は出せませんでしたが、心の中はだいたいこんな感じでした。

ハイステのカテコを見なかったことで、劇場で雷打たれたくらいの衝撃を受ける事になってしまった。

 

演技だけで充分に雷打たれてましたけどね。

 

こんなに演技に感動したのは初めてで

よく「演技がうまい」って褒めるじゃないですか。

そして私はずっと「演技がうまい」という言葉を使ったことがなくて。

それは自分が演技をしたことがないから「演技がうまい」というのが、どういうことなのかピンときてなくて、分からなかったからなんですけど。

「この人が演じるこのキャラクター好きだな」と思ったことはあるけど、「演技が上手いってなんだろう」って。

 

でも、ミュージカル「四月は君の嘘」を観て初めて「演技がうまい」ことに感動して、心動かされました。いままで「役者の演技」にこんなに感動したことはありませんでした。

はじめて「もっとこの人の演技を観たい」と思った。

観劇中、こんなに目が離せなかったのも、息をするのも忘れてしまうくらい作品の世界に呑み込まれてしまったのも、初めてだった。

 

ミュージカルを観て「歌が上手だな」と思ったことはあったけど「歌に感情を乗せるのが上手だな」と思ったのは初めてだった。

 

舞台上で「キャラクターが生きている」と思ったのも初めてだった。

キャラクターが歌を歌っているんじゃなくて、そのキャラクターの心情を描いたら自然に歌になったんだと思ったのは初めてでした(…?)

 

舞台だから細かい表情まで分かるわけではないのに、有馬公生の心情がありありと伝わってきて。

舞台だから演技が大きいはずなのに、舞台上に居るのは等身大の高校生で。

そして、木村達成は誰よりも背が高いはずなのに、有馬公生の背中は誰よりも小さくて。

 

「役者が演じているキャラクター」なはずなのに、舞台上に居るのはどこまでもリアルな人間で。それはこの作品の性質でもあるとは思うけど。

でも、有馬公生という1人の人間が、目の前で生きて、もがいて、迷って、苦しんで、笑ってた。木村達成という俳優は人間を演じるのがなんて上手なんだと、胸がいっぱいになってしまった。

 

歌がうまいのはもちろんだけど、歌に感情を乗せる、感情を自然に歌にするのが上手だなぁすごいなぁと感動しました。ミュージカルの歌唱を聴いてこんなにキャラクターの心情が手にとるようにわかったのは初めてでした。

 

「♪僕らの時間」の「もうピアノは弾かない」というワンフレーズが大好きで。

公生が椿に対してムキになっているシーンだけど、歌い方が優しくて。

この後の、下を向いて塞ぎ込んでいる仕草も相まって、

椿に「何回も言ってるのに……」とちょっと呆れてるようにも聞こえるし、

「この話はもうしないでほしいな…」とちょっと落ち込んでいるようにも聞こえるし、

ムキになるんじゃなくて優しく歌うことで、椿に対して「ほら、もうこの話をしても僕には響かないんだから、諦めてよ」と訴える気持ちを抱いているようにも聞こえる。

 

こんなに短いたったワンフレーズにこんな…感情を……やだ…うまい……。

 

「♪映画みたいに」の歌声も好きです。全部好きなのは大前提。

他の曲よりも伸びやかというか、シルクの生地が風に吹かれて てろんと揺れているような、細やかな光沢が上品に反射しているような美しさを感じます(どういう例え?)

 

演出も相まって、公生が見ている世界が色づいた瞬間なんだなと思ったし

公生にとって「まるで映画のワンシーン」という言葉は「美しいものを美しいと感じられて幸せだな」と自分の感性に久しぶりに正直になれて前向きな気持ちから溢れた言葉なんだなと感じました。

なにより、言葉一つ一つを舞台の真ん中にふわっと置いていくような、優しくて丁寧な言葉の発し方で。公生がうっとりと夢見心地でふわふわしている感じ。

公生が「まるで映画のワンシーン」と歌う曲だけど、観ている私達も「映画みたい……」とうっとりしてしまう歌声でした。

 

歌に限らずセリフを言う時もですが、達成さんの抑揚の付け方が良いな…好きだな…と思います。

抑揚に公生の心の揺れ動きを感じました。

あと、こう…ちょっと深く潜った時の声が心地よくて好きです。

歌う時もセリフを話している時も抑揚がついているから、歌とセリフの境目が良い意味でぼんやりしているのかな。

 

あと「え?」とか「うん」とか聞き返したり相槌を打つのがすごく自然で好きです。すごく人間を感じる。生きてる…。

 

舞台だから動きが大きいはずなのにわざとらしくなくて、舞台上にいるのは等身大の人間で「人間を演じるのが上手い……」って感動しました。

例えばピアノの部屋で公生がかをちゃんから楽譜を受け取るシーン。

受け取った後に「ちょっと待ってよ」と かをちゃんを数歩分追いかけるところがドタバタな動きで、公生の運動音痴な感じと困っている感じ、かをちゃんに振り回されている感じが伝わってくる。

そして公式PVでそのシーンを見た時に「劇場で観ても映像で見ても自然な大きさの動きですごいなぁ…」と思いました。

動きが地味で小さめな有馬公生を、舞台という場所で演じるバランスの上手さ…………。

 

床に落ちた眼鏡を拾ってかけたり、ブレザーの裾を握りしめたり。歩く時の歩幅がバラバラだったり、「うん?」となった時に少し顎を上げて伏し目がちになったり。細かい仕草がすごく自然で、有馬公生が生きてるなぁと思いました。

 

そしてM1「♪僕にピアノが聞こえないなら」は公生の心の叫びをモノローグ的な演出で表現しているシーンだと思うんですけど、このシーンの魅せ方がすごい…すごいな…と思って。

 

君嘘のミュージカルは演技の規模感がリアルというか、等身大の人間が舞台の上で生きてて、動きの大きさや派手さもリアル寄りじゃないですか。

 

でもM1はモノローグだから、

歌詞の「過去の栄光が僕を嘲笑う」でリトル公生をバッと大きく振り返って後ずさったり、頭を抱えて膝落ちをしたり、ドラマチックで大きな動きが多くて。

三人称視点ではなく公生の一人称視点の世界を観ている感覚になるというか……。うまく言えないけど、表現方法の違いに「すごすぎ」と思い、胸打たれてしまった。

 

M1の好きなところはありすぎるけど、

「なぜあなたは僕にだけ微笑みこぼさないの」のところで車椅子を見つめた姿勢のまま盆に乗って流されていって、「あなたが消せない」でまたセンターまで歩いて戻ってくるところが特に好きです。ドラマチックすぎる。そしてドラマチックな動きが似合いすぎる。歌詞を身体で表現するのが上手すぎる……。

盆に乗って流されるところはお母さんとの距離が離れていくのを体現しているようだし、センターまで歩いていくところは「あなたが消せない」からもう一度触れたくて、お母さんが居た場所に近づこうと必死に歩いているよう。(そしてたどり着けない)

 

でもその前の間奏で、床にぺしゃんとなったまま、首を横に振り振り迷子になった子供のような表情で退場する車椅子を見つめるところも大好きです。なんて表情をするんだ……。ここ配信で観られてよかった……。

たぶん劇場ではこんな細かい表情まで観えてないはずなんだけど、映像で見た時の表情と劇場で感じ取った公生の心情に齟齬がなくて本当にすごいなと思いました。これはどのシーンでもそうですね。

 

あと「何を告げればいい」の泣きの演技がうますぎて、初日観た時びっくりしました。

「泣きの演技というか泣いてた…?舞台って本当に泣いていいんだ……」という新たな発見でもありました。

 

初日の感動も忘れられないし、観れば観るほど好きになっていく。

 

こんなに「演技が好き」と思ったのは初めてで、どうしたら良いか分からない。

どうしたら良いかわからなくなった結果、これを書いているんだけれど。

 

役者・木村達成の演技が好きです。

 

転げ落ちる日々:そんなことあるんだ編

忘れもしない5月23日。

ちょうど君嘘を4回(達成公生回は3回)ほど観劇し、好きが止まらなくなったタイミングでした。

 

いつものようにすいすい~っとツイッターを見ていたら目に飛び込んできた文字たち

 

「オールドファッションカップケーキ」

「BL」

「ドラマ化決定」

木村達成

 

そして眉毛の凛々しい顔のきれいな男と、

ふんわり優しい雰囲気の男がスイーツを前にしているポスタービジュアル。

 

木村達成って木村達成だよね。いま日生劇場で高校生している彼だよね。

うん、日生劇場で見たことある。ちょっと上目遣いでスプーンに乗せたスイーツをこちらに差し出している、黒いスーツの彼。

 

そしてBLってBLだよね。

 

いやスピード感すご。そんな事ある????

しかもどちらかというと映像より舞台が主戦場の役者で?

配信開始日を見てびっくり仰天。6月13日。

すぐじゃん。スピード感すご。

 

そしてこのスピード感大事にしていきたいなと思いました。楽しすぎる。

 

スピード感を大事にした結果、この一週間後にファンクラブに入会しました。

初めて入りました俳優のファンクラブ。

 

原作も買って読みました。幸せのかたちのひとつを見た。

 

はじめてアクスタなるものを購入しました。ちいちゃくて可愛い。

グッズのチェキがマジのチェキでびっくりしました。地下アイドルオタクをしていた時のチェキ帳がここで役に立つとは。

 

このドラマの演技でさらに役者・木村達成への好きが加速した話はまたいつか……。

 

転げ落ちる日々:その他編

とりあえずやるよね

初日に観劇して、即Twitterインスタを調べて達成さんのアカウントがないことを知り絶望しました。(事務所アカウントを見れば良いことは分かりました!)

でも「今ドキSNSやってないの、古風でいいじゃん……」になりました。チョロい。

 

もしかして

俳優を好きになってまずやること。

それは、Wikipedia等で過去の出演作を調べること。

もしかしたら、過去に出演作を観ているかもしれない。認識していなかっただけかもしれない…!

 

公式サイトを見てもいまいち分からなかったので、今回はWikipediaにお世話になりました。

(達成さんの事務所公式サイトは過去出演作のリストがどんどん消えてしまう仕様、とフォロワーさんに教えていただきました。ありがとうございました! え、困る…!!)

 

ドキドキしながらスマホの画面をスクロール。その結果……

 

なかったーーーーーーーー!

 

本当に1作品も観たことなかったし見たことなかった。そんな…。絶対1回くらい知らぬ間にお目にかかってると思ったのに。(君嘘前日に見たハイステはノーカンとする)

 

でも、ニアピン未満くらいのものはありました。くっ!

 

ナルト」!!!

WOWOWに加入していた時になぜか録画した…!そしてナルト知らなすぎて見る前に録画消した……!!!!なんで録画したんだろう。トランポリンアクションに興味あったからかな。そんな気がする。いらっしゃったのか!!あ~

 

プロデューサーズ」!!

大学生の時、友人が「吉沢亮がミュージカル出るんだって~でもチケットどうやって取るの~チケット取ってよ一緒に行こうよ~」と言ってきた気がする。そして作品について調べ、スタッフ欄を見て「なるほどね」になり「え~吉沢亮出るんだったらチケット争奪戦になりそ~」とはぐらかして終わった気がする。合う合わないってありますからね。

あんな美しい方だったなんて。そしてコメント動画を見てこの作品のコメディーへの向き合い方に涙しました。

 

魔界転生」!!!!

再演に徹平ちゃんが出ていて、天草四郎のビジュアルがとても好きで観に行こうか割と迷ってた…!そして時代劇はちょっとハードルが高いなと思ってやめてしまった。配信も見るか迷って結局見なかった。あぁ……。

初演はほっぺが真っ赤だったんですね、かわいい。そして地毛だったんだ!すごい。

再演はスタイリッシュ又十郎になったんですね。いいな。

 

そして「ジャック・ザ・リッパー」!!!!!!!!!

これ~~~~!知ってるー!

「絶対好きなやつだぁ」って思った記憶、ある。行きたいなって思った記憶、ある。

すごく、ある……! 

 

軽めのアハ体験。

 

ちょうど自分があまり観劇していない時期で、今まで観たことある俳優さんも出てらっしゃらなくて、気になるな~~と思っていたら、公演期間が終わっていた。そっか~~。そっ…………か~~~~~~ぁ~~~~~。

しかも初主演だったんですね……おめでとうございます……(大涙)

 

舞台作品のニアピン未満はそれくらいでした。そっか……。

でも、ロミジュリの超ドピンクのフライヤーとっても見覚えある…!そっか。

 

そして、グランドミュージカルに出演されてるの、本当にここ数年なんですね…!

Wikipedia見ながらずっと「最近じゃん!!!!!!!!!!」って言ってた。すごすぎる。ここ2,3年の彼の仕事量と努力とプレッシャーはどれほどのものだったのかと思うと…。

 

そしてWikipediaの映像作品の欄を見ていたら

半径5メートル」の文字。半径5メートル、見たことある文字列。毎熊克哉が出ていたから録画したような…でも消してしまったような……。(※妖怪シェアハウスの酒天童子が大好きでした)

 

録画リストをガガガーっと遡るとそこには「出張ホスト百人斬り」の文字が。

 

あるやん

 

…………あるやん!!!!!!!!!!!!!!!

 

面倒くさがりの自分に救われることってあるもんですね。全然録画した番組の整理してなかった。

見つけた瞬間取り乱してテレビのリモコン落としてしまった。

そして心の準備をしてから見ようと思っていたら、かなり時間が経ってしまった。

 

見ました…!やっと!

 

思いっきり誤字あるけど見た時感想ツイートしてましたね↓

 

パッとレイジが映った時に抱いた感想「だ、誰…………?」でした。

 

この時点で私が知っている木村達成さんは有馬公生と外川とその他諸々(過去記事に載っていた写真)でしたが、こんなに変わることある…!? 

何がこんなに違うの。外川の就活生時代も若返りがすごいなと思ったけど、レイジはそれだけじゃなく、さらに柔らかい雰囲気。顔もそうだし、話し方も出で立ちも。

前髪があるだけでこんなに違うのかな。前髪で印象がすごく変わるの、タイの俳優と同じメカニズム。眉毛が凛々しい人は隠すか否かで印象が変わりますね。いいな…一粒で二度美味しいじゃん…。

 

ピンクのセットアップを身に纏い、相手をとろんと優しく包みこむように話すレイジ。手をふわっと後ろに組む感じとか、猫背じゃないけど、女の子に視線を合わせるために軽く背を丸める仕草が、とにかく優しくて柔らかくてふわふわしてる。

 

なのにどこか胡散臭いのは何故なのか(ほんとになんで)

 

ふわふわちょっぴり胡散臭い感じだからこそ、さり気なく相手が好きそうな場所をデート場所として提案したり、本棚上段の本を取ってあげたり、所謂「イケメン」な行動がより映えて、「効く」んだろうな……!!!!

 

なんで君は出張ホストしているんだい。というか出張ホストとは。レンタル彼氏ではないのか。もしかして「レンタル彼氏」って商標登録されてるのかな。

(※されてた)

 

そして前半で出番が終わったと思いきや、後半でもう一度出てきて「居たー!!」ってゴリラみたいに手を叩いて喜んでしまった。

去り際がとても善い人で、さすがSSランクの出張ホスト。

え~~こんな優しい姿……ありがとう……。

実はチャラくて嫌な奴でした~って感じかと思いきや、本当に良い人だった。

 

女慣れはしてるけどチャラくない、相手の気持を汲み取り、相手の気持ちを第一に行動するSS出張ホストの演技、良かったです……。

 

舞台男子

「今とインタビューのスタンスが違くておすすめです」とフォロワーさんに教えていただいた「舞台男子」も読みました。

スタンスの違い、そういうことー!笑

こんなにインタビュアーが頑張ってるインタビュー初めて読みました。

おもしろかった…笑

 

ちょうど血の婚礼のインタビューが出回り始めた時にこの本を読みました。

TLが「こんなに日本語がうまくなって…」みたいな「話すの上手になったね…」みたいな感動に包まれていて「なにごと」と思っていたのですが、謎が解けました。成長がすごい。これは感動する。

 

過去のことを全然知らないので何も言えた立場ではありませんが、関わってきた人や彼が生きてきた役からたくさんの言葉をもらってきたんだなぁ…と勝手に感動していました。君嘘以降「カラフル」「色づく」みたいな言葉をよく使ってらっしゃる印象。

 

でもやっぱり言葉の選び方が上手だな、好きだなと思いました。

この記事↓の見出しにもなっている「愛を喜びに変える公生を作れたと思います」という言葉、大好きです。

実際にこのミュージカルを観てから初めて気づく、この言葉の巧さ…。

sumabo.jp

 

初めて見た!俳優の生配信!

はじめて見ました、俳優のファンクラブ配信というものを。

こんな感じ…!?どういう感じ…!?となりました。でも見られてよかったです。

有料コンテンツなので内容について触れるのは控えますが「木村達成が愛されて自由にのびのびできますように」と強く願いました。

 

そして配信チケット買う時に質問もちゃんと書きました。

「きらきら星の長さが日によって違うのはどうしてですか?あのピアノは音のオンオフを切り替えられるんですか?」みたいな感じで。採用されませんでしたが…。

 

言葉を選びながら丁寧に質問に答える姿が魅力的でした。

歌が本当に上手でした。一曲も知らなかったけど…笑

 

もうだめだ

友人に「2.5次元舞台の円盤買い集めなきゃじゃん」と言われた時

「アニメも漫画も全然知らないからそれはしない。そこまで過去を遡ったら収集つかなくなるもん」と言っていました。数週間前に。

 

でも今、手元に

があります。なんでだろう。

 

ドラペダはなぜか新品が半額で売られていました。友人に「絶対買って帰るべき、こんなチャンス2度とない」と背中を押されてしまいました。うん、私もそう思う。

これはゆっくり見ます。

買ってから知ったのですがseason2があるんですね、了解です。

 

ナルトはやっぱりトランポリンアクション見たい!と思って、メイキング付いてるからという理由でどっちも買ってしまった。え、付いてるかな?正直理性を失っていたのであんまり考えずに買いました。もう「この世の木村達成ぜんぶ欲しい」みたいな、山賊の気持ちが勝ってた。

こちらもゆっくり見ます。楽しみ。

 

ナルトのあらすじをオタク守備範囲の広い友人Aに解説してもらい、面白そうだなと思ったので頑張って漫画も読みたいな。

これ原作予習してから見たほうが良いのかな。どうしよう。どうしたらいいですか!?

ノー勉で挑んでいいものですか?

 

達成さんの円盤2つは、中古屋さんで血眼で探して全然見つけられなくて「そうだよね~」と諦めていて。

その折、友人が「あ、小関くんの円盤あるよ」と棚を指差したら、その数センチ横に突然現れました。魔法?

見つけた瞬間本当に変な声出た。不意にエンカウントする好きな俳優ほど、心拍数を上げるものはない。

こちらは意を決することができたら見ます。

達成できるかなの2もどこかにないかな。

 

一日でこれだけ買い物をしてしまったのですが、友人が「どんどん荷物増えていくのおもろいし弱ペダが大きすぎてウケる」と笑っていたので良い日です。

 

そしてCALLは見ました。

すっっっっっっごく好きでした。達成さんの演技、好き…になりました。

コメンタリーはまだ見てないからゆっくり時間の取れる時に見たい。

 

potea.hatenablog.com

 

 

でもCALLの話をする時に「木村達成が○○○○の役でね、名前が○○○○っていうんだけど」と言うと「意味がわからん」と返されるのが難しいところですね。私だって改めて言葉にしたら「なんだそりゃ」てなったもん。見てもらわないと伝わらないパターン…!;;

 

見たいものがたくさんある。彼の演技をもっと見させて。

今欲しいものはロミジュリの円盤とファントムの円盤です。

どうせ買うなら今すぐ買えばいいのかもしれない。そうなのかもしれない。

写真集も欲しい。

あと豆柴と戯れていると噂の動画も見たい。課金しようFODに。

 

人間にこう思ったのは初めてで

実はここまで、使ってそうで一度も使われていない言葉があります。

それは

 

「かっこいい」

 

そう、いままで「可愛い」という言葉はたくさん使ってきましたが「かっこいい」という言葉は使ってきませんでした。なぜかというと、人に対してかっこいいと思ったことがなかったからです。(小泉構文?)

「顔がいい」「イケメン」は思ったことあります。

 

これは言葉の選び方の問題でしかないのですが、「かっこいい」という言葉は私の中で見た目だけでなく、考え方などの内面も含めた、その人に対する「憧れ」に近い言葉として位置づけされている気がします。

その人のすべてがクリティカルヒットして初めて「かっこいい」と言いたくなるというか。

 

どれかの雑誌のインタビューで「有馬公生の気持ちは分からない」というようなことを隠さずに仰っていたり、ワイルドホーンの曲は難しいと率直な気持ちを話されていたり。見栄を張らず、正直な人なのが素敵だなと思いました。

 

ファンクラブインタビューで言っていたお芝居への想いとか、がむしゃらに物事に取り組んでいる感じとか、心配になるくらい熱くて、もっと応援したいと思いました。

 

そして彼のことを調べれば調べるほど陽キャでギャルで……そして演技に対する思いは真っすぐで熱くて……でも陽キャで………でも真摯で……でも陽キャで……どんどん木村達成さんのことが分からなくなりました……。

 

「君がわからない」とはまさにこのこと。

 

でも、舞台や映像の中に居る彼は完全に役を生きていて、なんてかっこいい人なんだろうと思いました。

 

どうか素の彼が壊れることなく、楽しく芝居を続けられますように。

 

タイミングってあるよね

とても個人的な話ですが、今思い返せば、いろいろなことの巡り合せが良かったなぁと思います

 

君嘘が2020年に無事に幕を開けていたら劇場がブリリアで、もしかしたらこの作品の良さが客席まで100%届かなかったかもしれないし(ひどい言い様)

 

デスミュを観てなかったらワイルドホーンを知ることはなかったし唯月ふうかちゃんを知ることはなかったし、たぶん君嘘は観に行ってなかった

(青春恋愛モノ興味ないんだよな〜とか思っててごめんなさい、全然その一言で括れる作品じゃなかった)

 

本来上演されるはずだった2020年、私は大学生で時間はあったけど(就活生ではあった)お金がそんなに無かったから沢山は観に行けなかっただろうし

 

社会人になって遊べる時間は減ったけどお金に余裕ができたことで「限られてる時間の中でできるだけ観に行きたい!」と思えたし、本当に行けた。理性は飛んでた。

 

こんなに観に行く回数を重ねることがなければ、達成さんにこんなハイスピードで転げ落ちていくこともなかったと思います。

劇場から離れてしまえば、後ろ髪を引かれても数日経てば落ち着いてしまいますし。

 

やっぱり何事もタイミングってあるよねと思った2ヶ月間のできごとでした。

 

もっと早く出演作を観ていれば……と思わなくもないけど、今このタイミングでこの作品で彼を知ることができたから、こうして転げ落ちたんだろうなと思います。

 

四月は君の嘘」を観に行ってよかった

友人が木村達成回を激推ししてくれてよかった

 

ミュージカル「四月は君の嘘」本当にありがとう。

キャストが変わっても劇場が変わっても絶対観に行きます。

 

とりあえずCDと円盤と同じキャストで再演ください。

 

これからどうしよう

2ヶ月でいろいろ起こりすぎた。い、忙しかった…!

そして楽しかった!

こんなにたくさんのことがあったんですね。魔力すご……。

そんな急に…?書いてて怖くなった。

 

もしここまで読んでくださった方がいたら、お礼申し上げます。長かったですよね。私もそう思います。本当にすいません。記事分ければよかったですよね。

リアルタイムで書き留めていたわけではなく、突然思い立って一気に思い出して書いたのでところどころ変な部分があるかもしれません。

 

 

とりあえず過去作品をちょっとずつ見たいです

彼の演技をこれからもずっと見ていたい

 

でも舞台って全部の演目が「期間限定」なんですよね。

どうしよう…………。理性…。

公演期間が終わったらもうその役を生きる姿を見られないと思うと、なんとも儚い。

そして7/22の今週の達成のブログで、達成さんから役が抜ける瞬間というか、役が通り過ぎて行く瞬間を目の当たりにして「なんてかっこいいんだ」と思いました。

 

何から見ようかな。ハイステかな。ナルトかな。迷う。

おすすめの順番とかあったりするんだろうか。

 

違う、つぎは血の婚礼だ!楽しみ。

 

そしてこんなに俳優を好きになったことなくて、どうしたら良いか本当に分からないな

 

心の中の有馬公生が「僕はどうしたらいい」って泣いてる

何を告げればいい始まっちゃう

 

助けて………………

 

 

長すぎる日記、おわり。

 

 

ミュージカルクロスロードって何度でも味がする

ミュージカルクロスロードが面白すぎて楽しすぎて感動しすぎて生活と情緒がハチャメチャになっています。毎日クロスロードのことを考えている。考えれば考えるほど深みが増して面白くなっていくミュージカル、それがクロスロード……。

本当は1公演ずつ感想やレポを書きたかったんだけど、書いてる途中に観劇を重ねてしまったので追いつきませんでした。東京公演中盤から大阪公演の間に書きました。まだ木内さんのパガニーニしか観れていないので、この記事の中身はすべてケンティーニを観た感想です。

まだ観たことなかったキャストさんも大好きだった

初めて観たWキャストはこんな感じでした!(敬称略)

アーシャ:有紗

アリーシャの愛称で親しまれている有紗瞳さん。初めて舞台で観ました!スペシャルキュートで元気で可愛かった〜!ふとした時の仕草が上品で、パガニーニと接する時も元気でありながら、どこか気品が漂っていて好きでした。すごくこう、お人形さんみたいだった。驚いた時の仕草や、パガニーニのことを下から覗き込む仕草がとてもとても可愛らしかった印象があります。あと笑顔がかわいい!すてき!お歌が伸びやかでパワフルで大好きです!

アルマンド:畠中洋

畠中さんのアルマンド、初めて観ました!まずビジュアルがイケオジすぎて「がはは」て声出るかとおもった。声優さんなので全然お顔を存じ上げていなかったのでした…。スラッとスーツ?燕尾服?を着こなす姿が素敵。山寺アルマンドとフォルムが違うのでパガニーニと並んだ時の印象が変わるのが好きです。

畠中祐さんのお父様であることは知っていました。一緒に観に行った友達が「畠中パパはラプンツェルなんだよ!最高なの!」と10回くらい力説してました、知らなかった。友人の評に違わず、本当に素敵な声と歌声でした…。畠中祐さんのことを完全に「AD-LIVEでめちゃめちゃ変な格好で出オチしてくる声優」という認識でいたんですが「そのお父様なんだなぁ…」と思っていたので、無事に綺麗な方向に印象が変わってよかったです。

シックで大人なおじさまという印象が強いので、ふとした時に繰り出されるアドリブの面白さと可愛さが際立っていて好きでした。そのギャグを繰り出すポテンシャルをどこに秘めているというのか。ふしぎ。

~分からない言葉を調べようのコーナー~

【しゅせんどう】

守銭奴!!しゅせんど!そもそも聞き間違ってた!なるほど!文字にするとなんとなく分かるぞ。銭を守る奴隷、つまりケチということだな…?調べましょう。

金をため込むことばかりに執心する、けちな人。

-goo辞書

そういうことでした。上演中は話の文脈で何となく分かるけど、聞き馴染みのない言葉だと「?」になりますね。パガニーニ、大金稼いでギャンブル好きだけど守銭奴なんですねぇ…。パガニーニの「家族のために稼ぐ」という意志を感じて好き。守銭奴という言葉だけで、パガニーニのギャンブル好きの原動力がお金の増減のスリルではなく、ゲームそのものの楽しさとか人との会話とかだったのかなと思わせますね。ほんとうはアルマンドとカード当て(あれ何?ポーカーとは違うもの?)ができれば充分だったのかも。

まあ「俺に使う金はあるが他人に使う金はない!」ということなのかもしれないけど!

 

【いたんしんもん】

異端審問!宗教を信じられない者(裏切り者)がとうが問いただすということか…!文字で言われたら、わかる。

 

【きゅうていがくちょう】

さっぱり聞き取れず「なんか偉い人っぽいぞ」というニュアンスしかわからなかった言葉、宮廷楽長でした。宮廷の音楽団の団長、みたいなことらしい。作曲者と指揮者を兼ねてたってWikipediaに書いてあった。激務じゃん。死なないでパガニーニ

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E5%BB%B7%E6%A5%BD%E9%95%B7

好きなシーンだったり考えたことだったり

casa nostalgiaだいすき

一旦懺悔させてほしいんですけど、初見で「母さんノスタルジア」だと思ってました。パンフレットとみんなの感想読んで「Casaか!」とびっくり。はい、懺悔おわり。

この曲が、劇中で音楽的に変化していくところも、所有者が変わるところも大好きです。この曲の登場の順番としては、

①冒頭でひとり座り込んでいるアーシャ

②テレーザの赤ちゃんパガニーニへの子守唄

③テレーザとパガニーニのデュエット

④最後のバトル

の4回が特に印象に残るところだと思うんですけど……天才じゃ~~んもうやめてよ~~。良すぎてまた情緒がおしまいになってしまう。

初見ではまず「アーシャの歌から始まるんだ…」ってにっこりして、テレーザの慈愛1000%のCasa Nostalgiaで泣いて(なおこの時アーシャが歌っていたことに気づいていない)、テレーザとパガニーニのデュエットに泣いて、最期のバトルで「嘘だろ最高かよ勘弁してくれ」ってなるじゃないですか。そして、最後まで観てから「あれ…?アーシャが歌ってた歌ってもしかして…」って気づいて、大泣き。

最初はテレーザがパガニーニを想って歌う、テレーザの曲なのに。パガニーニはテレーザとの別れも経て、最後にアムドゥスキアスとの対決の切り札としてこの曲を歌うんですよ。お母さんの曲を大事に大事に自分のものにして、悪魔と戦う武器にする。大変に愛おしい。なんて親孝行な息子なんだ。

劇中でアーシャが「パガニーニさんよく歌ってたでしょ」的な事を言ってましたが、このセリフも天才ですよね…パガニーニがこの曲をどれだけ大事に思っていて、この曲とお母さんのことが大好きだったか分かるセリフ…。ふとした時に口ずさんでたパガニーニ、なんてかわいいの。見せてそのシーン。

そして最後に、この曲がアーシャのものになっているという。脚本天才すぎる(泣)たすけて(泣)テレーザから息子パガニーニへ、そして友人アーシャへと受け継がれていくCasa Nostalgia……(泣)

この曲の歌詞も大好きで天才。いちばん繰り返し歌われているフレーズは『暗い森の中も恐れずに メロディーだけがみちしるべ』だと思うんですけど、歌うシチュエーションによってこの歌詞の意味が変わってくるのが大好き。

アーシャが冒頭で歌うところは、まずアーシャが暗い街を一人で駆け抜けやっとの思いでパガニーニ邸にたどり着くところじゃないですか。まさに歌詞の通りで、一人で暗い森を駆け抜け、一人ぼっちで亡きパガニーニの存在を追いかけているシチュエーション。アーシャが自分を励ますために歌っているところに泣いてしまう。

テレーザが子守唄として歌う時は、何歳まで生きられるか分からない赤ちゃんパガニーニを想って『暗い森の中も…」って歌うの慈愛に満ちている…。泣いちゃう。

パガニーニとテレーザのデュエットはパガニーニが違う曲をかぶせて、思い出の中のテレーザと会話するような演出になってるのが天才でだいすき。情緒、おしまい。

そして最後!!自信満々のクソデカ大声のパガニーニが、アップテンポに変貌を遂げた『暗い森の中も恐れずに~!』ですよ。何回泣かせるねん。パガニーニが歌ってた歌詞これだったよね…?違ったらごめんなさいね)死をも恐れず堂々とテレーザの曲でアムドゥスキアスに立ち向かうパガニーニ、かっこよかったなぁ(泣)絶対勝ったと思った(泣)

曲調の変化という意味でも、この曲が受け継がれていくという意味でも、歌詞の受け取り方が変わるという意味でも、とても大好きです。Casa Nostalgia…。

名前を呼ぶということ

初めてこの作品を観た時、「全員よく名前を呼ぶなぁ」と感じました。後に朗読劇の名残では?と友達から聞いて大変納得しました。朗読劇ってまだ見たことないけど、確かに名前呼ばないと誰のセリフが誰に向けられたセリフかわからないですもんね。特に印象に残っているのは、エリザが1幕で言う「ニコロぉ♡」でしょうか。ねっとりと艶やかな元榮ちゃんの声で再生されます。好き。

アーシャが放つ「パガニーニさん!」も元気でかわいくて好き。

あとアルマンドの一人称が「アルマンド」なの大好き。

しかし、この作品に出てくる人は名前を呼んでもらえない人ばかりですよね。

ジプシーと呼ばれるアーシャ。

悪魔のヴァイオリニストと呼ばれるパガニーニ

皇帝ナポレオンの妹と呼ばれるエリザ。

名前があるのに名前を呼んでもらえない者同士の特別な絆というか、パガニーニとアーシャにも、パガニーニとエリザにも、違った形の特別な愛情があったんだろうなあと思って、泣いてしまう。

(逆に、アムドゥスキアスはパガニーニのことめっちゃフルネームで呼ぶよね。その姿を見るたびに「パガニーニのオタクだぁ」っておもう。)

そんな登場人物たちだからこそ、名前を呼ぶシーンで心があたたかくなりますね。すき。みんな、パガニーニと出会ったことで、人として当たり前の幸せを手に入れられたように思う。

この作品では名前を呼ぶことがとっても大切な意味を持つんだなと、ふと思ったのでした。

冒頭のアーシャとアルマンド

アーシャ、パガが亡くなってからどれくらい経って屋敷にやってきたんだろう(言ってたっけ?

パガニーニはずっと「〇〇までついてきたのか!」と呆れていましたが、それはつまりアーシャがいつも自力でパガニーニのコンサート会場を調べていたということですよね。

パガニーニが亡くなり演奏会なんぞ開かれなくなった世界で、アーシャは1人取り残され、「パガニーニは亡くなったのかもしれない」という不安を確証に変えるまでどれだけの努力をしたんでしょうね……。(亡くなったことは知ってたのかな?と何回か観劇重ねたら思えてきた)

街の人に聞き周り、たくさんの劇場を渡り歩き、きっとやっとの思いでパガニーニ邸まで辿り着いたんだろうね…。もしかしたら、パガニーニに見つけてほしくて、パガニーニに教わった曲を街中で弾いてみる日もあったかもしれない。

(それこそ路頭に迷ったアーシャをアムちゃんが導いてあげるべきではないですか!?パガニーニラブ同盟として)(?)

何回か観劇してから気づいたけど、アーシャがパガニーニ邸に辿りたくことができた決定打はパガニーニ邸の落書きだったんですね。幕が開いてすぐ「暗闇に浮かび上がる文字が綺麗だなぁバイオリンって書いてあるなぁ」と思ってたけど、アーシャがちゃんと「あっ!!」ってラクガキを確認するんですよね。ラクガキの内容でパガニーニ邸って気づいたんだねアーシャ…皮肉だけど、よかったね……。そんでラクガキされたパガニーニ邸を一人で守り続けているアルマンド〜〜……………。もうだめ。情緒おしまい。

このシーンのひとりでにバイオリンが鳴るところ、最初は「怖いやん」と思ってたけど、アーシャが名乗った(何者か明かした)タイミングで鳴っていることに気づきました。………パガニーニの魂がアーシャの突然の来訪に喜んでいるということですか……………………?泣いちゃう〜むりだよ〜〜薔薇の花と一緒に飾られてるカノン、好き。

命で奏でよ

「命で奏でよ!ニコロパガニーニ!」ってアムドゥスキアスの言葉を聞いた時は「さあ人間よ!私のために命を削れ!!」と高笑いしているように感じますが、

パガニーニが「命で奏でよパガニーニ」と歌った時は、自分を奮い立たせ、死の恐怖に打ち勝つ強い意志を持つ言葉に聞こえる。同じ言葉なのにここまで意味が変わるの大好き。

命で奏でよって命を懸けるってことだと思うんだけど、命を懸ける…賭ける…bet………?もしかしてパガニーニって命を賭けてたんかな…!?え、もしかしてみんな気づいていた……?

パガニーニがアムドゥスキアスと契約を結ぶシーンが大好きなんですが、その時にパガニーニがガッッッッとアムドゥスキアスの手を取りに行っていてとても好き。必死さというか、虜になってしまってそれしか見えない感じというか。ケンティーニから聡明な印象を受ける、と前に書いたけど、なんとなく「この契約を結んだらどういう人生を歩みどう着地するのか」まで予想した上で契約したように見えることもあって。でも立ち行かない音楽人生に自暴自棄になっているようにも見えて。複雑だなぁと思っていたけれど、アムドゥスキアスとの契約に命を賭けていたのだとしたら‥…それは…なんか…めっちゃ…いいな…情熱で生きる男じゃん…。最後のアムドゥスキアスとのバトルも賭けだったし。は〜何度でも味がする。

悪魔と孤独な音楽家

初めて観劇した時は「悪魔と契約してからどんどん孤独になっていった」という印象を受けたのですが、もう一回観劇してあれこれ考えていたら「本当にそうか?」と思い返しました。

テレーザがコスタ先生に教鞭を取ってもらえるようお願いするシーンで、テレーザは「私ではもう息子が凄すぎて追いつきません」のようなことを言っていて、歌手である母親とはもう対等に音楽の話をできないように感じます。

コスタ先生とは対等に音楽の話ができたかもしれないけど、あくまで教え教わる立場であり、腹を割って楽しく話せるかと言われると違う気がする…。音楽を愛し音楽の尊さを初めて教えてくれた母親と対等に音楽の会話ができないというのは、事実以上に孤独に感じたのではないでしょうか。

自分の才能に限界を感じているところに投げかけられる、母からの「あなたは大丈夫」というメッセージは愛ではあるけど無責任に突き放しているようにも感じそう。

そんな中で十字路に迷い込み出会った悪魔が「どうしてバイオリンに血が通わないのか(自分のものにできないのか?)、どうして僕は音楽を愛しているのに音楽は僕を愛してくれないのかと思っているでしょう?」と投げかける。奏でられる音楽という表面的なものだけでなく、楽器を自分の体の一部として捉える感覚までも指摘されたのは、パガニーニにとってこの上ない希望だったのではないでしょうか。よく分かんないけどパガニーニにとって一番つらかったのって「せっかく命がある楽器に血を通わせられない、生かしてあげることができない」なのかなと歌Cruel Godを聴いて感じました。

パガニーニがアムドゥスキアスと血の契約を交わしたのは、最高の100万曲(つまり約束された音楽家としての人生)を与えてくれるというところだけでなく、対等に音楽の話ができる「音楽家パガニーニの友達」が欲しかったからなのではないでしょうか。(→これ!アムドゥスキアスがパガニーニのこと友達って言ってる時あったのね!)

愛しただけ

エリザの「愛しただけ愛しただけただ愛しただけ」の歌、普通に歌っている時は

「愛しただけなのにどうしてこうなってしまったの」と後悔しているように聞こえるけれど

黄色いお花を待って歌っているところは、今までパガニーニに捧げてきた愛の一つ一つを手に取り、ぎゅっと一つずつ抱きしめているように見えて、とてもとても好きです。

歌詞同じだけどちょっとしたことで印象が変わるのうますぎる。だいすき。

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いっぱいまだまだ感想あるけど今回はここでおわり!

ミュージカルクロスロード、本当にたのしい!終わらないでほしい。永遠のものにしたい(?)

あーーこんなにシリアスさと面白さ(funny)がバランスよく入ってる舞台観られて幸せだなあ。

大阪公演観てきます!バッチーニも観るぞ楽しみ!

終わり

 

ミュージカルクロスロードを観劇して悪魔たちに魂を握られた日

ミュージカル「クロスロード」

2024年4月28日マチネ公演を観劇しました!

んも〜〜……おもしろすぎて最高すぎて口角が上がりっぱなし。気づいたら「にこ……」してしまう。なけなしの社会性が失われつつある。ゴールデンウィークの中日、休み取っておけばよかったな〜。

 

ミュージカルクロスロード、音楽もストーリーもキャラクターも舞台セットも照明も、何もかもが最高……。自分のツボに刺さりまくり、毎秒「こういうの好きでしょう、ガハハハ!」とでも言われているような感覚。がっっっっちり心掴まれてしまった。心掴まれすぎて観劇後に帰宅してから5時間フォロワーさんとSNS上で感想合戦してた。観劇した後リアルでも感想合戦したのにね。「あのシーンのあれがよかった…」が日夜、止まらない止まらない。(観劇から4日経ったけどまだ感想合戦してるし「あのシーンってああいうこと!?」って後から分かることがあって楽しい。もう止められない)

マジで本当に良すぎていのちたすかった。悪魔に命取られるどころか寿命延びた。

もう一回(とは言わずに何度でも)観たいからチケット追加しちゃったぁ……まだ買えるの嬉しい…。昨今はチケット争奪戦の作品が多く「観劇=ガチ勢オタクのもの」みたいな風潮になりつつありますが、改めて、ふらっとチケットが買える世界っていいね、と感じました。(私もリピーターなので意味合いは少し違いますがね)

初見の感想は所見のうちに!ということでガッチリバッチリネタバレします。内容知りたくない方は回れ右で!

 

観劇のきっかけ

このミュージカル観ようと思ったきっかけはエリザ役の元榮菜摘さんでした!

私は君嘘のミュージカルが大好きで君嘘出てたキャストさんは全員応援してる気持ちなんですけど、今回元榮さんがプリンシパルキャストを演じられるとのことで!!とても嬉しくて!!あと柴田実奈さんも山崎感音さんも出てるということで!嬉しい気持ちでいっぱい!やったー!って。後は皆さん初めて観る役者さんでした!(と思ったら違ったんだけどそれは後述)

なのでめちゃめちゃ楽しみにしてたんですけど、さらに付き合いの長いフォロワーさんが…なんか…藤沢文翁のオタクになってて(文翁のオタクになってて!?)……w

「そういえば文翁って最近よく見る単語だな、なんて読むんや」と思ってたけど!笑!まさか交わるとは!!

同じ趣味で仲良くなってから数年間、うっすら趣味嗜好が似ているような違う作品にハマっている姿を眺めていたら、またこうして趣味が交差してるのおもしろい。SNSってこうだからやめられない。

ぜひ一緒に行きましょ〜!となって、さらに趣味が合いそうなともだち2人誘って4人で観ました。お友達が文翁のオタクでよかった〜。引き合わせてくれてありがとう……。

…………いや文翁のオタクてなに。(声優を追いかけてたら朗読劇シリーズに行き着いたそうです)

「文翁のファンクラブ入ってるんだけど……」て申告がここ1年でいちばん面白い日本語だった。あるんだ、ファンクラブ。入ってんだ、ファンクラブ。

そんなわたしも文翁済みの人間になってしまってもう元に戻ることはできないんですが。人生に文翁以前と文翁後がある。文翁のオタクがこの世に誕生するのも納得の観劇体験でした、ミュージカルクロスロード。

※あとクロスロードが文翁先生デビューだと思ってたけど、キングダム観てた!

事前に出てた歌唱動画とかプロモーション動画とか見ないで観劇しました!さすがに登場人物くらいは予習しとけばよかった!

出演者全員最高!

表題の通りで本当に全員最高で私はどうしたらいいかわかりません。

さて!私が観た回のWキャストはこんな感じでした!

パガニーニ:木内健人さん

アーシャ:加藤梨里香さん

アルマンド山寺宏一さん

はぁ~~~~生きててよかった観てよかった…ちゃんと1人ずつ感想書きますね。

アムドゥスキアス役:中川晃教さん

拝見するの初めてでした。巷であっきーと呼ばれていることは知っている。えっ、うっ歌がうますぎる……。アムドゥスキアスが歌う曲って音楽の悪魔の曲だけあってめちゃめちゃ難しそうなのに(難しそう、と書いているのは私が音楽のこと全然分からなくて下手なこと言えないからです)、飄々と歌い上げている感じがとてもすごくて、観ていて口をあんぐり開けてしまった。まず音程の高さにびっくりしたけど、そこから更に上がって上がって上がって、まだ上がる!?と驚いたところで、オペラやん!!!!に着地する。作曲した人、鬼かー!?最高すぎる~~(泣)聴いててこんなに気持ち良い事があるんだなぁ。中川あっきーさん、この役やるために生まれてきたのかと思った。本当にありがとうございます。

ビジュアルがすごすぎる。そんなに似合うことある?最高だなぁ、スタイリングと衣装。麗しくてかっこいい。あとかわいい。ジャケットの長さとかニーハイブーツの長さとか、マントの重厚感とかハットの装飾とかすべてが可愛かった。特にマント!裏地がワイン色っぽくて高級感あって、重さがあるからふわっと舞った時にキレイなの大好き。

あとから気づいたけど、メイク意外と薄いですよね…?天然物の魔性フェイスってこと?(?)

あとステッキ。あんなに美しくステッキ操る人(人ではなく悪魔)がいるんだね、かわいいね(泣)パガニーニになにか言う時に「くるくる~ぴっ!」ってする感じとか(伝わって)、ステッキをスッと前に突き出した時に、マントも一緒に持ち上げる仕草とか(伝わって)良すぎる良すぎる良すぎる好きすぎる~~!

ステッキの有無にかかわらず、指先をくるくる~ちょん!♪ってしてるイメージがすごくあって、それが五線譜をなぞっているようで、音符にちょんと触れているようで好きでした。

中川あっきーアムドゥスキアス、語尾が全部「っ♪♡」なのずるくないですか?可愛すぎるし、誰よりも人生(悪魔生)を楽しみ人間を弄んでる感じがする。けど、あまりの可愛さに人間としては全然憎めないですし……。どちらかというとメロメロになるし、「従わなきゃ」と縛り付けてくるんじゃなくて「従っちゃおうかな♡」と思わせる何かがある。まさに魔性。はぁ~~~~可愛すぎる、かっこよすぎる。

観劇後、一緒に観に行ったともだちに「あっきーのYouTubeのパイナップルを切る動画がおすすめ」と言われました。なに?こわいね。前田公輝くんのスイカを切る動画と同じ波動を感じる。どの動画か判別できなかったのでまだ見てないです。

パガニーニ役:木内健人さん

好き…………大好き………………たすけて~~~~~~!!!!!って、観劇終わった後、なりました。幕間でもなったけれども。今も毎日たすけてって言ってる。

木内健人さんのこと、クロスロードで初めて拝見し…………たと思ってたんですけど、なんとSPY×FAMILYのフランキー役だったんですね!?えっ!?観劇しました!!

えぇ、別人すぎる。本当に?本当だぁ……。モジャとメガネを掻き分けた先にある顔、パガニーニと一緒だなあ。笑顔が素敵だなぁ。なんでそんなイリュージョンみたいなことが起こる?

この「舞台俳優の経歴を遡ったら実は別人すぎるキャラを観劇済みだった現象」あるあるだけど何回遭遇しても慣れない。フランキーすごく声が良くてコミカルで可愛くて好きだった記憶があるんですが、そうなんですか……木内さんでしたか…気づくのが遅くなり申し訳ありません…。ここでまた観ることができたの、運命かも(すぐ運命とか言う)。うれしい。

木内健人さんの演技と歌声と身のこなしと表情、つまり全てにメロメロになってしまったんですけどどうすればいいですか!?この役を生きてくださりありがとうございます!泣!

まっすぐで凛としている歌声がすごくすごく好きです。パガニーニの一本筋が通った感じとか、聡明な感じとか孤高な感じが歌声にすごく合っていて(表現されていて)大好きが止まらなかったです。でもパガニーニの若さであったり、弱さや儚さや苦しさも木内さんの歌声にはあって……。まるでガラス細工のような歌声で、歌声ひとつに透き通った部分も光を反射して煌めく部分もぽつんと孤独な寂しさもあって、すごくすごく大好きです…………。

物語の序盤はキリッとシュッとしているというか、絶望から始まってどんどん孤独になって周りにツンケンした態度を取っているのがすごく…似合うお顔をされていますよね………(?)え、なんか褒めどころ間違えちゃった。違くて、ツンとした凛とした雰囲気がすごくミステリアスで好きです。

でもそのツンケンした態度に可愛さがあって、近くにいたアルマンドやアーシャやエリザがパガニーニを放っておけなくて愛おしく思っていたのも分かるなぁ…って納得します。他人に嫌な態度を取るけど全然憎めない。すごく人間くさいというか「きっとこの態度を取っているにも理由があるんだろう」と思わせるなにかがある。そして、やっぱり随所にキュートさがにじみ出てるんですよね。なんだこっちも魔性の男か…みたいな笑。

アムドゥスキアスがパガニーニのことを気に入っていたの、ただ音楽の才能があって血の契約を交わしたからだけではないですよね(にこにこ)って感じ。アルマンドパガニーニの寝顔のこと可愛いって言ってたけど本当にそう、本当にかわいい…子供みたいなあどけなさがある…。音楽の才能あるがゆえの人間としての未熟さが相対的に際立つというか…?

やっぱり役者さんの絶望した演技が大好きなんですが、木内パガニーニの脆くて壊れてしまいそうな絶望の演技大好きです……。膝から崩れ落ちる姿、美しかったです…。だいすき…。

あと超絶技巧のシーンのダンスが凄く美しくて!見惚れてしまいました。きれいすぎる…軽やかにバイオリンの技をこなしながら、滑らかなメロディーを奏でているんだろうなぁというのが伝わってくる、しなやかで艷やかなダンスでした。大好き。振り付けがすごくダイナミックで「何かが乗り移って超絶技巧を弾きこなしている感」も感じました。弾き終わった後の立ち姿もすごくかっこよくて、衣装と髪型も相まってメロメロになりました。

(背中にバイオリン持って弾くところジョジョみたいで好き)

え~~~大好き…歌声も演技もダンスも大好き…ぼくはどうしたらいい…。

観たいな~と思ってた秋のクリエのファンレターにご出演されるそうで…!うれしい……!これからも木内さんの活躍が楽しみです!!!!!!!!

アーシャ役:加藤梨里香さん

かわいいっっっ!楽屋猫という呼び名にぴったりなすばしっこさと、あどけなさ。お歌が本当に可愛くて大好き。カラッと元気で、キュートに乙女なところもあってかわいい。

アーシャのお洋服、布が多くてかわいかった~。くるくる~って回った時にエプロンやシャツやスカートがふわっと舞うのが綺麗。

驚きの神経の図太さと飾らない態度で、楽屋の扉だけでなくパガニーニの心の扉にもスルッと入り込むアーシャ。光の存在。私もこのアーシャのメンタルで生きていきたいな。カラッと元気なアーシャとクールなパガニーニの掛け合いが大好きでした。パガニーニもアーシャの前ではタジタジというか、「スン…(諦め)」てなってるの可愛すぎた。パガニーニにアーシャが居て本当によかった。どんな時も態度が変わらないアーシャ…。

アルマンドといっしょになると2人しておもしろ担当になるのも大好き。可愛すぎ。パガニーニのそばにいる人達、愉快。一生そのままでいて。

エリザ役:元榮菜摘さん

元榮ちゃん、お歌も立ち姿も演技も何もかもかっこよかったーー(大号泣)!!!!高貴で孤高で凛としていて!!

君嘘の絵見ちゃんで初めて観たのですが、お歌がかっこよくて、大好き!って思ってたけど、エリザ役でさらに艶やかさがマシマシになっていて本当にお似合いだったし素敵だった…だいすき…。1幕で出てきて「パガニーニぃ(キュルキュル上目遣い)食事に行きましょう(きゅるきゅる)」の一声でもう魔性の女確定!と思ったんだけど劇中で本当にファムファタールと言われていてにこにこになった。こんなの全人類クラクラのメロメロになってしまうよ。魔性の女ってこういうことを言うんだなぁ。

2幕でエリザが重要な人物としてたくさん出てきたのが嬉しかったー!アムドゥスキアスとのダンス、美しい。ふたりが艶やかで麗しくて異世界かと思った。ゲネプロ映像にちょっとこのシーンが映ってるけど、ミステリアスで艶やかな歌声としなやかなダンスがとっても素敵…。お衣装もメイクもすてき…。その綺麗な発色のリップ、どこの何番ですか?(?)

エリザはわがまま娘だけど「みんな権力があるから私に寄ってくるだけよ」って呆れというか諦めというか、寂しさを纏っているところも素敵でした。

パガニーニを愛した後、最後に突き放す決断をしたところ泣いた。きっと初めて、自分の欲を満たすんじゃなくて、相手のために行動しようと思えたんだよねエリザ…(爆泣)

えーーん元榮菜摘さん素敵でした!!

あと、扇子をシャッってするところ上手すぎて二度見しました。好き。

コスタ/ベルリオーズ役 坂本健児さん

たぶん初めて拝見した気がします…!素敵だったぁ…。コスタもベルリオーズもどっちも素敵だった。両役の印象が全然違うから、どちらも坂本さんであることに途中まで気がつかなかった。歌が…うまい……。

コスタとパガニーニママの「この子は天才ですよね!」「天才….」ってやりとりを見て、「コスタは悪役かー!?良い味…!」となりました。誰よりも冷静にパガニーニの音楽家の部分を見ていた人物。聡明で、忖度なくパガニーニに接するかっこよさがありました。あとはこう、この舞台の中で1番人間らしいというか「普通の人」という感じで、パガニーニやアムドゥスキアスの特別感が引き立っていたように感じます。

2幕では一転してベルリオーズ役!めっちゃ好き…。健気な音楽家すぎる、どういうことやねん。壺とか買わされそう。晩年のパガニーニとのやり取りのシーン泣いちゃう…。よかったね最後にパガニーニと会えて…。

あぁ〜、どっちの役か忘れちゃったけど「右に行くか左に行くか」みたいな曲好きでした…。あと「才能才能才能〜」の曲も!切ない曲…。

アルマンド役 山寺宏一さん

すごい!!舞台上の人から山ちゃんの声がする!となりました。当たり前です。

アルマンドさぁ…冒頭のアーシャとのやり取りでは全然「ふーん執事かぁ」って感じだったけど、だんだんパガニーニとの関係性や積み上げてきたものが分かってくるとさ………泣いてしまった…………。アルマンドがまさかこんなに、この物語を握っているとは思わなくて、もう…もう…いや、アルマンドパガニーニの話は後で書こ。

山寺宏一さん、やっぱり大ベテラン声優さんだけあって、声のマイクへの乗り方がすごい…!何が違うのかよく分かんないけど、すごく声がクリアで聞き取りやすい…!

アルマンドパガニーニのこと待ちくたびれて外でむにゃむにゃ寝ちゃったところ、むにゃむにゃ声が上手すぎて(むにゃむにゃしてるのに全部聞き取れる)感動しました!!

あと本当に面白い…。小ボケかましてきたり、紳士の余裕な立ち振る舞いをしながら全力で笑わせにきてるのかわいすぎる。みんなのお父さんって感じがしました。はぁ…アルマンド

テレーザ役:春野寿美礼さん

(たぶん)はじめて拝見しました。うたがうまい…。そして、歌声が慈愛の擬人化みたいですね…?パガニーニをある種盲目的にまっすぐ愛していることが深く深く伝わってくる歌声でした。最後の最後まで、パガニーニが変わってしまっても変わらぬ愛で包み込み続けたテレーザ…。最後にコンサート聴けてよかったね…。子守唄的な曲、すごく印象に残るなぁ…と思っていたら最後にドーンのバーンで泣きました。うぅ…。

あとテレーザの死亡フラグが立った時に春野さんの演技があまりに上手すぎて「死んじゃう!やだーー!」と心のなかでジタバタしました。ぜんぜん死ななかった。よかった。母強し。女強し。

トンと触れたら倒れてしまいそうな印象を見せつつ、めちゃめちゃ強いテレーザ。好き~!

こんなにおもしろくて都合よく美味しくて最高なことがあるか?という話

表題の通りなんですが、こんなに美味しいことあるの?ストーリーと演出と音楽とキャラ設定etc…が。こちらの趣味、筒抜け?(たぶん文翁先生と趣味が似ているだけです)

こんなさ、的確な言い方が見つからないんだけど「オタクはこういうのが好き」のフルコースを出されたらもうひれ伏すしかなくなる。もはやフルコース食べに行ったつもりがシュラスコだったまである。上品にお腹と気持ちを満たして終わるつもりが、美味しい料理が出てくる出てくる出て……えっ…?もうお腹いっぱいなんですけど………!お肉ストッププレートを出しても延々とお皿に盛られるお肉たち。あっもう大丈夫っ、あっ、え〜んありがとうございます……美味しい美味しいと泣きながら平らげる我々。シアタークリエがフードファイト会場と化した瞬間だった。(ちがうよ)

恥も語弊も恐れずに書くけれど、もう全てが””””刺さる""""じゃないですか。ダークな世界観、転調とメロディが気持ち良すぎる音楽、絶望から始まるストーリー、主人公が音楽家、悪魔と血の契約、端正な顔立ちの強がっている主人公が弱っていく姿、悪魔との対立、アルマンドパガニーニの特別な絆、アーシャとパガニーニの特別な絆。もう!書ききれません!毎秒ツボでした!歌詞もツボでした!これ以上やめてください!!!降参!!!!ワンシーン思い出すだけで「にこ…」ってできる。生活が侵食されている。楽しすぎる。社会性はなくなっていく。

幕間に一緒に観たみんなで「最高すぎる…」と笑い合い呟き合い、助けを求めあった。あまりにどストライクすぎて溺れて息できなくなるかと思った。観劇してから何日か経ったけどずーーーっと感想言い合っとる。この前クロスロード観てない人に「なんか寝ずにミュージカルの話してない?」って言われた、そうです。こう、後から後からじわじわと効いてきて「あそこ好きだったな…」がどんどん出てくる…。たすけて。

終演後ほんとに「寿命延びた~~~!」って笑い合いました。いのちたすかる~~オタクの魂百まですぎる~~~~生きててよかった~~~~!

文翁のオタクが爆誕するのもとてもよくわかります、これはもう文翁先生に命握られました。つぎのVOICARIONも絶対行きたい。

好きポイント(順不同)

すべてがツボすぎて何から書いたらいいかわから~~~ん!!

アルマンドがアーシャに思い出話を聞かせる(??)ところから始まって、自然とお話の中に引き込まれる構図大好きです。

舞台セットも空間の使い方も照明も最高すぎる!

盆が回るのだ~いすきなんですけど、こんなに盆の回し方が上手い舞台始めて観ました!舞台が転換する時に盆回るんですね。盆が回ることで、この作品だと歯車が回るようというか…オルゴールがゆっくり回転するような印象を持ちました。クリエが小さいのもあるのかも。転換で現実に戻されることがあまりなかったし、人力で転換することがなくて舞台上がスッキリ見えた気がします。あと、舞台セットが角度によって地形が変わるのが好きでした。特に好きだったのは、細い通路が客席に向かって垂直に…?パガニーニが崖の上に立っているように見えるところ?が好きでした。「これがここぞという場面です!」という感じでラブが止まらなかった。

照明がとても好きです!!アムドゥスキアスに常にオレンジの光が当たって人外な感じとか(人外に寒色当てそうなのに意外だなと思いました)!どのシーンか忘れてしまったんだけど、パガニーニがとても意を決してバイオリンを弾く時に、真っ暗のなか片側だけ赤いライトに照らされているところがすごく好きでした。パガニーニの悪魔の部分がぐわっと出てきた感じ。聴衆にはこんな邪悪な存在に見えていたのかなと思わせる照明でした。

最後のパガニーニVSアムドゥスキアスのシーンも、すっごい照明が明るいおかげで「パガニーニ、勝った!!」と思いました(えーん)。

空間の使い方も好きでした。クリエってたぶんそんなに舞台上が広くないと思うんですけど、トンネルみたいに奥行きを使ったり、舞台セットの高低差を生かして縦移動があったり、舞台の使い方が立体的で観ていてすごく楽しかったです!

ケンティーニ好きすぎる

(公式でケンティーニってよばれてるのかわいいなあ)

木内パガニーニの聡明な感じが大好き。血の契約を交わしたのはもちろん音楽人生に絶望しているからだと思うんですが、「血の契約を交わしたらどうなるか」をすべて考え尽くしたうえで契約していそうというか…理性が勝ったうえで自暴自棄になってる感じがして、観ていて苦しい…好き…。ケンティーニ、すごく人間ですごく人の子。

そういえば2幕のどこかで、アーシャがパガニーニの両手を握って振り回したらありえないくらいパガニーニ吹っ飛んでいきませんでしたか?笑 すっごいきれいに床を転がっていった。受け身が綺麗すぎてふふってなったんですが、あとでTwitter見たらたぶんあれはこの日偶然こうなったっぽい?身のこなし最高でした。

全体的にツンとした態度なのに、どうしても可愛らしさがにじみ出ているのが本当にかわいい。何がそうさせてるんでしょうね…?声がきれいだから?(??)なんかちょっとした仕草とか表情が可愛らしいんですよね。子供っぽいというか。だからより、悪魔と契約した事実を見せつけられると「うわーーーん(泣)」になる(わたしが)

ギャンブルが弱いところとか、寝ちゃってアルマンドにブランケットかけてもらうところとか、スペシャルキュート。晩年の(?)アルマンドに問いただされて「(麻薬も酒も)どっちも~~!」ってふにゃふにゃのぐでんぐでんになってるところすごい、かわいい。舞台から目を離せなかったけど心のなかで二度見した。アルマンドおじいちゃんもさぞ面倒の見がいがあるだろうよ…そとで散々ツンケンしてるのに家の中ではふにゃふにゃなんだから…。

でもバイオリン弾いたらかっこいいし、超絶技巧ダンスは艷やかで美しいし、そんなギャップ盛り盛りだからアムドゥスキアスもパガニーニにメロメロだったんだろうな…。

アルマンドパガニーニ

もう、ほんとに、最後のアルマンドに大泣き。アルマンドの「アンコーラはさぞ怖かったでしょう」みたいなセリフを聞いて、始めて「アンコーラ終わらない拍手」の歌詞の意味に気が付きました。本来アンコールは嬉しいものだと思うんですが、彼にとっては「死に近づく条件」「無駄に消費してしまうライフ」ということだったんですね…。やめてよ~~良すぎてマジ勘弁~~~!!最後にこのセリフ来るの~泣かせにきてる~~まんまと泣きました。

そういえば、アーシャもコスタもベルリオーズもうっすらアムドゥスキアスの気配を感じ取っていたり、見えてたりしましたよね。でもアルマンドだけはその素振りがなかったような。数少ない「アムドゥスキアスが見えていない人」なのに、100%パガニーニのことを信じていたってことですか…!?神に怒るし「アンコールが怖い」事もわかっているし…。そんなの…愛じゃぁん…。お母さんみたい。

アルマンドパガニーニのことを待ちくたびれて外で寝てしまったシーンがありましたが、アルマンドは家を守っているから外ではパガニーニの演奏を聴いてないんですよね?アルマンドが聴いたことあるのは家での演奏だけ、とかだったらそれはそれで良いな…。

帰ってきたときの機嫌でその日の演奏がうまくいったとか分かるのかな…。(悪魔と契約してるから演奏自体はうまくいくのか、公演自体がうまくいったかどうか?)山寺アルマンドパガニーニがわがまま言ったら「またそんなこと言って!あらあらこまりましたねぇ」とぷんすか怒りつつ、内心嬉しそう~~にしているのが目に浮かびます。執事と主人というより親子。ふしぎとアルマンドが忠犬に見えてくる瞬間もある。かわいい。

たまに街で聞くパガニーニの評判に鼻高々なアルマンド、居てほしい。

 

最後まで観て初めて、冒頭の「パガニーニがお墓に入れていない」くだりの事の重大さがわかりました。世間では悪魔と契約した演奏家として名を馳せたパガニーニを「人の子である」と信じて疑わなかったアルマンドが…パガニーニの最期を看取ったアルマンドが…それをアーシャに言って聞かせるとは…。うぅ…。アルマンドにとってどれほどつらく、誰とも共有できない孤独だったのでしょうか……。もうやめてください…。

アムちゃん可愛すぎる

巷でアムちゃんと呼ばれている(あっきーさんが呼んでいる)のかわいい。アムちゃん、まず仕草がかわいいですよね。声にも動きにも常に「♡」がついてる。酒場のシーンで人間に見えないのを良いことにちょっと好き勝手してるのとても可愛く好き。そして歌ったらあの美声なんだもん。すごい。

最後の演奏で、パガニーニママといっしょに客席で聴いてるのかわいすぎる。悪魔って、ちゃんと席座って聴くんだ。笑

こんな可愛い悪魔がいてたまるかーー!!!!

ラストシーンの話

パガニーニ VS アムドゥスキアスのところ…はラストシーンではないか。この勝負、絶対絶対パガニーニが勝ったと思った。散々アムドゥスキアスのために曲を捧げてきたところで、最後に「母親がパガニーニを愛していることが分かる曲」を、アムドゥスキアスに捧げるという。表向き、これを聴いている母親はちゃんと嬉しいし。アムドゥスキアスには「俺に捧げられてるけど1ミリも俺が介入する隙がない曲」に感じるという……。週間少年ジャンプかよバトルの発想!!!!天才か~!?うますぎる脚本が。助けて。最高すぎて「がはは」て声出た。絶対勝ったとおもったのに……負けてしもたパガニーニ…なぜ…。わからなすぎて終演後ともだちに助けを求めたら「勝負に勝って試合に負けたみたいなことでしょ?」と言われてとっっても腑に落ちました。つら。

「たすけて(ありがとう)」と思ったところ

音楽のこと全然分からないので変なこと言ってたらごめんなさいね。

ちょうどアムドゥスキアスと血の契約するあたりの「Cruel God」という曲。讃美歌っぽい曲調がます大好きなんですけど、歌詞が「冷たい楽器、死んでる楽器、どうしてどうして、楽器を持つたび怒りがこみ上げ、動け動けこの指」じゃないですか。これ聴いたとき、すごい、なんかもう、良すぎて帰りたくなっちゃった、しかもこの曲序盤じゃないですが「こんな序盤から最高到達点すぎてこの先どうしたらいいん情緒」と思いました。

「冷たい楽器死んでる楽器」って語彙、音楽家にしか出せん~…。そうなんだ、パガニーニにとってバイオリンって血が通ってるものなんだ…それを自分が殺してしまっていると思ってるんだ…そう…。「どうしてどうして」も木内さんの歌い方と歌声が相まって無力なこどもみたいじゃないですか…。そして「動け動けこの指」があんまり歌詞として表現されなそうなストレートさで、この曲に心臓ぎゃんぎゃんに握られました。

このフレーズから曲調がちょっと変わって、祈り感が強いというか、レースのカーテンが風にそよいでいるような儚さと空虚さがあって好きです。

 

あと最後のほうにパガニーニが杖ついて出てきたところ「たすけて~~」って思いました。あんなに元気にツンケンしてたのに、急にそんな弱くなって…。ていうか悪魔との契約ってそういう加速度の命の削り方だったん…という新しい発見。(100万曲って多すぎて命の刻み方どんなもんなん?と思っていたので)

杖ついて階段降りるとこでもアーシャは「大丈夫」とか「手伝うよ」とか言わないんですよね。今まで通りの接し方なの愛すぎて泣いちゃった。

いままで散々人に嫌な態度を取っていた人が、憑き物が落ちたように優しくなるところを見ると泣いてしまう。ベルリオーズ、最後優しくしてもらえてよかったね…。

アムちゃんこれどういう情緒で見てるの。アムドゥスキアスだってこんなに才能に溢れた男を手放したくないでしょ…そんな…100万曲ぽっちで失ってしまっていいんですか?どういう気持ですか。本当はずっと一緒にいたかったんじゃないんですか。

その他感じたこと、考えたこと

そういえば、アーシャとアルマンドってパガニーニが存命の間は会ったことない!?ですよね?いつもアーシャが侵入するのは「楽屋」であり家ではない。あだ名が楽屋猫だし。これ、家のシーンと楽屋セットの違いをうまく認識できませんでした!

そうすると、アーシャがパガニーニ没後「わざわざ家に訪ねてきた」ことの意味がかわってくる…うう、どこまでも抜かりなく良い……。

 

セリフや歌詞の表現がストレートだなぁと感じました。特に、よく名前を呼ぶなぁ…と思ったんですが、後から「朗読劇時代の名残かも?」と友達から聞いて膝を打ちました!ていうかこれ!もともと朗読劇だったのか!この情報量を朗読劇で…?すごすぎる。しかも山寺さんほとんど全役だったんですか、超人かな。まあそうか。

 

悪魔という存在

人生に迷ったものが遭遇するという十字路の悪魔、アムドゥスキアス。パガニーニも自分が天才ではないことに気づいて人生に迷い、アムドゥスキアスと契約してしまうわけですが、契約のシーンを観て「意外と条件緩いな!?」と思ったんですよね。なんかずっと「契約破ったらどうなる?」がわからなかったです。(災いが起こるって言ってた?)

100万曲って多いなと思ったし「すべてアムドゥスキアスに捧げよ」というのも限りなく精神論で、いくらでもちょろまかせそうと思いました。

私が好きな小説のシリーズに民俗学の教授が出てくるんですが、その小説の中で「人は信じたいものを信じる」「わからないことは怖いから、何かのせいにしようとする」とよく出てきます。呪いの正体も、本当は呪われているんじゃなくて、目の前の不可解な現象に理由がほしいから呪われたように感じ、信じてしまうのだと。十字路の悪魔もまさにそう。迷った時に指針を得るためにアムドゥスキアスという悪魔の存在が見え、すがったように見えました。楽器を弾くときも「絶対アムドゥスキアスに捧げる」という気持ちがあれば嫌でも演奏に集中するでしょうし。仮に一日50曲弾いたとしても54年かかるんですね100万曲って。ほぼ寿命やん~~。

やっぱり、この悪魔との契約は最初から存在しなくて(?)「信じない者勝ち」なのではとも思います。

あと、アルマンドはアムドゥスキアスのこと見えてなさそうだったけど、ほとんどの人がみえてましたよね。なのになぜアルマンドパガニーニの言い分を信じられるんだろうと思ったけど、もしかしてアルマンドは過去にアムドゥスキアスに会ったことがあるのかな…。だから今は見えなくても存在は信じたのかも。

アルマンドはもう人生に迷っていないんだろうな。パガニーニの執事という役目もありますしね。はぁ~~……味わい深すぎる。

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もはや毎秒最高だから書ききれない。もっともっと魅力的なところたくさんある。ストーリもキャラクターも音楽も舞台セットも照明も、全部最高でした。まだ公演期間あるのでともだち誘って観に行こうと思います。

ミュージカルクロスロード、上演してくださりありがとうございます。だいすきです。円盤ください。

 

では、シアタークリエに行ってきます。

 

おしまい

 

 

舞台キングダム2/19マチネ公演を観劇しました

舞台キングダム2/19マチネ公演を観劇しました。

小関くんのファンの方にお誘いいただき観に行きました。ありがとうございます!

超〜楽しかった!幸福感でいっぱいです。演技も演出もセットも衣装も全てに本気を感じました。絶対なんかの賞獲ってほしいー!

原作ファンの方には申し訳ないですが、映画をちょろっと見てから観劇した身なので、ストーリーやキャラクターの解釈が間違ってても大目に見てください。

 

ネタバレありです⇩

観劇前の予習

「映画を見たほうが地名と人物名が頭に入っていいかも!」と教えていただいていたので、実写映画を半分(山の民に会いに行くところ、偶然1幕終わりまで)見て観劇に挑みました。

人物名と関係性と地名と、クライマックスに向かうまでのストーリーが分かったところで「結末は舞台に取っておこうかな!」と思い、半分にしておきました。

私は歴史が得意ではないので、見る前は「ハードル高いな~」と思っていたけど、そんなハードルすべて薙ぎ倒すくらい、ストーリーが面白かったです。さすが売れてる作品だけある…!想像より単純明快。助かったー。

個人的には、半分見ておいて正解だったな!と思いました。舞台はストーリーがすごく分かりやすい脚本ではあったけど、1幕はけっこうサクサク進んで盛りだくさんだったので頭の中で「今は映画のあのシーンだな」と照らし合わせながら観る箇所もありました。

予習だいじ!

 

出演者(敬称略)

信:高野渉

はじめましての高野さん!まっすぐで元気な信!少年漫画っぽい声色と動き、そして軽やかな身のこなしが素敵でした。漫画から飛び出してきたみたいな人だった。ちょっとおバカだけど熱い心を持っていてみんなが信じてついていきたくなるような感じがとってもかわいくてカッコよかった!剣さばきが綺麗でとにかく軽やか。そして運動量がすごすぎてどういうことやねんと思いました。

あ、でも、がなってる話し方がちょっと聞き取りにくい時あってもったいなかったな…。そんなところもリアルでよかった。

嬴政・漂:小関裕太

君嘘ぶりの小関くん!映画を見た時に漂が良い役どころすぎて涙を流しましたが、途中で「この役を小関くんが…!?小関くんのオタク生きてー!」と思いました。

もう、漂と嬴政の演じ分けがすごすぎて観劇中「ありがとう…」って祈りのポーズしてた。

まず漂を演じている時は私が知っている小関くん(聡明でありながら、ぽやぽやかわいいワンコ)なのに対し、嬴政として最初に発した一言が「誰??」すぎてびっくりしました。低くて太くてでも艶やかで、どっしりと王の威厳のある声。芯が通っているけど優しさとあどけなさを感じる漂の声とは全然違くてびっくりしました。しかも漂が亡くなり嬴政メインになってから、ぱっと演じ分けるシーンが何回かあってすごかった…。小関くん、演技が上手い……。

あと小関君が殺陣とかアクロバットをしているイメージがあまりなかったのですが(前回公生だし)、今回はあの重厚で布の多い衣装を纏ってジャンジャンバリバリ戦っていて「?????」と思いました。すごすぎ。

河了貂:華優希

かっっっかわいい~~~!

フード(フード?)をかぶったままの時の動きも可愛いし、フードを取っている時も小さい体から元気が溢れ出ていて本当にかわいい。あと声がすごく聞き取りやすかったです。さすがです!あんまり戦い慣れていない河了貂、男性陣に混じって頑張っているのが健気でかっこよくて頼もしくて可愛かった…。

楊端和:美弥るりか

お面を取り肉声が劇場に響いた瞬間「そりゃ山の民の頂点に立つわ〜〜!!」と膝を打ちました。かっこよすぎる、凛とした佇まいと少しドスの効いた声。殺陣もかっこよかった…二刀流なのすごかった~~~!剣がほんとうに重そうですご~いと感動しました。カッコよかった~~~~語彙力吹っ飛んだ。美しすぎ。全人類が平伏する、さすがに。

壁:梶裕貴

声が良い(そりゃそう)。善人の声。善人すぎて途中で絶対裏切ると思った。ただの良いとこの良い坊ちゃんだった。よかった。圧倒的丸顔フェイスにお髭が生えてるの不思議な気持ちになりました。壁ぜったい死んじゃうと思った…死ななくて良かった…あと殺陣かっこよかったです…。ちょっとミニマムなところもよかった。

成蟜:神里優希

貴族の余裕と気品とワガママと性格の捻じれを凝縮した男。出てきた瞬間、うわっ性格悪そう〜!やだ〜!と思いました(褒めてる)最後の誰も周りに居なくなった瞬間の崩れ方は圧巻でした。

この人はお金と地位には恵まれていたけど心から信用できる人はいなかったんだろうね…と納得できる哀愁がありました。

死罪!と軽々しく言い放つ姿、とっても悲しいですね…。

左慈早乙女友貴

めちゃくちゃ強〜〜と思ったら早乙女友貴さんだった〜そりゃ強いわけです。かっこよかったし絶対勝てないと思った。殺陣が綺麗すぎました。ラスボス。

バジオウ:元木聖也

なんか運動神経バツグンでめっちゃ強くてどういうことやねんと思いました。何?

紫夏:石川由依

幕間に「紫夏は映画には出てこないけど、漂の命の恩人のような人だよ」と教えていただいていました。いや命の恩人のレベルが高すぎてびっくりよ。賢く商才があり、地に足をつけて1人で生きている女性、カッコよかった…。声が可愛らしくかっこいいのがすごい。出演シーンはあの移動のシーンのみだけど、まばたきを忘れるくらい観入ってしまった。かっこよかった……。

昌文君:小西遼生

小西遼生さんって、てっきりもっと若い人かと思ってたんですけど!こんな髭ヅラおじさん役やるような方だったんですね…!?舞台俳優年齢不詳すぎる。かっこよかったです。しかし目が足りずしっかり観れなかった…。

王騎:山口祐一郎

声の響きが格別すぎて何事かと思いました。さすが。

すんごい明るく適当に喋りながらリーチが長すぎる武器(鎌?)をぶん回してるの本当に最悪すぎて出てくるたびに「最悪〜〜帰れ〜!!!!」と思ってました。謎ポジなおかげで、もうだれがどう頑張っても勝つことのできない男みたいな、理不尽と不幸の象徴みたいな人で最悪でした(褒めてます)

 

とにかくすごいすごいと鳴くことしかできない

帝国劇場でキングダムやろうと思った人すごいしそれをこんな満足感たっぷりに仕上げた製作陣も役者も全員すごい

帝国劇場でキングダム…?と発表を見た時はちょっと不思議に思いました。色んな劇場で漫画原作の舞台が上演される昨今ですが、帝国劇場で!というのはなかなか聞かないからです(SPY×FAMILYもびっくりしました)。

→2024年1月現在はかなり状況変わりましたね。ジョジョだって帝劇でやる時代。

そしていざ観劇すると、幕間ではコラボドリンクを飲みながら「すごいすごい」しか言えず、観劇後も素敵なケーキを食べながら「すごいすごい」しか言えず、とにかく満足感がすごくて、観ることができてよかったーー!と叫びたくなりました。

帝劇と2.5の共存!

まず「帝国劇場で」というイメージにぴったりな重厚感と、2.5次元舞台の鮮やかで軽やかな演出が上手に共存していてすごい!

舞台セットがとにかくたくさんあって、場面ごとに配置を変えて奥行きと高さを生み出し、戦闘シーンの迫力と人力の凄さ(人力の凄さ)が存分に発揮されていて……。何がそうさせているのか分からないけど、岩とかが安っぽくなくてすごい。重厚感。

衣装も、漂や信や村人はちょっとペラい(けどすごく使い込まれている)服、嬴政や貴族たちは厚くて光沢があって、とにかく高級で重そうなお洋服。

ライティングも素敵でした。特に好きだったのは、朝日がのぼるシーン。嬴政の顔に朝日が当たるのがとても綺麗でした…。

たまに青いスポットライトが何本か奥から手前にバーっとなったり、キャラクターをピンポイントに当てているのがすごく2.5っぽくてカッコよかった…!舞台の奥行きを感じるし、使い方によってキャラクターがより引き立っててかっこよかった…!なんかこうアクスタみたいだった!(?)青いスポットライトで一番好きだったのは、漂を亡くしたばかりの信が1人で鍛錬を続けるところです。

そして音楽!開演前に、一緒に行った方に「生オケだよ!」と言われて衝撃を受けました。ストプレで生オケすごすぎる…本気……。音楽がとにかくカッコよくてカッコよくて…!戦闘シーンの低音の太鼓(ドラム?)がズンズン身体に響いてくるのがすっごかった。

あと、効果音が少ないのが上手だなぁーと思いました。殺陣のある舞台って「カキーン!」「チャキーン!」みたいな音が動きに合わせて鳴ることが多いけど、キングダムはほぼなくてびっくり。マジの人力。演じる側は大変だと思うけど、あの音がないから安っぽくないというか、生身の人間が闘っている姿によりリアリティを感じることができた気がします。

映像の使い方も素敵だったなぁ。今まで「映像が出てくると舞台に立ってる人がなんか浮いちゃうし、安っぽくなる気がするな」派だったのですが、映像の使い所と使う範囲が上手で全然浮いてなくてすごかった。印象がガラッと塗り替えられました。

紫夏のシーンの丸く映った景色とか、なんか良かったな…。そして浮かんでいる月は映像じゃなかった(気がする)なのも良かったな…。

そうだ忘れちゃいけない!脚本!脚本がすごくわかりやすかったです!原作知らずに行ったので再現度の観点では何もわからないですが、キングダム初心者の私でもストーリーが頭に入る、各キャラがどういう立ち位置の人方かが分かる脚本でした。本当にすごい。盛り込まれてる場面に無駄がない(というか映画とほぼ同じだった?)し、キャラクターの性格に一貫性があって「?」となることがないし。どの場面もずっと面白いし。

演出?魅せ方?もすごかった。

ストーリーの進め方が途中から2場面を交互に見せないといけない感じでしたが、舞台の手前と奥を上手に使ってて分かりやすかったし、転換に無駄がなくてすごい。

紫夏たちが逃げるところも、ずっと移動してるだけだけどたまに盆が回転して魅せ方が変わるのがよかった…。

あと舞台セットも凄かった。最初に出てくる小屋の外観と中をくるっと回転させて両方使うところ興奮しちゃったー!両面見えると途端に「実在感」が増してわくわくします。

あーもう全部すごかったなぁ。2.5次元帝劇ミュージカル。(書いてたらぐっちゃぐちゃになっちゃった…)

好きだったとこ

子供時代から大人へのシフト

子役うま…すご…。殺陣もできてアクションもできるのすごい…。と思ってたら2人ともでっかくなった。でっかくなり方が素敵でした。

漂と嬴政

漂が亡くなるのは知っていたけど、あまりにも亡くなるのがうますぎて小関くん人生数週目なのかと思った。漂、聡明だけど真っ直ぐな感じがとっても可愛いかったです。死んじゃやだ…。

そして嬴政がこっちを振り返った瞬間!佇まいと雰囲気が漂と全然違くてすごかった…舞台だからあんまり表情観えてなかったけれど、全然印象が違くてね。品があったなぁ…。育ちの良さを感じるけど全然鼻につく感じはなくて、自分の弱いとこはみんなに見せるし目的に真っ直ぐだし、すごい良い男だったな…(これはただの嬴政という男への感想)

途中で「漂が嬴政を演じてみんなを鼓舞するシーン」があって、その後に「嬴政がみんなを鼓舞するシーン」がありましたが、印象が、全然違くて本当にすごい……!!!!なにあれ!同じ人が演じているのに!2度目の鼓舞するシーン泣きそうになっちゃったよ。

嬴政と漂の切り替えがスムーズですごかった…。演じ分けの瞬発力よ…。

竹藪のシーン

吹き矢の男と戦う前に疲れて信が寝ちゃったところ好きでした。映画だと吹き矢にやられて毒が回って倒れちゃうシーンだったけど、舞台ではストーリーの順番がちょっと前後してましたね。嬴政が「一晩で漂を亡くしてここまできたんだ、疲れてるんだろう寝かせておけ(意訳)」的なことを言っていて超優しくてときめきました。ツンデレやん。貂が「手のかかる剣だなー!(意訳)」と冗談言ってたのも好きでした。そんで最後に嬴政が信をおんぶして連れてったのも優しさの塊で好きでした。

紫夏

この回想シーンにしか出てこない紫夏。良いエピソードすぎて全てを持ってかれた感ある。

メンズ2人を携えて商人としてバリバリ働く紫夏かっこよかったなぁ…。どうして嬴政を連れていくことになった(返すことになった)のかちょっと聞き逃しちゃったけど、紫夏が嬴政を身分相応に敬い、でも子供を守る大人として接しているところが大好きです。

ラストシーン

最後、闘いが終わってどうやって物語を閉じるんだろう…?と想像がついていなかったけど、完全に一本取られました。あの演出はずるすぎるし最高すぎる………。もうこの世界に居ない漂と瓜二つの嬴政。漂を亡くした悔しさを抱え、苛立ちの元凶となる嬴政を信じ、絆を深めてきた信。そんな2人が最後に「稽古の続き」をするところで幕が閉じるなんて。2人がぐんっと宙に舞ったところでライトが落ち、シルエットだけになるのが美しすぎて心の中でスタオベでした(君嘘を思い出したのはナイショ)本当に最高の終わり方だった……泣

ラストシーンもう一回観たーーーい

→円盤出るねおめでとう(約1年後の私より)

びっくりしたこと

帝劇ってガチの火点けていいんだ

御一行が歩いているシーン。嬴政がマジの火を持っていてびっくりしました。帝劇って火使っていいんだ!?あと嬴政が火を持ってる時に信が掴み掛かって取っ組み合いになるところ、ハラハラした…。嬴政がちゃんとその段取りの前に火を消していたけど、一歩間違えれば大事故な演出。すごい……本気度……。小関くん地味にやること多いな。偉いな。

まだ本気出してなかったんだ

1幕の時点で「うわ~めっちゃ動く~~!すご~!」と思っていましたが、幕間で「まだまだこれから」とお友達にいわれて「そんな訳なかろう」と思った。そんな訳あった。2幕が始まってから、1幕の戦いが道中の雑魚キャラを避けながら進んでいるだけとわかりました。そんなことある?

2幕で山の民が出てきてから「跳躍力と機動力と体力、1幕でぜんぜん100%出してなかったの!?????」と驚きの連続でした。びょんびょんバク転するわ高いところから飛び降りるわ…すごすぎる。観てるこっちが痩せそうで助かる。

その他感想

この時代つらい

何をどうするにもとにかく剣。腕力を使い相手の肉体を斬ることでしか物事を解決に導くことができない世界が、虚しくやるせなく、観ていて悲しくなりました。もうみんな美味しいもの食べながらのんびり暮らそうよぉ。こうした時代を経て、今の比較的平和な世の中はできたんだなぁ………つらい。

そんな時代の中での嬴政の「話し合いに武器は必要ない」という言葉。観劇中はただ「かっこいいなー」と思いながら聞いていたけど、今思い返してみるとその言葉は現代からすると想像もできないくらい、斬新で型破りな言葉だったのかも。嬴政ってその時代の人が考えつかない革新的な未来を最初に見据えた、すごい人物だったのかも。

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↑観劇後に書いていた感想でした。

もう9ヶ月くらい経ってしまったので細かいところを覚えていませんが、とても重厚で満足感のある誠実な舞台でした。

円盤発売おめでとうございます!本当に!

小関くんの2023年の舞台、王で始まり王で終わるのすごいな!(シャルル7世って王?じゃなかったらごめんッ)

 

おわり

 

「スリル・ミー」10月9日大阪公演:私と彼の、木村達成と前田公輝の化学反応を目撃した日

大阪遠征サバイバルモード

遠征前日にスマホの機種変に失敗したため(愚か)、帰りの新幹線にて圏外のスマホのメモ帳に書いています。世界に取り残されている。新幹線のWi-Fi繋がるのに何もできなくて心が無理になってる、早くTwitterしたい、たすけて。スマホの機種変は遠征前日にしてはいけない。これは人生の教訓。これを読む皆様もお気をつけください。助けてくださった皆様本当にありがとうございました。

それでもフォロワーさんと待ち合わせしたりして、会えるたびに「よかったー!会えたー!(泣)」になりました。

最初の公園のシーンで『私』が「待ってたよ」と『彼』に言うシーンがありますが、あのシーンの重みがわかりました。スリルミーはスマホない時代だからね。待ち合わせに成功するだけで嬉しさもひとしお。そんなことはどうでもいい。

 

今日は木村達成さんと前田公輝さんの演技力に殴られたおかげで、今日の木村私はこういう人だった、とか、今日の前田彼はこういう人だった、みたいな感想はほぼないです。とにかくこのシーンのここが!みたいな話を延々としている。歌と演技に圧倒される、そんな日もある。そんな楽しみ方もある。

 

ざっくり感想

10月9日の木村私×前田彼回が本当に凄すぎてもう、なんか、なにもわかんない、木村達成さん前田公輝さん舞台に立ってくれてありがとう、生きてくれてありがとう、生きててよかったありがとう、世界に感謝、動悸息切れ情緒決壊。

凄すぎて全ての記憶を失いました。木村私が新聞を破いたことしか覚えてない。

木村達成さんと前田公輝さんにどうしたらこの感動と感謝を伝えられるのか分からない。もうカーテンコールで十分伝わってるといいな。君たちは超人だよ。たくさんの人が目撃していたよ。この2人はこの国の宝だよ……………………………………。

あ、ホリプロにお中元とか送った方がいいかな?お中元って何月に送るやつ?何もわかんないや。まずホリプロに「このふたりのスリルミー最高ですありがとう」って伝えなきゃ。アンケート書こうアンケート。

 

カーテンコールは何回やったか分かんないけど、満場一致で2回目からスタオベだった。スリルミーは比較的カーテンコールの熱量高めだけど、だいたいいつも2回目にパラパラと立ち上がる人がいて、3回目で全員立つかな、というのがよくある光景。

わたしもいつも周りを見てタイミングを伺いながら立つことが多いです。

しかし今日ばかりは2回目でザッッッッて全員立った、すごかった。打ち合わせしてたっけ?

観ている時に「エッッッッ今日あまりにも…凄すぎる………どうしよう…みんなどう?どういう気持ち?ぼくはどうしたらいい……」ってなってたんだけど、カテコで皆んな立って安心した、そうだよね今日すごかったよね。いつでも最高だしすごいんだけど、今日は特にすごかったよね、ぼくもそう思う。

会場全体がこの感動と熱意と感謝を伝えたくてウズウズしていた。割れんばかりの拍手とは、たぶんこのことだった。

 

なんかもう全てが最高すぎて5周回って特筆することがない、とりあえず観終わって劇場から出て、ばったり会ったフォロワーさんと「すごかったですよね」「疲れたね………」という会話をしました。語彙は座席に置いてきてしまった、魂が抜けてしまった。おしまいだ。こういう体験ができるから観劇はやめられないし、木村達成さんのオタクはやめられない。やめる気もない。

個人的には、スリルミー初見と同じくらいの緊張感と興奮があって、双眼鏡を持つ手に心臓のバクバクが伝わってしまって視界がブレブレだった。「オイ!!!!!!!!!!」ってなってた。双眼鏡を使うのは早々にやめた。それくらい凄いものを観た。何回か観ているのに、初めて観る衝撃がサンケイホールブリーゼにはあった。化学反応ってこういうことを言うんだと思う。

もう今日の公演の思い出を閉じ込めておきたい。奇妙な2羽の鳥を鳥籠に仕舞うように…………。

 

カテコ可愛かったところ

最後から2番目?くらいの時に、漫才の「どうも〜!」の拍手で登場する2人。達成さんが「なんでやねん」のツッコミのポーズ、公輝さんがそれを受けて左ほっぺたでOKのポーズ(たこやき??)。かわいい。

最後のカテコは、達成さんがナマステの要領で手を合わせてありがとうってしてた。

あんなに凄いものを演じてヘトヘトだと思うのに、このサービス精神である。2人がすぐにこちらの世界に帰ってきてくれてよかった、安心。たくさんカーテンコール出てきてくれてありがとうございます。大阪千穐楽おつかれさまでした。本当にありがとうございました、たくさん寝てください。おいしいもの食べてください。

 

一旦10月8日公演のお話

8日公演、音響の問題なのか分からないけどピアノの音が大きく聞こえて、逆にセリフと歌が少し小さく聞こえた。契約書のシーン全然聞こえなかった気がする。自分が座ってる座席の問題〜?と思ったけど、そう感じてた人は他にも居たみたい。9日になったら全てが聞こえた。なんだったんだ。(この現象、君嘘の富山公演でもあったね)

 

8日公演は、木村私の演技も歌も少し控えめに見えたし聞こえました。言葉を選ばずに言えば、少し調子悪いのかなと感じた。めちゃめちゃ祈りのポーズしながら観た。どうにか無事に最後まで走り切ってくれ……になった。高音とか絞り出してがんばって出してる感じがしたし、いつもより裏声だった気がする。そして全体的に控えめで少し弱々しい演技な気がした。気がしたんだけど、なんか後半で盛り返してたから全てが分からなくなった。

それはそれで木村私が繊細な感じがして良かった。舞台の演技ってやっぱり一期一会で唯一無二だよね。幕が上がることに感謝。

 

とにかく凄かった9日公演の所感

と思ってたら9日の今日の演技と歌があまりにも最高絶好調すぎて、またハンマーで頭を割られてしまった。昨日は別ペアを初めて観た衝撃にハンマーで頭を割られたばかりなのに。

観ていた時の脳内感想第一声が「『私』めちゃめちゃ元気じゃん!!!!!!!!!!!!!!」でした。いや待って第一声は嘘かも。

何がそう感じさせたのかな…歌声の力強さかな…低音の響きかな…わからん…ハンマーで頭を割られたので記憶がないな……、あっ「♪隠された真実」の「できる〜限り〜〜」で優勝を確信したかも。歌声がすごく綺麗だったので。いや序盤やん。

 

とりあえず木村私の芝居の勢いが良すぎて「手すりが!!!折れる!!!!!」と思ったことは覚えてる。全身で手すりにもたれかかる所もそうなんだけど、手すりを持ったまま振り向くところ?の演技が勢い良くて、へし折りそうで良かった。

 

♪スリル・ミー

木村私「さあ壊してくれ、もっと強く、もっと」

手すり 「ぼくが壊れそう」

↑ツイ廃すぎて観ながら脳内でツイートしたやつ

 

とにかく疾走感というか、ヒリヒリ感が凄くて、前田彼と木村私の感情がぶつかり合ってパチパチ火花が散っていた(散っていない)。

2人がラストにはどうなってしまうのか全く分かなかった。それは観ていて不安ということではなく、初見の時のように「この物語はどこに着地するんだろう」というドキドキ感。暗闇を走るジェットコースター。

特に木村私の感情の放出具合がすごくて、歌も芝居もすごかった。全部観たことあるシーンなのに、初めて観るシーンがたくさんあった。「その言い方初めて聞いた」とか「何その演技初めて観た」とかがずっと続いてた。そしてそれを受ける前田彼の演技が本当に素晴らしくて、『彼』の落ち着き具合と感情の放出具合がとても綺麗だった。前田彼も新しい演技がたくさんあった。木村私が凄くパワーがあって感情豊かだったから、それに応えるように前田彼もパワーのある演技だったように思う。

というか木村私・前田彼ペアは対等な会話が成立しているように感じて愛(いと)。そこにストプレっぽさを感じるのかも。

今日は歌のテンポが速かった気がしたんだけど、気のせいかな。特に「超人たち」とか速かった気がする、分かんないけど。昨日廣瀬松也ペア観たからそう感じただけかもしれない。

昨日の公演の所感からの、今日のこれなので、木村達成さんのこと何にも分からなくなっちゃった、大好き。

 

もう何も思い出せないけど9日の思い出したシーンを書く

♪隠された真実

「何が知りたい」の言い方がちょっと弱めで「昨日に続き繊細な『私』かな…?」と思ったんだけど、歌い始めたら歌声があまりにもサイコーすぎてハンマーで頭割られた

どうでもいいんだけど、バードウォッチング木村私のメモ帳の持ち方謎で好き。上から持つことあんまりなくない?それ字書ける?と思ってやってみたけど意外といけるかも。あらぬ疑いをかけてごめん。

 

♪僕はわかってる

あまりにも木村私の滑舌と低音が最高すぎて感謝の気持ちでいっぱいだった。

そうだ!!思い出した!!!昨日もそうだったんだけど、「僕のもとへ」の言い方が東京から変わってた…!!!凄いもう〜〜〜〜大好きッ………。

(わたしが)東京公演で観た時よりゆっくりになって「ぼくのもと〜へ〜」が「ぼ〜く〜のもと〜へ〜」になってた。「僕のもと」という言葉が、より強調されていた気がする。東京公演からこの言い方だったら記憶違いです、ごめんなさい。

今日「うわー!!好き!!」となったところは「君は知らん顔!よそばかり 見ている」の「よそばかり」の言い方。地団駄を踏んでいるような、悲しみを抱きしめているような、子供の喧嘩の責め方みたいな言い方で胸がギュッとなった。全体的にドラマチックになっていた。

 

♪やさしい炎

最高すぎて全てを忘れたけど今日も木村私のオイル撒きのキレが良かった。一斗缶投げからのダッシュも速くて最高だった。

今日の「触って」の後の階段で歌うところ、木村私が意志の強そうな表情をして前を見据えていた気がした。私の記憶では『彼』に身体を預けてうっとりしているシーンだったので(※幻覚or見間違いの可能はある)、「このパターンもあるんだなぁ……」と胸いっぱいだった。

あまりにも2人の歌声が綺麗だったのでうっとりしながら聴いた。なんか今日は2人とも少し大人に見えた。

これは今日に限った話じゃないんだけど、両手を広げて「火の粉弾けて〜」とするところで、木村私の1.2歩前に出てきた時の体の角度(開き方?立ち姿?)がめちゃめちゃ好き。

 

♪契約書

シンプルに2人とも歌声が最高すぎて思い残すことがない(わたしが)

今日すっごいテンポ良かった気がする、分かんない、いつもと一緒かも。観ているこちらの心拍数が勝手に高かっただけかも。

木村私の「少し話してもいい?」までの、前田彼に歩み寄って座って膝を抱える仕草がゆったりとしていてドラマチックで好きでした。

前田私の「そうじゃないと言いたいなら、レイ」の言い方がすごく優しかった気がするんだけど、優しかったのここじゃなかったかも。すごく「レイ」の言い方が優しかったところがあったのは覚えてる。え〜どこだっけ〜…………

 

声が爆裂出てて超良かったな…残らんか…?今日の音源……CDに…なんかもうどうにかならんか……?頼むよ〜〜〜〜お願いだよ〜〜〜

 

血の契約をした後の『私』の「二人はこれで 完全な絆で〜」の入り方がいつも好き。さっきまで指切られるのビビってしおしおしてたのに、バッキバキに生命力宿ってる目してて好き。

 

♪スリル・ミー

最高すぎて全てを忘れましたが(上の句)

木村私の感情が大爆発していて本当にすごかった…。とりあえず、もたれかかられすぎた手すりが根本から逝きそうなくらい感情が爆発してた。

気が狂いそうだ!の勢いとか、「これじゃおかしいじゃないか!」のセリフの勢いとか、とても、とても良かった(下の句)

あと木村私の「スリル・ミー」の発音すごくきれいだよね。

 

そして2人が身体を重ねる(概念)シーンで、いつも前田彼が先にネクタイを床に落とすのが印象的だったんだけど、わたしが観る限り初めて今日はネクタイを落とすのが同時だった。

なおサスペンダーはクロスだった。

(※サスペンダーを外す時に、左手で右肩・右手で左肩のサスペンダーと腕をクロスして外すパターンと、右手で右肩、左手で左肩のサスペンダーを外すストレートパターンがあり、めちゃめちゃ注目しているオタクがいる)(東京後半からクロスになったという噂がある)

 

♪計画

すっごいよかった…いつでも最高だけど…分かり切ってるけど一旦「良かった」と書かずにはいられない。

木村私の「金に困ってるわけじゃないだろ!!」の言い方がすごい好きだった〜〜〜〜。木村私が必死すぎて、でも相手を責めているわけではなくて、被害者のことを思って切なくなって被害を最小限に抑えようという意思のある、少し声が裏返ってしまったような「金に困ってるわけじゃないだろ」だった(※諸説ある)

前田彼の「代わりの"だーれーかーー"」の言い方が怖すぎて最悪で好き。前田彼はちょいちょい良い意味で棒読みになるところが、内に秘めた感情の底知れなさを感じて好き。

 

♪戻れない道

前田彼がめちゃめちゃ布を干している(※洗濯ではなく話題に触れないという意味で)という感想を見てから、このシーン毎回微笑ましくなってしまう。畳んだ状態の布を取り出し、そのままそっと床に置く前田彼。ふふっ…。

廣瀬彼はちゃんと広げてから丁寧に畳んでいたぞ!

前田彼はたぶん塩酸を丁寧に味わってる。そっちに忙しいから布なんて構ってる暇はない。

今日の戻れない道めちゃめちゃ良かったな…すべてが……声の伸びが……

 

♪スポーツカー

今日も怖くて最悪で大好き。前田彼の爽やかな笑顔と優しそうな声、少しずつ警戒している子供の心を解きほぐしてしまう柔らかな雰囲気。最初はガチガチな反応だった子供が、徐々に顔をほころばせて、最終的に前田彼に懐いているところが見える。怖いよう。さすが、弟が居る『彼』だなぁ……と思う。兄なんだよねしっかり。

前田彼が子供と手を繋いだ時、腕を上下にふわっふわっとするのが好き。子供が飛び跳ねているんだね。なかよしじゃん、さいあく。

あと手を繋ぐ時に手が逆手(手を上からかぶせる)のが好きです。

 

♪超人たち

今日はもう超超超超超超人だった。すごかった、何がすごかったんだろう、わかんない。テンポが凄く良かったように思う。観ている時に引き込まれすぎて息するの忘れた。

ふたりでロープを中心に寄せ合うところがすごく良かった。勢いが良くて情熱的だったきがする。2人が溶け合って1つになるんじゃないかと思った。

そして前田彼がなんか新しい仕草をしていた気がしたんだけど忘れてしまったーーーーーーアーーーーーーーッ……

前田彼のロープぱしーん!からの木村私の「ヒャッ!」がすごく良かったんだけど何が良かったのか記憶が飛んでしまった

木村私の「そうだけど、震えてる」の歌い方がまた初めて聴く歌い方で、聴いているわたしが震えた。声が低めで、めちゃめちゃ声が震えてた。演劇的だった。すごく好きでした。

最後の「もう戻れない」のところで、木村私がすごい顔をしていた(すごい顔)。そして木村私が全然立ち上がらなくて、前田彼がズリズリと引きずり上げていたのが良かった。いつも最高だけど今日の超人たちは特に良かった、本当に良かった。すごかった。

 

♪僕の眼鏡/おとなしくしろ

テンポが良くて、後述する新聞破れハプニングもあってか疾走感とヒリヒリ感たっぷりで凄く良かった…………。

木村私がまた新しい歌いかたをしていた気がするんだけどまた記憶が飛んだ。あっ、「すぐにでもその持ち主が誰か分かる」の最後を延ばしてたんだっけな?聴いてて気持ち良いと思った記憶。

木村私がすごく焦っているように感じて凄くハラハラした。

今日に限った話ではないけど、ラジオに続報(速報?)が入ったときに2人同時に立ち上がるとこカッコよくて好き。

 

新聞(※好きすぎて曲から独立)

木村私が新聞シュッッて取り出す時に勢い余って(フォロワーさんが足に引っ掛けてたって仰ってた)新聞の端を破ってしまってて笑った。しかもその端が折り目側というか、破れた小さい破片がちょうど見開きできるようになってて(笑)、新聞読む時に小さい破片もちゃんとつなぎ合わせて開いて読んでて、律儀で偉くて可愛かった。新聞開く時に勢い余って落としかけてた気がするけど気のせいかも。新聞ぶん投げ後も舞台上にずっと新聞の破片落ちてた。

 

♪あの夜のこと

この曲の掛け合いが大好きなんだけど今日はすごくぽんぽん進んでる気がしてとても良かった。最後に繋いだ手を押し合うところの表情よかったな、前田彼めちゃめちゃ満足気なドヤ顔していた気がする。木村彼もすごい顔してた(すごい顔)

木村彼が1人になってからは含みのある表情をしていて凄く良かった…。

 

♪僕と組んで

この曲の前田彼の「レイ」の言い方が優しくて、こういう時だけ優しくしやがって……という気持ちとそれくらい弱っているんだね……という気持ちが同時に押し寄せる。窮地に立った時、やっぱり『私』のことを頼るんだな……。そして『彼』の持ち曲はスポーツカーと同じ曲調なんだな。

このときの前田彼の乱れた前髪と前開きのベスト大好きです。

このシーン終わって暗転する瞬間に木村私が笑っていたような気がするんだけど毎回記憶飛んでるから確証ない。でも暗転するときにニタァって笑うところと、観客側を向いてる時は悪い笑い方してて『彼』のほう向く時は微笑み(だったか真顔だったか)に戻るシーンが怖くて好き。どこか忘れたけど。

 

♪死にたくない

今日の前田彼はボロボロだった、すごかった。この曲3拍子(だよね?)なのが生命を歌っている感じがして好き。「死刑が解決できるのか全てを」の絶望感とボロボロ感、フラフラ感。「眠れない~」からの床を這う前田彼がズタボロで好き。「首に巻き付くゆっくりとロープが」で首周りのロープを払おうとしている(わたしの見間違いかも)のが好き。

最後の「死にたくない」で木村彼がすんごい顔してた(すんごい顔)してた。

 

♪99年

前田彼が「こういう弁護士になりたかった」的なことを言ったときに、木村私が赤ちゃんに話しかけるみたいに「そうだったんだ」と言っていたのが怖、というか『彼』と『私』の立場が逆転した瞬間に感じてゾッとした。

木村私が「落ち着かない」的なことを言ってる前後から「これから一生『彼』と一緒に居られるぞ」というワクワク感、高揚感が表情から滲み出ていて怖かった。木村私はすごく姿勢が良いから、それが余計に。対して、いつも広い背中をしている前田彼がもうボロボロで限りなく小さくて髪も乱れて服も乱れているのが、この2人の立場の逆転を感じる、良すぎる。

木村私が「まだ分からないの?わざとだよ」と言ったときの前田彼の「逮捕されるために?」の意のセリフが、少し間があるのがすごく好き。前田彼の全然飲み込めていない感じと、ちょくちょく受け答えが棒読みなつぶやきなのが、理解できていない感じがして。

タネ明かしが終わって光が差し込むところで、木村私が目を細めて空を見上げるんだけど、目をガン開きしてから「奇妙な鳥が2羽~…」って言うのが最強に『私』にしか見えていない景色で好き、怖い。だって本当にバードウォッチングする時は、目を細めて、見えないから眼鏡をかけるんだもん。見えない目をガン開きにして「奇妙な鳥が2羽」は怖すぎる。

「判決は出た」のメロディーが不気味で大好き。

そして「判決は出た 99年 離れない 離さない」の「離れない 離さない」の歌い方がねっとりとしていて木村私の執着心の強さと『彼』への粘度を表していて好き

あと木村私の「変だよ青ざめて」の圧が今日はすごくて、言葉の圧で前田彼を押し倒してしまいそうな勢いだった。

 

この曲を歌っている時の今日の木村私の表情が凄まじくて、心の底からの笑顔だった、人ってそんなに笑顔で歌えるんだ。でも笑顔が怪人みたいな笑顔で怖かった。歌いながら、笑顔のまま前田彼に顔面をジリジリと近づけていくのがやっぱり怖くて不気味で、そのまま前田彼を取って食ってしまいそうだった。怪物だった。

前田彼が「君を認めよう」と歌った時、木村私が最高にヤバい笑顔をみせていた気がして好き。正確にはここじゃなかったかも、もう分からん、いつだって記憶喪失、いつだって思い出せない、あの夜のこと。(夜公演ではない)

 

木村達成運動神経最高シリーズ

盗んだカバンをキャッチするのが上手すぎて本当に大好きなんだけど、冷静に考えて前田彼のカバン投げの速度が速すぎるおかげであの華麗なキャッチが生まれているんですよね。全幅の信頼じゃん。きのう廣瀬松也ペアを観て「そもそも前田彼のカバン投げる速度が野球部なんだね?」になったのを思い出しました。前田公輝運動神経最高シリーズも書き留めるべきかもしれない。

カバンをキャッチした後カバンを舞台の後ろの方に投げると思うんだけど、これも速すぎることに気づいてしまった。速すぎてアメフト部かと思った。いつだって最高の腕力をお届けしてくるやん。天井から落とされたり爆速で床に叩きつけられたり、あのカバンの耐久性が底知れないな。

あとどうでもいいんだけど前田彼と廣瀬彼で盗んだものを取り出す順番が違ったの面白かった。ていうか廣瀬彼が一個多い・前田彼が一個少ない気がする、気のせいかも。廣瀬彼はマラカスみたいなやつ取り出した後に、底面を底にして(????)床に置こうとしてたのが律儀だなと思った。

このシーン観るたびに「戦果が気に食わなかったのにちゃんと片付けしててえらい」と思っている、『彼』に対して。

 

総括

木村達成×前田公輝の芝居と歌があまりにも最高なのでオリンピックレベルで恒例行事にしてほしい。円盤出せと贅沢は言わないからCD出してほしい、一生のお願いだから。どうにかならんか。

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木村私と前田彼の新しいお芝居と新しい歌がぶつかり合い、混ざり合い、弾け合う公演だった。東京公演を走り切ってからもなお、まだ進化を続けるなんて。君たちはもう超人だよ。

 

烏滸がましいけれど、舞台と客席が一体となって100分を一緒に全速力で駆け抜けたように感じた。それくらいスリル・ミーという作品に没入させてくれる公演だった。まさにthrill me、木村達成と前田公輝の存在にスリルを感じずにはいられない公演だった。

 

今日の公演は「化学反応」と称するのにぴったりだったように思う。

『私』と『彼』の。

そして、木村達成と前田公輝の。

 

素敵な公演をありがとうございました。

 

あとは完璧な夜を過ごそう。

 

おわり

スリル・ミー10月1日ソワレ(木村・前田ペア)を観劇したけど最高が止まらない

2023.10.01

ソワレ木村私×前田彼ペア!!

この日は9月29日に中止になってしまったマチネ公演の振替公演でした。開演10分前の中止はショックでしたが、こうして振替公演をしていただけることに感謝です。

平日マチネ→日曜ソワレ振替という条件はなかなか厳しい人も居るのでは…と思いましたが、1人でも救われる人が多かったことを願います。

ピアニスト落合さんのコンサートをリスケしてまで開演してくださったんですよね。Twitter見てびっくりしました。感謝してもしきれません。ありがとうございます!

……そんな特別な想いを持って各々席に着いた公演でした!ホリプロ貸切公演だったので、ステッカーとポケットティッシュもいただけました。ありがとうございます!

 

10月1日はおもしろカーテンコールの日でした。そのレポと、好きなシーンとか感想とかをまとめます。まだ木村前田ペアしか観たことがありません。他のペアは地方公演で観る予定!

 

ちなみに、一人称は以下のように書き分けております。

このブログを書いている人=わたし

スリル・ミーに出てくる私=『私』 です!

 

 

好きッてなったシーン

うきうきバードウォッチング

バードウォッチングのシーン大好き。目が悪くてうっすら目を細める『私』あまりにも可愛い。さっきまで53歳だったのに一瞬で双眼鏡持って爽やかになっててすごいんな本当に…。この空を見上げて上を向いたときに顔に光が当たってキラキラになるのがすごい、イリュージョン。やっぱりスリル・ミーは光の使い方が上手。

一生懸命メモしている時の『私』の姿勢の良さが大好き。というか常に姿勢が良いのが育ちが良くて好き。『彼』の登場シーンも何度でも好きです。良い角度すぎる(体が)

そして『彼』が来た時の『私』の「待ってたよぉ」が糖度120%すぎてすごい、砂糖菓子かな。一気に手つきと目つきがうっとりと艶っぽくなる『私』すごいな…『彼』のぬくもりを求めて三千里……。

 

前田彼の手つきが好きな話

「やさしい炎」で『私』が「触って」とお願いした後の『彼』の手つき。

まっすぐ『私』の手に触りにいくのではなく、手首を返してダンスのエスコートをするかのようにふわっ…と触りにいくところがとても綺麗。いやそうだよね歌い始め「狂ったようにダンスを踊る」だもんね……。

そしてわたしは『私』がここで「触って」とお願いする意味があまり分かっておらず、毎回「随分急だな…」と思っております。

 

血の契約のシーン

ナイフで『彼』が自分の指先を切る時、水面に触れるかのように優しくなめらかにちょんと触れるのが本当に美しかった。ナイフに触れた後、手首を返しつつ指先を少し捏ねる仕草が神秘的……。目つきもうっとりとしていたような。

そういえば『彼』の「前にやったことある」発言はどういうことなんだろう。血の契約をしたことがあるってこと?他の人と?人生大丈夫そ?血の契約って人生でそんなに何度も繰り出しちゃいけなくない?一生のお願いくらいのレアリティだと思ってたんだけど。

前にもやったことがある=自分で傷をつけたことがある=自傷だったらどうしようかと思ったけど、そこはわからない。

そして血の契約の時の『私』が注射を怖がっている子供のようで愛おしいなとおもった。ハンカチを仕舞うタイミングがペアごとに違うらしいので地方公演では注目したい。

 

53歳と19歳のスイッチ

全部好きだからもう書ききれないんだけど『私』の年齢の入れ替わりが見事過ぎて木村達成さんの演技と声色と歌声と歌い方と表情と雰囲気(つまり全て)の幅の広さに心の中でスタオベしてしまう。53歳になった瞬間の影の濃さと体型のずんぐり感がすごい、なに、なんで、どうして。

後半になるにつれて入れ替わる箇所が曖昧になっていくと思うんだけどいつだってぬるりと入れ替わっていてすごい、こわい、たすかる。いちばん「すっご…………」と思ったのが、どこだっけーーーーーーーー!たしか後半で、『私』が後ろを向いて数段上に居る『彼』の腰あたり抱きついていて、腰にあった手をスッと抜いてそのまま手枷のポーズして客席側を向いた時です。スーーーーーーーーッ…………………(役者の素晴らしい芝居を噛み締めている音)

 

ピアノ

落合さんのピアノ大好き。いやピアノの聴き分けとかできないし他のペアまだ観てないからアレなんだけど…。一音一音が立っていてポロンポロンしてる感じが好きです。

やっぱり始まりのピアノの音がすごく大好き。

ていうか100分ほぼ弾きっぱなしすごい。人間って100分ピアノの前に居られるんだ。役者2人にピアニスト1人。ピアニストは捌けられず、『私』もほぼ出ずっぱり、『彼』もほとんど捌けられないこの舞台すごい。作ろうと思った人の精神心配になる。ありがとう作ってくれて。

あとピアニストってずっと後ろの壁向いてるけど、一体どうやって合わせてるの…?舞台上見られるモニターあるのかな?なんかもう全てのタイミングが天才すぎて観てる間に祈りのポーズしてしまう。このミュージカルはペアだけどトリオ、トリオの舞台だよね。大好きだなぁ……。

 

99年も死にたくないも大好きなんだけどもう書くアレがないからこれはまた違う日に書こう。

 

木村達成運動神経最高シリーズ

・キレがありすぎるオイル撒き

・勢いのありすぎる一斗缶投げ

・ナイスカバンキャッチ

・高速新聞抜き(着席0秒ノールック)

・高速新聞投げ

(番外編)

・うますぎる腰抜かし(やさしい炎)

・なにのシーンか忘れてしまったけど寝っ転がってゴロンと一段下に落ちるところ

ずっと気になっているんだけど、腰抜かしとか仰向けに寝転がるとか、腰にあるマイクの本体(?)当たって痛くないのかな…?お身体どうか大事になさって……。

 

ふたりの演技とか歌とか

前田公輝さんの演技がすごく好き

冒頭の『私』が『彼』に「大学院に入るんでしょ」と聞いて「何で知ってる!」になるシーン。『彼』がイラっとした瞬間に目をパシパシパシパシッって素早くまばたきをしていて、なんか感動してしまった…。表に出てくる感情はイラつきだけど、本心では驚いていたのかな?という…この……バランス…。好ッ。

その後も『彼』に注目して観てみると、目をぐりっと動かしたりまばたきをしなかったり、目線の動きが細かい…!!やだもう!

基本的に表情が抑えめな前田彼だけど、目だけは語るというのが『彼』然としていてとても好き…!!

そして前田『彼』が話すイントネーションがすごく好きです。なんていうんだろう〜〜、『私』に返事をしている時は、言葉ひとつひとつの粒が立っていてテグスで全部ぬらぁ〜っと繋がっているような、不気味な滑らかさのある喋り方。これが絶妙に冷たさと言葉がスラスラ出てくる頭の良さを醸し出している気がする。

でも自分のことを話したり犯罪計画について話したり興奮しているときは思いっきり声も大きくなるし、表情も豊かになるんですよね。好きすぎ。

あと悪い顔が「悪いことしてるぜ!!」って感じの顔で好き。楽しそうで何より。

 

もちろん木村達成さんの演技も大好き

ミュージカル四月は君の嘘から出演作を欠かさず観てきましたが、こんなに言葉どころか文字ひとつひとつをくっきりはっきり発音して話す・歌う姿を観るのは初めてなような気がします。特に歌。滑舌とかの世界線じゃなくて、もはや新たな発音法では?と思うくらい、粒の立った文字を繋げて言葉にし、セリフと歌の境界線ギリギリを歌い上げていて、また新しい木村達成だ……とうるっときてしまった。天井知らずなのか。

スリル・ミーってそれくらい他のミュージカルとは趣向の違う作品なんだなと思いました。演劇的というかね。でもわざとらしくなくてね。他のペアも早く観たい。

これは無粋だな…と思いながら言葉にしておきますが、グレー寄りのスーツ+メガネの装いをしても、醸し出す雰囲気・話し方・表情から全く有馬公生を感じなかったのが本当にすごいなと感じました。四捨五入したらビジュアル同じなのに。

 

「やさしい炎」で手をぐわっと広げるところが大好きすぎるんですが、それまでは『私』が不安げで甘えているような表情をしているのに、手を広げた瞬間すごくキリッとするというか、男らしくなるというか、『私』の素の部分が見えるようでとても好きです。

全体的に甘えてる顔というか困り顔というか、『彼』に可愛いと思ってもらえるように振る舞っている顔で本当に可愛いなと思います。『私』じぶんが可愛いって知ってる振る舞い。

 

ふたりの歌声

ふたりの歌声も歌い方も大好き。歌と感情のバランスがきれいで聴きやすいというか……。良い意味で癖がなくてすごく聴きやすいよね……。

前田彼の感情の揺れ動きが少ない澄んだ歌声に、焦り・悲しみ・甘えの入った深みのある木村私の歌声が絡みつくようで、とても美しいな……となりました。個人的なイメージは、透明でまっすぐなテグスの周りを何本何色もの毛糸が複雑に絡みついているイメージです。

そして、まれに『彼』が興奮して歌声がより豊かになった時、ふたりの歌声は無限の広がりを見せていて「このふたりなら何かすごいことを成し遂げてしまうんじゃないか」と錯覚してしまう。

それを最初に感じたのは「やさしい炎」のところで、ふたりが両手を広げるところでぶわぁ~っと歌声が広がって、それこそ燃え上がる炎のように劇場を包み込んでしまったのが印象的でした。歌がうますぎるよ、きむまえペア~~~~

他のペアをまだ観られていないから分からないんですが、このふたりが歌う曲はどの曲もグッと一歩踏み込む瞬間があるというか、ギアが入る瞬間がある気がして、聴けば聴くほどふたりの世界に呑み込まれていく感覚があります。

 

契約書のシーン

まず曲が良くてめちゃめちゃ好きです,癖になる。あと毎回(観たの2回ですが)「契約書のシーン来るの思ってたより早いな!?」になります。

この曲の"ジャッジャーン!!ニーチェには書いてある~"ってなるところが大好きすぎるから一生聴いてたい。

あとこのへんで『彼』が「俺"たち"は凡人とは違う」って言ってるの優しいな……ってなります。俺たちって笑(照)。『彼』は『私』を下に見ている節があるけれど、しっかり認めているよね。

 

『彼』が契約内容を歌った後の『私』の「できる限りで…」ってしたたかに付け加えるところも大好き。木村彼の上目遣いながらも意思のある視線が大好き。あとすべての言葉がくっきりはっきりしているのが大好き。

 

あと『私』が「その場合、BはAに対しても~」と歌い始めた時の言葉のくっきりさと声のデカさが大好きすぎる。この曲はちょいちょい格式ばった歌い方があるのが魅力的。事務的に聴こえるところが契約っぽくて好き。

 

一番好きなところは「二人はこれで完全な絆で繋がり結ばれた」です。「完全な絆で繋がり」の声のデカさすごすぎて大好き、大好きです。

でももっと好きなのは「誰も知らない契約書には~」から先です。メロディーが良すぎる。『私』の「僕たちの」の高音も大好き。この曲の終わりのピアノのメロディーがちょっと不気味で、これから良くない方向に転がっていきそうなメロディーなのもすき。スリル・ミーって、右に左に転がり落ちていくようなメロディー?が多くて好き。好きって好き以外に何て言えばいいんだろうね、困っちゃうな。

 

結末を知ってから観るスリル・ミー

犯罪が終わった後の「超人たち」で『私』が「まだ震えてる」と歌うところ。初見では犯罪を犯してしまった怖さで震えてると思ってたんだけど、もしかして『彼』と一生一緒に居られる状況に一歩近づいたから震えているのか?になった。武者震いなのだとしたら……『私』ってどこまでも純粋で恐ろしい人ですね……。

 

初見でなんとなく変だなって思ったシーンがあったんだけど、2回目を観て「ここだ!」になった。『私』が『眼鏡を落とした」と騒ぎ始める前のシーンだった!

『私』が「メガネがない!!」と騒ぎ始める前、目にぐっと力を入れ肩に力を入れ少し深呼吸をし、何かを決意しているようでした。初見ではなんか「あれっ?」と思っただけだったけど、2回目でそれが「これから自分の計画を遂行するぞ」の決意・気合い入れであると気づいてしまって、怖くなりました。初見で全然気づかなかった………。楽しすぎる……。

 

木村達成が演じる『私』

あまり細かい表情まで観られてないし、まだストーリーを消化するのに精一杯な時点での印象ですが、木村達成が演じる『私』はとにかく満たされていなくて、他人、特に『彼』に肉体的な救いを求めている印象。とにかくぬくもりが欲しい人。寂しそうで可哀想な人に見えました。

家がお金持ちであることと父親が有名であることはセリフから読み取れるけど、ほかは余白があるところがこの舞台の面白いところだなと感じます。

木村私は育ちが良くて、純粋で、環境は恵まれているけど親から愛情は与えられなかった子供のように見える。目に見える・耳に聞こえる愛情に飢えている印象が強くて、可哀想に見えた。

そして『彼』との距離が物理的に近づいたときのうっとりとする眼差しとか、一瞬で火照っている(ように見える)感じとかが本当にすごい。人ってそんな一瞬でやる気(やる気)になれるんだ。『私』、常にワンチャン狙っててすごい(?)

thrill meのタイトル回収は意味がわかった瞬間震えたけど、ふしぎと「そっか君は最初からずっと……そう……(しょんぼり)」になった。気づいてあげられなくてごめんねと思った(?)(おそらく推しの贔屓目)

 

前田公輝が演じる『彼』

前田彼は弟にコンプレックスがあって、家族とすこやかな関係を築けなかった人という印象。『彼』の行動原理の根源が承認欲求に感じる。とにかくすごいと言われたい、注目されたい、自分より上の人に認めてもらいたいという感じ。だからたぶんいくら『私』がぞっこんでも、足りないんだね。『彼』も愛情に飢えている人だなと思う。

でも不思議と「犯罪を犯すために『私』を利用するぞ!ガハハ!!」という邪悪な心は感じなくて、『私』に対しては「からかいたくなっちゃうなぁ~(にこにこ)」みたいな気持ちで接しているように見える。すごく『私』のことを愛しているように見える。「レイ」の言い方とか優しいし、言い回しのはしばしから優しさを感じる。

『私』の要求に応えると相手が満足して離れてしまうから、焦らして弄んでギリギリ『私』が執着心を持つところで止めているように感じる。さすがにメンヘラ製造機すぎる。

 

そのほか考えたことなど

ニーチェへの傾倒

最初はニーチェにハマる『彼』に少し呆れていた『私』が、知らぬ間にめちゃめちゃニーチェにハマっていてびっくりした、いつの間に。最後の方で『私』が「ニーチェは何て言ってる」って質問するとこゾッとした。

『彼』は自分に酔うために…自分の頭の良さを証明するためにニーチェを信じているように見えた。純粋な興味もあると思うけど。でも一番は、寂しさを紛らわせるために何かひとつ信じるものが必要だったんだろうなと思う。じゃないとやってられなかったんちゃうか。

一方『私』は完全に『彼』きっかけでニーチェにハマっていて、なんていうか、自分のためよりも「好きな人に近づきたい」とか「好きな人と同じ景色を見たい」的な動機のほうが、常に熱量高く物事にのめりこめるのかなと感じた。

『彼』のことが好き、という感情の強さ。愛は人を強くさせるし狂わせる。最終的には『彼』よりも『私』のほうがニーチェに心酔していたのでは?

あ、いやでも『私』はニーチェに嫉妬していたのかな……。眼の前にいる自分より、本の中の哲学者に夢中になる『彼』を見て、ニーチェに嫉妬していたのかもしれない。

 

頭が良いがゆえに求めるスリル

IQが高い、という意味で頭の良かったふたり。きっとふたりには、(少なくとも)わたしとは違う解像度で世界が見えていたんだと思う。入ってくる情報への感度・解像度が高くて、きっとすぐに理解してしまうんだろうな。だから普通に生きているだけでは退屈でスリルを求めるようになったんでしょうね。そこでスリルを求める向上心、他に使えんか?

しかし高IQの人はこの世に未練がないというか、この世のことをつまらないと感じて、この世界から別れを告げる確率が凡人よりも多いと聞いたことがあります。『彼』と『私』はそうならなかったのはすごい。特に『彼』は、家族とすこやかな関係を築けなかったことでこの世への執着と未練がめちゃめちゃあったように感じる。

 

いちばんびっくりしたこと

『彼』が服役中に他の受刑者の殺されて亡くなったことが一番ビックリしたんですけれども!!!!??こんなに呆気なく人っていなくなってしまうんですね……。鳥かごの中で『彼』を失ってしまった『私』、すごいな。罪人ですけど生きる希望を失ってしまった……。釈放され自由を手に入れた『私』は『彼』のもとに飛んでいってしまうのではないだろうか…と思った(けど史実は違うっぽい)

 

木村達成の『私』と前田公輝の『彼』

ビジュアルがそうさせているのか、声質がそうさせているのか、演技がそうさせているのかはわかりませんが、とても若気の至り感を感じます。若さゆえの軽さがこの事件を引き起こしてしまったような印象。

『私』も『彼』もすごく普通の青年というか、ふたりは邪悪な心を生まれ持った人たちではなく、正しくケアされなかった子供であり、もし誰かが手を差し伸べていれば危険な道を歩むことのなかった人たちなのではないかと感じる。

求めているものは違ったけれど愛に飢えていたふたり、でもお互いを愛し合い、よりよい自己を実現するためにお互いを利用したふたり。「家族とすこやかな関係を築けなかった」という共通点と、「すごく頭が良い」という共通点を持つふたり。特に後者は、飛び級するくらい頭が良いのにふたり一緒なんだから本当に特別な関係だったんだろうな。あとシンプルに「お前としか話が合わない」状態になりそう、頭が良すぎて。『彼』は大学に入って生きる世界を広げたことで、他の人間との関わりを持ったわけですが、『私』はずっと『彼』なことしか見てなかったから世界が広がらなかったんかな……。

ここまで綺麗で完璧で複雑で悲しい共依存があるだろうか……。

そしてもしこれがthrill meで済んでいればよかったのにと願ってやまない。もし『彼』が『私』という存在にスリルを感じていたら、こんなことにはならなかったのに。

 

おもしろカーテンコールレポ

めちゃめちゃオモロ&可愛いが起きたカーテンコールでした!スリルミーでそんなことあるんだ!

全部でたぶん7回。途中でヒューっと歓声も上がって、盛り上がりました。珍事が起きたのは6回目と7回目でした。

6回目

『彼』のハットをかぶって出てくる木村達成。顔を見せないように少し下を向いて出てきたのが印象的。

ロープを手に持って出てくる前田公輝。ちょっと笑ってた気がする。(角度的にあまり見えず…)

客席、戸惑いと爆笑。

木村達成、ハットを取り、胸の前に持ってきて一礼。

前田公輝、ロープを手に持ったまま一礼。

たぶん公輝くん笑ってた!

 

おもろすぎるやろ…になり、拍手を止めない観客たち。

 

7回目

(確か)笑いながら登場した、ロープを首に巻いた木村達成

めちゃめちゃ困って登場、毛布を首に巻いた前田公輝。

客席爆笑!!

木村達成がしー🤫のポーズをし、歓声と拍手が一瞬で止まる客席。驚きの統率力。

「じゃ、あとはよろしく!」って感じで静まり返った瞬間走り去って行く木村達成

「俺?」って感じで困り顔する前田公輝。最後に「うちの人がすみません…」って感じでぺこぺこして退場!

 

スリルミーでそんなことあるんだ…!?

観ていて「絶対戦犯木村達成!!!!」って思った記憶があるんだけど、もしかしたら公輝くんが「この人この人!」って指さしてたかも…記憶が曖昧…。

個人的には6回目でふざけちゃったせいでもう1回やるハメになってる2人という構図がとてもツボでした。

あと絶対に木村達成は「秘密」のつもりでシーッてしたんだけど、全然静かになっちゃった客席めっちゃおもしろかったです。ここに書いてごめん。

本編の感動が一旦吹っ飛んだけれども、とても楽しくてスペシャルなカーテンコールでした!

木村達成と前田公輝のヤンチャな少年っぽさが垣間見れてとても嬉しかったです。スリルミーのカーテンコールで遊ぼうという強い意志、大好き。本編がハードなだけに、観られると安心します。前田公輝の圧倒的兄力と木村達成の圧倒的弟力を感じました。

これは地方公演も楽しみだなあ!!!!

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

 

木村達成と前田公輝がスリル・ミーを上演する世界線に生きていてよかったと心から思う。99年続いてほしい。

 

気がつけば前田公輝さんのファンクラブに入会しオフショットを眺めていた。投稿数の多さすごっ。木村達成さんもファンクラブで最高写真を更新してくれてぼくもう思い残すことない。まんぞく。地方公演もコラボラジオも楽しみだー!

何よりも、木村達成さんと前田公輝さんがとても気が合いそうで仲良さそうなのが1番嬉しい。すこやか陽キャギャルであれ。

 

これから地方公演!どうか無事に幕が上がりますように。みんなすこやかに過ごせますように。

 

おわり

 

 

 

人生で初めてスリル・ミーを観た日

2023.09.29ソワレ

前田彼・木村私ペア

人生で初めてスリル・ミーを観劇しました!こんなにストーリー展開に殴られるのは初めてで、すごく貴重で大切な観劇体験でした。はじめましての前田公輝さんに怖がりつつもメロメロになりそうでしたし、木村達成さんのまた新しい一面を観ることができて本当に幸せでした。

考えたいこともたくさんあるけど、まずは初見の衝撃をメモしておかないと。スリルミー初見状態は貴重ですからね。

 

〇スリルミー事前知識

なんとなく「とにかくすごい」「観た人が虜になって大変なことになる」ということは知っていました。あと「観る人を選ぶくらい残虐」ということも。あ、あとTwitter流し見してて「足湯」も!笑

知ってたのはあと役名くらいかな。ずいぶん抽象的だなぁと思いました。

ネタバレ踏まずに観に行ってほしい!とアドバイスをいただいたので、とにかくTwitterを薄目で流し見してフォロワーさんの叫びを眺めていた感じでした。やっと観れたよー!

 

〇所感

まずストーリー展開にこんなに殴られたのは初めて!!親にストーリーの説明したら「よくあるやつね」とは言われたけど、まあそれはそうだけどやっぱり生で体感すると違うよね。しかも一気にガラッとひっくり返されはするんだけど、じわじわと「待ってそういうこと……?」と分かって行く感じが最高にゾクゾクしました。完全に『私』の手の内で転がされてしまったな…。

 

〇スリルミーという空間

もうそろそろ始まるな…という時間になった時の緊張感。物音がすごく響くから、音を立てないようにしないとと思って緊張しました。シアターウエストという狭さもあって、すごく閉塞感を感じて胸が詰まる感じがしました。

ピアノの1音が鳴ったと同時に落ちる照明、訪れる静寂。足元からガラガラと崩れ落ちていくようなピアノのメロディー。そして不気味に響き渡る"誰か"の足音。ここだけでもう満足感がすごかったしシンプルに怖くて帰りたかった。何かとんでもないものが始まってしまうんだという恐怖があった。

 

○舞台セット

シンプルな舞台セットの中で、光を使って色々な場面を表現しているのがすごく印象的だったし好きでした。

顔の光の当て方だったり、空間の切り取り方だったり、色の使い方だったり、変わるたびに「すごい!!!」ってなりました。なんだろう、光がすごくビビットで、シアターウエストの閉塞感のある暗闇とのコントラストがくっきりしていて、刺激的な空間でした。

ラストシーンの写真のところ、なるほど…!!!!!!!になった(あれが写真の表現なのか確信が持てず、終演後フォロワーさんに聞いた笑)

 

〇観ている時に感じていたこと

ここからは観ていて感じたこと書きます。こんなこと考えてるから聞き逃すんやで。

今回は後方の席だったし、とにかく全体を観よう体感しようという意識だったので彼と私の細かい表情までは観られてません。間違ったこと言ってたら許してくださいな。

 

・冒頭

ズッ…ズッ…という足音と覇気のない亡霊のような丸まった背中のフォルム。怖い怖い怖い誰誰誰。そしてうっすら付くライト、誰。あのもさっとしたフォルムの人、誰。顔にライトが付く、誰。喋り始める、誰。誰!???????知らない声の人おる。第一声が誰すぎて割と真剣に「どっち?」と思っていました。(※順番違ったらごめんなさい)

あっ木村達成さん…かな……………?と確信が持てないまま歌い始めてびっくりした…。歳を重ねて少し掠れた感じというか、監獄の中で生命力が削がれているのを感じる歌声でした。でも不思議と、内側には底知れぬ生命力がめちゃめちゃ宿っているんだろうなとも思った。内側に燃えるものはあるけど、長い服役期間と監獄という空間によって削がれてしまった生命力、という感じ。

 

・公園のシーン

暗転した時の捌ける速度が私が観た木村達成史上最速でニコニコしてしまったんだけど、ライトが付くとそこにはキラキラの目で空を見上げるうきうきバードウォッチング木村私が居てびっくり。誰!???????さっきの人は!??

体格までもがさっきとは打って変わって、スタイリッシュになっていた。すごい。もうプロの仕事に感動したし満足感がすごい。ぼくこの舞台に出る木村達成さんを観られて幸せ。

座った時の脚が余っててめちゃめちゃ長くて最高になったし、眼鏡をかける仕草が好きでした。君嘘の時から、達成さんがメガネを顔にかけにいくんじゃなくて顔から迎えに行くのが大好きなんだけど今回もそれで愛した。

そして登場した前田彼!スタイル良ッ。顔小さッ。なんかスヌーピーみたいでかわいい。(?)

そんで動きおもしろ。驚かせようとするために忍び寄る動きがアニメ。かわいい。『彼』ってこういうコミカルなキャラクターなのかも!(※5秒後に違うことが分かる)

『彼』が後ろから抱きつくわけですが、抱きつき方面白すぎない?男子校かよ。男子校知らないけど。なんでそんなちょっと胸揉むみたいな……そんなんだから『私』がおかしくなってしまうんだぞ。節操がなさすぎるぞ。

 

・『私』と『彼』の関係にびっくり

待ってー!!!!!!てっきり『私』が怖い人なんだと思ってた!!『彼』が怖い人で『彼』が主導権握っとるんか!びっくりしたな!!となった。え〜そうなのかそうなのか…「私』ってそんな…そう…。『私』可哀想可愛いね…(※まんまと騙されている序盤の感想)

 

前田『彼』の物音の立て方が、不機嫌さを使って人を支配しようとするムーブすぎて最悪だった。

 

・やさしい炎

これが噂の優しい炎!!!!怖がる『私』と興奮している『彼』……。

あんま覚えてないけど、両手を広げるところでぶわーっと歌声が広がっていったのが好きでした。

 

・血の契約

知らない間に契約を結んでいる!!と驚いた(とにかくついて行くのに精一杯)(ついていけてる?これ)

ここの曲めちゃめちゃ好き……。

タイプライターの音が直に聞こえたのも嬉しかった!!タイプライターへの浪漫を感じずにはいられない。『私』より『彼』の方がタイプライター打つの爆速で解釈一致だった。

 

・事件について

残虐なことは知ってたけど、ウワ〜ァァもう最悪ゥ…。ていうか全然高校生の頃から火付けてたんだびっくり。

弟をターゲットにしていたのに急に子供にしたの急すぎて分かんなかった!のでCD買って聞き返した!もしかして『彼』の思いつきですか…?え〜もう〜〜……

塩酸で顔溶かせば身元がバレないの最悪すぎる。なまじ頭が良いだけに…ウッ…。『私』が準備してきた塩酸が少ないせいで「もっと小さい子にしなきゃ」になるの最悪すぎてウワ〜〜ッって声出したくなった。その機転の効く頭、他に使え〜ッ!

てっきりわたしは、子供を後ろから殴ってゴンだと思ってたんだけど、まさかの「スポーツカーかっこいいでしょう、おいで〜乗ろう〜ドライブしよう〜」って声かけて言葉巧みに子供を操ってて最悪度が増した。そこが体育会系じゃなくて理詰めなのがさすがの『彼』である。

優しそ〜う(不気味)な『彼』すごく良かった……前田さんって悪役顔?も似合うけど、やっぱりベースは爽やかお兄さんだなぁと思った。

 

・事件がバレちゃったあたり

『私』の焦りが身のこなしと歌からすごく伝わってきて好きでした。それに対して冷静…冷静というか自分の行いによって冷静さを欠いた結果余裕こいてる『彼』の対比がよい。

舞台の上手下手でやりとりしてるの好きです。

メガネの歌がめっちゃメガネでちょっとふふって笑ってしまった。

あとラジオで流れてた記録的猛暑が記録的猛暑すぎて気が気ではなかった。

 

ニーチェへの傾倒

え!知らない間に『私』もニーチェに傾倒してる!???になった。最初は違ったよね?

ここは考えたことあるから今度書く!

 

・『私』の胸の内

だんだん『私』の目的が明らかになってきた時ウワ〜〜ッッッッて声出そうになった。君と一緒にいるため、鳥籠に囚われた2羽の鳥のように…。例えが鳥なの美しいなと思ったけど、そうかバードウォッチングが趣味だもんね…。そうですか…。じわじわと意味がわかっていく感じがゾクゾク不気味でした。今までわたしが観てきた『私』は一体……………。めちゃめちゃびっくりした、雷に打たれたかと思った。

とにかく2人で一緒にいるために『彼』無計画に便乗して利用したと分かって、「いつから……………」と頭を抱えてしまった。

よくニュースで「自分のものにするために殺した」的な話があるじゃないですか。それの意味がずっと分からなかったんですよ、死んだらいなくなっちゃうじゃんって思ってた。

でも、一緒に檻に入るために罪を犯した、は共感できないけど筋は通っていて理解できるな………となった。一緒に死ねるならそれも良いっていうのも分かる。美しいところで終わりにすれば、そこで思い出を閉じ込めておけるからね。なんか『私』の思いを聞いて「そっか〜〜〜〜そんなに愛してたんだね……………」になった。『彼』がどんどんぐちゃぐちゃになっていく様はとても切ない…切ない…?なんかもう、あぁぁぁぁぁ…と思うことしかできなかった。ここはもう少し整理してから。

やっぱりここのひっくり返される部分がすごく衝撃的で、後頭部ドカーンって感じだった。良い体験だった。良い体験だったなぁぁぁぁ観劇って楽しいなぁぁぁぁ

 

・ラストのほう

最後に『私』は枷が外れて自由になるけど、『私』は嬉しかったんだろうか。手にライトが当たって枷が外れるのが、ライティング綺麗だなになった。このあたりはもう少し整理してから。

 

・そのほかの感想

わたしは歌詞を聞き取って理解するのが苦手なので、3回くらい「なんでこうなってるんだっけ」になった。『彼』がニーチェに傾倒してて超人になるぜみたいな話のところちょっと待ってボタン押したかった。分かるけど速い速い。

初めて「ふんふん」って感じでニーチェの本見てる『私』可愛かった。

『私』が『彼』にめちゃめちゃ温もりを求めているのが印象的。とにかく目に見える愛が欲しくて愛に触れたくて『彼』に尽くして見返りを求めようとしている感じ。そしてそれを分かっていて、焦らし突き放す『彼』。『私』が求めているものが分かっているから、自分が『私』に何かしてほしいときだけ「レイ」と呼んだり「お前が必要だ」と言ったり……。しかもすごく優しく。さすがにメンヘラ製造機すぎるぜ。

 

そう!すごくびっくりしたことある!!!!

てっきり『私』と『彼』が出会ったことで始まる物語というか、出会ったことで起きてしまった最悪な事件の話だと思ってたんだけど、違うんか!!幼馴染(?)なんだ!?高校生の頃に消えてしまった『彼』ですか…そうですか…びっくりですことこの上ない。静かにずっと『私』は心の内に燃えるものがあったんだね…。

 

・さいこう

木村達成運動神経最高シリーズに、高速捌けと油撒きと一斗缶投げと新聞投げとカバンキャッチが追加されて最高が止まらない。

 

・そのほかの最高

カテコで髪を耳にかける前田さんがとても綺麗だった

落合さんが捌ける前に捌けようとする木村達成さん可愛かった、そのあとぺこぺこお辞儀してた

前田さんのスッキリとした小さいお顔に対しての肩幅の広さに遠近感がバグった

血の契約の、指を切られるのが怖い『私』が注射を怖がる子供みたいだった

 

とりあえず一旦これで!

とにかくすごく衝撃的で、刺激的で、貴重な観劇体験でした。

大好きな役者さんがスリルミーに出演しているという世界線を生きられてよかった。

私の初めてのスリルミーを、1番好きな役者さんに捧げることができてよかった。

これからも大切に観劇します。

 

おわり

 

 

 

『私』が『彼』に向ける視線が常に恍惚としていてびっくりした。手つきも隙あらば艶っぽくて、観ていて不安になるくらい温もりを求めている手だった。

途中で『私』はお金はある家庭に育った、父親は偉い人ということがわかるけど、行動の根底には「環境的には恵まれているけど愛をもらえなかった人」なのが関係してるんだろうなと感じた。

『彼』はとにかく弟へのコンプレックスがすごくて、弟を超えて親に振り向いてほしくて仕方ないんだなと感じた。なまじ頭が良いだけに、ニーチェに傾倒したのだな。何かを信じる心は素晴らしいし精神の安定に繋がるけど、人を巻き込んではいけないのよねと思った。

 

 

新ハムレット6/10マチソワ備忘録~おもいのほか自由奔放なひとたち~

「新ハムレット太宰治シェイクスピアを乗っ取る!?~」 6月10日(土)マチソワ公演を観劇しました。

マチネは太宰治が大好きな友人と観劇しました。太宰治有識者な友人も面白かったといっていました!嬉しいねぇ、楽しいねぇ。ちなみにその友人は血の婚礼も一緒に観ています。嬉しい。謎に達成さんのストプレをきちんと観ている人になっている。その友人からいろいろ解説もしてもらえて、大変楽しい観劇となりました!

可愛いグッズたちとPARCO1階のカフェで食べた美味しいケーキ

グッズもやっと買えました。(前回爆裂雨だったから…)

パンフレットは小さめサイズでかわいい。中を開いてびっくりの文量!読み応えたっぷりで嬉しい~!中の写真もとても素敵。クリアファイルは初期と最後のフライヤー柄(たぶん)。ビジュアルグッズ貴重ですね。この気だるげな達成さんの表情とても好きです。そしてブックカバー!めちゃかわいい!素材は布です(布です)。ちょっと薄いかな?という気もしますが、カバンの中で絶対に見失わない黄色なの助かる。買い足そうかな。開いたときのデザインがすっごく可愛くて「うわー!かわいいー!」って劇場のロビーで声出た。静かにしたい。

さて6/10マチソワの主なトピックは以下3本。

1.まさかの日替わり!?朗読劇

2.全員笑いすぎて変な空気になりかけた誓いのシーン

3.ハムレット急に脱いでどうしたの

何回観ても飽きないです……となりました。レポ半分感想半分という感じです。

 

まさかの日替わり!?朗読劇

最初は「な~んでこんな朗読劇することになってるんだっけ……?」と首を傾げていたのに、気がついたら大好きになっていた朗読劇のシーン。(※理解度には個人差があります)

ホレーショーの気合の入った演技が大好きです。そして私はびっくりしました。初日に観た時は高い声で演じていたのが、6/10のマチネではすごく低い声に変わっていたからです。日替わりなの!?そうなの!?ちなみにソワレでは高い声でした。マチソワで変えているのか、本当にその時の気分なのか…。謎が深まりつつも、加藤諒さんは本当に誰一人飽きさせないエンターテイナーなんだなと思いました。楽しすぎる。

ソワレのハムレットの朗読劇の声、今まで観た時より低い気がしたんだけど気のせいかなぁ。気のせいかも。マチネはトランチブル感があって、ソワレは声が低めで凄みがあった気がします。

朗読劇シーンの好きポイント

朗読劇のシーンでもう一個大好きなところがありまして。ハムレットが獅子の頭(合ってる?)をつけるところなんですけど……。な~~んであんなに可愛いの!?

まずホレーショーに手伝ってもらってるのが大変可愛いと思っているのですが、カツラを持って「ほっ」って勢いつけて被っているのが大変愛おしいですよね。被った後にホレーショーに手伝ってもらってね。被った後の顔芸……顔芸……?表情が豊かで好きです。お顔をぎゅーってしたり、いーってしたり、横の髪が気になるのか、やたらといじいじしたり。あと顎の紐(?)を結ぶのが妙に速くてツボです。器用ね、手先。顎に紐をあの付け方して喋るの大変そうだなぁと思いました。

あと「かわいい!」と思ったのは、朗読劇が始まる前に箱に乗ってちょっと喋るじゃないですか。その時に前髪をぺろって上げるんですよね。あれかわいい。話す時はきちんと顔を見せようという、ハムレットの育ちの良さ。

マチソワどっちか忘れましたが、ハムレット上着を上手に着れなくてホレーショーに「やって!」ってなってるのが可愛かったです(思い違いかもしれません)

ハムレットはホレーショーの前で一番素の感情を出しているような気がします。甘えてるよね。

 

あと、多分ソワレで太鼓についてる紐…の先のコイン…?なんだろうあれ…あれがちょっと絡まってて、めちゃくちゃチリンチリン言わせながら解いてるのがツボでした。ああいう鳴り物、思わぬところでオモロを生み出しそうであぶない。

オフィーリヤに「なにか手伝わせて」と言われて「じゃあ一緒に演出を頼むよ」という流れが高校生の青春っぽくて好きなのですが、ホレーショーがそこで口笛吹くのも大好き。ノリが楽しい。

そしてオフィーリヤが、その場で頼まれただけなのにすごく良いタイミング(ハムレット演じる亡霊が喋るタイミング)で太鼓をトコトコ鳴らしているのが私的にとてもツボです。すーごい上手やん。あのフォルムと佇まいも合わさって妙にマスコットキャラっぽくてかわいい。

朗読劇のシーンでグッとくるところ

ハムレットが舞台に上がるときに、木箱の舞台に対して「アルプスよりも高い気がする」と言うじゃないですか。私は木村達成さんが舞台上であのセリフを言うことにとてもグッとくるというか……なんかこう、言葉にできない気持ちになります。(私は達成さんを知ったのがつい最近なので昔のことに関して言及するのは烏滸がましいですが)きっと一観客には想像できないくらいのたくさんの苦労やプレッシャーを乗り越えて、舞台の主演を何作も連続で務め上げる存在になられたはず…。そして彼はそういったパーソナルな部分をお話されない印象なので(最近は少し増えてきた…?)、ただのセリフとはいえ「舞台」に対する少し後ろ向きな気持ちの言葉を彼の口から聞くことができるというのは、大変貴重だなと感じました。

何が言いたかったんだっけ……。とにかく、我々一観客が舞台に立つ役者の気持ちを知り得ることはできませんが、新ハムレットに主演として舞台に立っている彼の姿をこうして観ることができるのは、本当に尊いことだなと思うのです。これからもどうかすこやかに舞台に立ち続けてほしいです。

全員笑いすぎて変な空気になりかけた誓い

あのシーンもなかなか長いので何を誓っているのか若干忘れつつある。推定この舞台で一番オモロが巻き起こるであろう誓いのシーン。マチネでは舞台も客席も笑いすぎましたね。「誓いますか」を皮切りに、ホレーショーとポロー二ヤスがキスしかけたところで、ホレーショーはすんでのところで逃げ出します。その時、喉に何か詰まらせてしまったのか演技だったのか真相は分かりませんが、ホレーショーがえずいてしまってなかなか次のセリフに進むことができませんでした。(なんか文章に起こすとまともだな……)それをポロー二ヤスがセリフを言わずに引き延ばすもんだから、ハムレットが顔をくしゃっとさせて本気で素で笑っていました。笑いすぎて、最終的に口元を手で隠してたし。その流れが済んだ後、ハムレットがホレーショーのことをぺちっと叩いていました。仲が良くてなによりです。

これからあのシーンが鬼門になるのでしょうね……笑いを取るホレーショーにとっても、笑いをこらえなければいけない(?)ハムレットとポロー二ヤスにとっても…。いや、ポロー二ヤス、にやにやしながらめちゃめちゃ笑ってたな!!自由すぎ!

素で笑うハムレット(達成さん)は大変可愛かったですし、大笑いした後にスッとセリフに戻るのが本当にお見事でした。

 

ちなみにソワレではホレーショーがちぎれたジャケットの裾を使って床を掃除するという謎のギャグを披露し、若干滑りつつ、会場全体が「ふふっ……」という雰囲気に包まれました。ハムレットが瞬時に「好きにしてくれ…」とでも言うように、手を軽く体の前で重ね、一歩後ろに下がって直立をキメている姿が面白かったです。ちょっとニヤニヤしてましたね。ポロー二ヤスもニヤニヤしてました。なるしーさんが笑い上戸なのか、大人の余裕な笑みなのかは分からずじまいです。

ハムレット急に脱いでどうしたの

タイトルが全てです。事件はソワレで起こりました。

ハムレットがドカっと木箱に座りぴこぴこゲームをするシーン。いつもならハムレットは外套を枕にし、ゴロンと寝っ転がり足を組んでゲームをするのですが、何故かマチネではパーカーのジッパーを開け始めました。「暑いのかな?あら~何かが斜めがけになってるなぁと思ってたけど、小刀(?)ケースだったのね!そんで下のシャツの裾ビリビリだな!!!」と思っていたらパーカーを脱ぎ始めました。びっくりしました。心の中のキムタクと櫻井翔が「ちょ待てよ、嘘だろ」と言ってた。

どう……どういう風の吹き回しで…そう……?ソワレは絶対にこのシーンの会話理解するぞ!と思っていたのにあまりの衝撃に私の脳みそは閉店しました、お疲れ様でした。結局、脱いだパーカーは丸めて外套の上にポイ。座ったままスマホゲームをしていました。下に着ているグレーのシャツがまさかタンクトップとは思わず動揺した。しかもペラペラだし。あと腕が思いのほかムキムキでびっくりしました。鍛えてらっしゃるのかしら…(ラジオでパンプアップしてるって言ってたけど、7割くらい嘘混ぜてる気がするからどこからどこまでが本当かはわからん)

このシーンの最後、ガーツルードのセリフに合わせてハムレットが立ち上がるのですが、さながらボクサーのようでちょっと面白かったです。

図解しようと思ったけどかっこよい出で立ちで描けなかったので断念。

やっぱりハムレットの外套が好き

ハムレットの外套が!とても好きなんです!!!あの形がすごく好き……。という話をマチネ一緒に観劇した友人に話したら「あれは太宰型だね~」と返されました。なにそれ、知らない。友人曰く、太宰はおしゃれさんで、服を自分好みのデザインにしていた……んだっけ…?他人が着ないようなデザインにしていたんだっけ…?忘れてしまいましたが、とにかく太宰型だねとのこと。制作側のこだわりがすごい…素敵…。

そしてとにかく外套が好きという話をツイートしてたら、服飾有識者の友人が「それはたぶんインバネスコートだね」と教えてくれました。いやすごいな、叡智が。ちなみに友人は国会図書館に昔の資料を漁りに行って型紙を書いたところで「いや、買ったほうが早い」と思ったらしいです。気づくタイミングよ。冬に買いに行くらしいので私もついて行こうかな…うっかり買いそう(いつ着るん)

そう、あの外套の形もさることながら、背中の柄も大好きです。初日は遠めからの観劇だったこともあり「桜柄かな?」と思ったのですが、よ~~く見たらあれはそう…スプラトゥーン………。いやスプラトゥーンではない。なんていうの、インクをぺしゃ!ってやった柄です、たぶん。まさかのラッパーの方に寄せた柄だった。可愛い。初日にあの柄を観た時、頭に浮かんだ言葉は「任侠」でした。

すごくグッときたシーン

あんなにグッときたのにどのシーンか忘れてしまったのですが、ハムレットが一人で下手側の箱に腰掛けてちょっとナイーブになっているシーン。そこで、膝を抱えて体を前後に揺らしていたんです。その仕草がとても、不安で不安でしかたがない人のそれで…なんだか観ていて泣きそうになってしまった。ハムレットは大げさに哀れんだり、嘆いたりしていて基本的に誰にも相手にされてないけど、一人になった時は布にくるまってちぢこまって体を揺らして、不安を抱きしめているんですね…。

ちょっとだけ君嘘の「弾かなきゃ…弾かなきゃ…」のシーンを思い出しました。ぜんぜん違うけど、ちょっとだけね。いや、グッとくるシーンがオタクの魂百まですぎる。しんど。

ハムレットの表情で好きなところ

星空の下、ホレーショーをハムレットが秘密を打ち明けるシーン。ハムレットが最後に「波の音が聞こえるね、もっと大事な秘密を聞いてほしい(意訳)」とホレーショーに語りかけるときの表情がすごく優しくて、悲しそうで寂しそうで大好きです。難しい言葉や感情で飾らない、心の底から湧き出てきた言葉を発したときの表情だったのかなぁ…と思うと、ハムレットとホレーショーは本当に良い関係なんだなぁと思います。まあ…寒いからまたの機会にと断られてしまうのですが……。

それは太宰では

木村達成ハムレットの喜怒哀楽、拗ねたりいじけたり不安がったり、とにかく常にたくさんの感情を放出している姿が大好きです。あと、ダルダルジャージな出で立ちだけど喋ると言葉遣いと言葉選びが丁寧で文化人なギャップも好き。そして友人が「あのハムレットはめちゃめちゃ太宰」と言っていました。

ハムレットの好きなところを挙げれば挙げるほど、脳内の私が「それは太宰では」と囁きます。えっ、もしかして太宰治ドハマリ人生開幕……?

ちなみに友人に勧められている太宰作品は「浦島さん」です。理由は忘れた。

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濃密で豊かな演劇体験ができることが本当に幸せ!!

なかなか自力では辿り着くことのできない世界だな、ありがたいなと思いながらこの新ハムレット期間を楽しみたいと思います!

 

おわり