ででの日記

好きな話は何度したっていいもんね

舞台「管理人 THE CARETAKER」11/26.27マチネ公演を観劇しました

舞台「管理人 THE CARETAKER」11/26.27マチネ公演を観劇しました。

1週間ぶりに観ると、台詞は変わっていないのに変化しているところがたくさんあって、芝居を観ることの楽しさを体感できました。

 

11/26のレポ的なもの

・デーヴィスの缶を仕舞ってまた取り出すところが今回は秒速だった。全体的にテンポが早かった気がする?

・デーヴィスが前に見た時より元気な印象!ゆったりもったりしていた動きが若干チャキチャキしていたような

・カバン投げの時にミックの髪が一束ぺろんと乱れたんだけど、下手側を向いてまた上手側に向き直る時に首をぐいんってしてノーハンドで髪を整えていた。そしてその後手で髪を撫でつけていた。

・ミックが「壁に回転式の棚を作る」と言う時に「床」から入ってしまい、「床……あ、壁…!壁に回転式の棚を作る!」ってその場で思いついた感じに言い直していた。さすがのリカバリー力…!

・最後のほうのミックはずっと革ジャンの後ろがぺろんとめくれていて可愛かった

・大仏は噂通り3個に弾けていた

・笑いが起きる回数が比較的控えめだった気がするけど、一発がデカくて楽しかった。特にカバン投げ!

 

11/27のレポ的なもの

・ミックがデーヴィスを襲おうと後ろから詰め寄るシーン。だるまさんがころんだになった時、止まったのが足を閉じ気味のタイミングだったがためにちょっとヨロけていて可愛かった。

・デーヴィスがポケットからマッチかナイフを取り出した時にコインが床に落ちてしまったんだけど、その後のシーンや暗転を経て、ミックが話しながらさりげなくコインを拾い上げていてグッときた。舞台役者…。もうあのコイン拾うタイミングなさそうだから最後までそのままいくのかなと思ってた……。

・ミックの宮殿の話の最後が確か「ランプ」で終わりだったと思うんだけど、甘噛みして「ランph…」になってて可愛かった

・ミックが下手側から移動してくる時に木箱の横に置いてあった黒いライト(?)にちょっと躓いてた

・アストンがテーブル(木箱?)にマッチ置いたら落ちちゃって、立ち上がって拾い上げてたの好きだった

・掃除機かける時に積み重ねてた木箱にドカンドカン掃除機ぶつけて山崩してたのおもしろ大胆で好き(これはいつもかな?)

・ズボンが片方ブーツインになってておしゃれになっちゃうミック

 

個人的好きシーン

・ミックが暗がりでマッチ箱を探すシーン。足でちょんちょんちょんってマッチ箱探して、探し当てたらしゃがんでサクッと拾い上げるところがとても好き。

・デーヴィスが大きい缶を開けて「ネジ!」って言うところ。言い方が面白くて大好きなんだけど周り誰も笑ってないからいつも我慢してる。

・ミックがデーヴィスの前で鍵をチャッてするところ。(※空中に軽く放って素早くつかむ)

マジシャンみたいで好き。

・アストンが片付けする時結構雑なところ。でもジャケットはちゃんとハンガーにかけるところ。

・ゔーっ!って威嚇するミック。猫?ライオン?

・ミックの威嚇にちゃんとやられるデーヴィス。ビームでも出てるんか…

・ミックの契約の話のところの「ダブルチェック!」で急にCM度がめちゃめちゃ上がるところ。テレビCMみたいで大好き。

・ミックがアストンの弟と判明した時にデーヴィスが放つ「え」

・丸めた絨毯を枕にして寝転がるミック。青春大学生みたいで好き。(青春大学生?)

 

感想とか

11/26に書いた分↓

・初めて冒頭のミックが何をしているのかに注目した。(いつもミックが"居る"ことに感動して物語を観るモードになれていなかったんですね)暗い部屋でガラクタを見回し、アストンに想いを馳せていて、兄のことをとても気にかけているんだなというのがよく分かる。アストンのどうにもならなさとの葛藤、そのことを受け入れて自分は彼に寄り添うんだという意志を感じた。でもアストンが帰ってくる音がしたら退散するのは、なんでだろう?恥ずかしいから…?(絶対そんな軽い話ではない)

・冒頭のアストンのお片付けを観ていると、物を溜め込む割には雑に扱ったり、とりあえず邪魔なものをぽいぽーいって退かしていることに気づいて意外だった。きちんとしていそうなのに。アストン、お掃除とお片付け好きだけど苦手そうだなと思った。やってるつもりなのに周りから「できてない」と言われるあれ。2週に1回の掃除とても少ないなと思ったけど、ミックはアストンの掃除後の部屋(アストンが片付けたつもりだけど逆に散らかってる)を修復する作業に徹しているのかもしれないなと思った。仕事で遅くなっても部屋に来て掃除しているミックえらい。

・アストンの独白を聞いて、こんなに酷いことをされるのにお母さんはなんで書類にサインをしたんだろうとずっと思ってた。けど「治す方法は1つしかない」と言われたら、藁にもすがる思いでサインをしてしまうかもしれないと思った。そもそもアストンに治療が必要だったのかは分からないけれど。

情報はネット以外から得る時代。しかも比較的貧しい暮らしをしていたなら最先端の情報なんて手に入らなかったと思うから、医者から言われた「治す方法は一つしかない」は魔法の言葉に思えたのかもしれない。

(そもそも貧しい暮らしをしていたのかな?あの部屋を見ると貧しそうに見えるけど、あの部屋がいつからボロボロなのかは分からないし、アストンの治療費を工面したために貧乏になったのかもしれない)

そしてミックにとってアストンは「病院から帰ってきたら前と様子が変わっていたお兄ちゃん」になるわけだから、そりゃ気にかけるし心配するよな……と思った。病院から帰ってきたら元気になると思っていたら様子が変わっているの悲しすぎる。

 

11/27に書いた分↓

・アストンの言う「拾ってきた」

最初はアストンのことをガラクタばっかり拾ってきてどうしようもない人だなぁと思っていたけど、どこかのシーンを観て「デーヴィスのことが放っておけないから連れてきた」というニュアンスをとても感じた(どのシーンどの台詞かは忘れてしまったが…)

あっ、ミックがデーヴィスに「あんた友達だろ?」って言ったところかも…!そのシーンで、拾われてきたデーヴィスがアストンの友達なのか…と思って…。

デーヴィスも拾われてきたガラクタと考えると、アストンは拾ってきた物に対しても「可哀想」であったり「救いたい」であったり、何か手を差し伸べたいと思っているのかなと感じて。私たちには部屋にある物がただのガラクタにしか見えなくても、アストンにとっては救ってあげた友達の1人で、デーヴィス含むガラクタはたぶん全部友達なんだな……と思いました。言葉では「鉄屑」とか言っているミックも、心では部屋のガラクタたちがアストンにとっての何なのか、理解しているのかもしれないなと思いました。アストンの「拾ってきた」は「救ってきた」なのかもしれない。

 

・ミックがアストンのことを「仕事が嫌い」と言うのが意外だった。アストンの話の中の、手仕事が好きで小屋を作りたいと言っているのが印象的だったからだと思う。

でも、アストンの独白の中の「もう人には会わない」的な「人の集まるところには行かない」的な話を聞いて、ミックの言う「仕事が嫌い」というのは「定職に就いてくれない・コミュニティに属してくれない」ということか〜と納得がいった。そういえばミックも「もっと社会に目を向けてほしい」も言っていたし。

 

・ミックの「家具付きの家と見るか家具なしの家と見るか」というセリフを聞いて「家具」の中に「アストン」も入っているのかと思った。けど話の文脈的に違う気がした。

 

質感が好きな映像作品がいくつかあるのですが(オールドファッションカップケーキとか)この舞台もそのうちのひとつだなと思いました。小道具とか照明とかサイズ感とか、画面を通して見ているわけではないけど質感が好きです。

 

終わり方がふわっとしてるけど、私はあの感じ好きです。きっとあの3人はまた元に戻って、今まで通りの変わらない日々を過ごすことになるんだろうなと思わせるラスト。映画のフィルムの途中をバツンと切り取ってきたようで好きです。

 

この舞台は点と点が繋がって線になる瞬間がたくさんある舞台だなと思いました。分からなかった言葉が、その後の発言を聞いて「あっそういうこと…かも?」と繋がる瞬間がとても楽しい。

会話はちぐはぐだけど、1人が主張していることは一貫しているからきちんと点と点が繋がるんだなぁ……。

分からないことはたくさんあるけどイライラしないのってすごいことだなと思います。キャラクターそれぞれ人格がブレることがないし、行動原理に本気で「なんで!?」って思うことがないからかな。

全員、絶妙なにどうしようもない人物だけど、誰にも迷惑はかけてない……と言うと語弊があるか…。誰も誰かを傷つけてはいない…(ミックの言葉は強いが…)からストレス少なく観られるのかなと思いました。

分からないことに対して「何でだよ(イラッ)」になるんじゃなくて「分からないからあの話をもう一回聞きたいな」と探求心が生まれるところが私的この舞台の好きなところです。

 

兵庫公演もたのしみ!

 

おわり

舞台「管理人 THE CARETAKER」11/20マチネ公演を観劇しました

舞台「管理人 THE CARETAKER」11/20マチネ公演を観劇しました。

2回目だったので前回よりも落ち着いて物語の流れを追うことができました。一度観ただけでも置いて行かれることはなく、でも観れば観るほど気になることが増えていく、考察と観劇を繰り返したくなる舞台だなと感じました。一度観ただけでも面白い、何度観ても面白い舞台は尊いですね。そんな舞台を観るきっかけを与えてくれてありがとう木村達成さんの気持ちです。

 

思いついたことをざっくり!

 

デーヴィスとアストンを観た時には思わなかったけど、ミックがセリフを発した時に初めて「そうだ、これ外国の物語だったんだ」と思った。デーヴィスは「こういうおじいちゃん見たことある」という感じだし、アストンの落ち着いたトーンで話す感じも「よく居る」人だなという印象。アストンに関しては、後半の独白を観るまで特筆することがない人だなと思った。(デーヴィスのキャラが濃くてアストンの違和感に自分があまり気づいていないだけなのは大いにある)

しかしミックの煽りや豊かな表情、テンポの良い会話をみて「外国人だなぁ」と思った。ミックのような調子の良い青年は日本にはあまり居ないキャラクターだから、そう感じたのかもしれない。もしくは、私が今までそういうキャラクターの人と交わることがなかったからだと思う。

デーヴィスの人種差別的な発言を聞いて眉をひそめたけれど、形を変えて自分に跳ね返ってきたようで苦い気持ちになった。

 

アストンに最初は低い姿勢でいるデーヴィス。でもペコペコしているわけでもなく、自信が無さそうなわけでもなく「自分は〇〇なんだよ」と自分の軸はぶらさないところが図々しくて印象的だった。恐らく長いあいだ、世の中からちょっと外れて生きてきた人だけど、チャーミングさや図太い神経をうまく使って、彼なりに上手に世を渡り歩いてきたんだろうなと感じた。気づいたらアストンに新しい靴をお願いしているし。人の懐に入るのがうまいのかなデーヴィスは。アストンの懐がガバガバなだけかもしれないな。

 

舞台上で必ず誰かが誰かを下に見ているのがしんどいところであり、その上下関係が二転三転していくのが面白いところだなと思った。

屋根を与えてくれたアストンに当社比低姿勢でいるデーヴィス。低姿勢ではあるけど靴をねだったり、あれがないこれがないと婉曲的におねだりをするのがとても図々しい。

ミックが現れ、彼の方がアストンより上だと判断した途端ミックに擦り寄るデーヴィス。だんだんとアストンへの態度も横暴になっていくのが滑稽。強い者を味方につけて渡り歩こうという姿勢が愚か……だけどそこがデーヴィスの賢さなのかもしれない。

 

アストンがデーヴィスを家に泊まらせてあげるのは、彼の優しさゆえの行動だと最初は思ってた。デーヴィスに優しくする事で、水底でたゆたっているような生き方に意義を見出したかったのでは?と。

でも「家に泊まらせてあげる」「カバンを取ってきてあげる」という彼の優しさに見える行動は、アストンがデーヴィスを下に見ているからこそ堂々と与えられる施しなのではないかと思った。もしデーヴィスが今の状況に劣等感を抱いていて「アストンに下に見られている」と感じていたら、状況は変わっていたのかもしれない。

優しさと善意の押し付けって何が違うんだろう…。与える側の人柄か、受け取る側の心持ちか…。言葉の選び方や振る舞い、自分ももう一度見直そう……。

 

ミックが夢を語るシーンで「宮殿」と言った時に照明がパッと明るくなる演出が好き。

 

舞台管理人、人間が人間していて大好き。でもそれと同時にコミカルで演劇的な動き(?)が共存しているところも好き。カバン枕投げ(仮名)シーンの無音の中の動きや、ミックとデーヴィスの取っ組み合いは作画が急にアニメになったようで面白くて可愛い。

 

ミックの暴力的な部分・言葉の荒い部分は、戯曲を読んだ時にもっと怖いシーンを想像したけれど、動きや表情のコミカルさ・会話のテンポの良さで怖さが和らいでいるのが絶妙なバランス感覚だなと思う。内容的に、観ていてもっと気分の悪くなるような、怖い思いをするような演劇にいくらでもできそうなのに、クスッと笑えるテイストになっているのがすごい。天才。

あとミックが思いのほか怖くないのは、乱雑な言葉が不思議と相手に吐き捨てているようには聞こえないからかなと思った。相手を傷つけるために乱暴な言葉を選んでいるのではなく、ただ性格がそうさせているだけな気がする。

 

小屋を建てないと次に進めないと主張するアストン。

書類を取りに行くと言うデーヴィス。

改築したいと言うミック。

全員、粒度は違えど前に進むためのトリガーを分かっているのに、誰一人として自分からそこに向かって行動する者はいない。ままならない現実と人間のどうしようもなさが思い出されて苦しい……。

小屋を建てる場所も資材も揃っていて、常に何かしら手を動かしているのに、決して小屋を建てるための行動は取ろうとしないアストン。

靴がないことを言い訳になかなか書類を取りに行こうとしないデーヴィス。

人一倍細かく理想を語るミック。

全員、物事を成し遂げるために動こうとせず、自分ではなく他人を使おうとしているところが、言い訳がましくて無責任で、でもそれがリアル。

「〇〇をすれば次に進める」という考え方は、逆を言えば「〇〇を成し遂げるまでは、その状況に居座り続ける免罪符になる」ということで、いくらでも自分に言い訳できてしまう。やればできる子YDK……。そしてもちろん自分にもそういう部分があって、観た後でじわ…と嫌な気持ちが滲みますね……。

 

ミックが「書類を取りに行ってないじゃないか」とデーヴィスを責め立てるが、そういった言葉をアストンには投げかけたこと無いんだろうなと感じた。ミックとアストンの仲が良いのかよく分からないなと思ったけれど、ミックがとにかくアストンを気にかけて大事に思っているんだな最後の方でわかった。建て替えた後にアストンと住むんだと理想を語る姿がとても輝いていて愛おしかった。ミックが誰よりも理想を語るのは、調子の良い性格がそうさせているのもあるけど、理想を語ることで現実から目を逸らしているのかなと思った。夢の中に生きているから、あんなにイキイキとしているのかも。

 

ミックの「お前臭いんだよ」が怖い。途中で「俺は臭いなんて言わない」と言っていた気がするけど、最後はやっぱり臭いと言っていて、ディーヴィスに何を言ったら効くのかがよく分かっていて聡明だなと思った。

しかしアストンもミックも、デーヴィスを泊まらせることはするのにお風呂は貸してあげないのかな?(お風呂壊れてるとか言ってたかしら…)(描かれていないだけでお風呂を貸しているのかもしれないけど)

住まいを提供するという行動をトリガーとしてアストンとミックに「デーヴィスに管理人になってもらう」というアイデアが生まれるわけだけど、2人ともそこしか見えていないというか…私利私欲のためにしか行動していないなと感じた。管理人になってもらうなら、なおさら綺麗になってもらった方が良い気がするけれど。アストンもミックも、理想はたくさん描くけど現実と結びつけられない人だよなと思った。

 

アストンとミックが意思疎通させることはほとんどないけれど、最後に2人が向き合い頷き合って気持ちを通わせるところがとても好き。

1回目観た時はこの頷き合いと、ミックがドアを閉めかけて開けて出ていく意味が分からなかった。けど、今回の観劇で、あの頷き合いは「「このおじさん…ちょっと嫌じゃない…?」」で、ミックのドアを開けるところは「出て行ってもらうなら開けておけばいいか」なのかなと思った。

デーヴィスのおかげで直接心を通わせることとなったアストンとミック……。仲良くやってくれ……。

 

キャラクターが発している言葉そのものよりも、その言葉を発した意図がより気になる舞台だなと思った。

最後のシーンでデーヴィスがアストンに向かって色々言うけれど、あれは今までのちょっとした失言を取り繕って必死に悪あがきをしているんだなと感じた。他のシーンの「今ここで言う意味は?」と思った言葉は、感情を隠すためだったり何かを取り繕うためだったり、言葉そのものよりも乗せられた感情に意味があるのかなと感じた。何度も観て、そのキャラクターが考えていることを観察したい。

 

ぱっと観に行くにはハードル高く感じそうな舞台だけれど、好きな役者さんのおかげでこうして観にいくことができて幸せです。まだ行ったことのない劇場に足を運べること、ひとつの作品について考えごとをすること、初めての役者さんの演技を観られること、どれを取っても幸せです。

木村達成さんの仕事の選び方が好きです。

 

おわり

舞台「管理人 THE CARETAKER」11/19マチネ公演を観劇しました

舞台「管理人 THE CARETAKER」11/19マチネ公演を観劇しました。

とってもよい時間だった……。こういう舞台好きです。

もくじです

 

舞台セット

まず、舞台セットがとても素敵。ああいう細かい造りのセット大好きです。ドアや窓が重厚な音を伴って開け締めできるタイプ。壁や床の造りも本当の部屋と遜色なく、部屋全体のサイズ感も小物のサイズ感も舞台用ではなく日常のままで、本当に部屋の一室をポコンと切り出してきたようでとても好きでした。壁の角度?が屋根裏部屋を彷彿とさせるのも好きでした。(屋根裏部屋とは言われてなかったよね?)

舞台の奥行きが狭いのも心地よい圧迫感があって好きでした。

実寸台の部屋に立つ3人は、等身大の人間でした。

紀伊國屋ホールという小さい劇場で上演される意味が少しわかったような気がしました。

 

舞台セットや小物で好きだったところ

  • 雨漏りのバケツがまさかの天井からぶら下がってる
  • なぜか買い物のカートがあるところ(片付ける時うるさくて最高だった)
  • 仏像!(戯曲読んだ時「なぜ急に」と思ってたけど観劇したら大事なアイテムだった!突然仏像が出てくるの想像よりもおもしろかった
  • 裸電球(オレンジの光があたたかい)

 

各登場人物の印象

デーヴィス

戯曲を読んだ時はどうしようもない言い訳ばかりの、自分のことばかりのお爺ちゃんだと思っていました。実際に観劇してもそうではあったけど話し方がとても楽しそうというか「こういうお爺ちゃん、いるいる!」って感じで…それ以上の語彙はないんだけど、とてもチャーミングで可愛がりたくなってしまうお爺ちゃんでした。

デーヴィスの話は嘘か本当か分からない、幻想や理想が多かった気がします。同じ話を何度もするところにも幻想的な印象を受けました。

戯曲を読んだ時に「なぜこんなに同じ話を何回もするんだ」と思ったけど、イッセーさんの「あ~思い出した」「そうだそうだ~」って雰囲気の演技があまりにも自然で何も気にならなかったです。あるよね~そういうこと~ってなった。

 

アストン

話し方が頼りなさそうで、内容もちょっとぼんやりしているアストン。でも服装はいちばんカッチリしているのが人物像とちぐはぐで、ちょっと不思議でした。

戯曲を読んだ時になぜアストンがこんなにもデーヴィスに優しいのか分からなかったけど、観劇してみて「デーヴィスに手を差し伸べることで生きる意味を見出している」のかなと感じました。デーヴィスを掬うためのように見えて、自分を掬うために必死にあの部屋にデーヴィスを繋ぎ止めていたように感じます。

アストンが過去を語るシーン、話していけばいくほど言葉が詰まっていって、頭に霧がかかっている様子が観ていて苦しかった。

アストンは物事の事実よりも感情や考えを話す事が多かった気がします。

 

ミック

声がよく通る、全体的に強いミック。戯曲を読んだ時、すごく怖くて常にイライラしている印象だったのですが……。こんなにおもしろい人だとは!

戯曲を読んで私が「怒り」と読み取った言葉の7割くらいが「煽り」だった。あんなコミカルで豊かな表情が乗るとは思っていませんでした。最高すぎる。デーヴィスに放った「で?」とかね。

そしてミックがこんなに可愛い&コミカルだと思っていなくて良い意味で裏切られてしまった。ずるい。でも怖いところはきちんと怖かった。

ミックは物事の事実をバーっとまくし立てていて、頭が切れるが故の長台詞だなと思いました。

 

人間が人間している舞台尊い

全員声と滑舌が良くて超絶長台詞でも全部聞き取れてすごかった。なにより、人間がただ人間しているところを観られたのがとても心地よかったです。

一行目に「全部聞き取れた」と書いたけどそれは嘘で、デーヴィスの最初の方のセリフは聞き取れなかったです。聞き取れなかったけど、観劇中に「あ、これはアストンも聞き取れていないだろうな、そういうモノだろうからまあいっか」と勝手に納得してしまいました。おそらく聞き取れていないであろうアストンも、聞き取れていない上でテキトーにやり過ごしているんだなと感じました。あの空間で観るからこそ、等身大の人間を観ているからこそ、登場人物と同じ目線で会話を聴く事ができるのかなと思いました。

「〇〇さんが演じる△△」ではなく「デーヴィス」「アストン」「ミック」とキャラクターをひとりの人間として違和感なく観られることが尊くて豊かで幸せなことだなぁと改めて感じられた舞台でした。

 

その他感想

あんなにみんなよく喋るのに、無音でやり取りする瞬間があるのが意外だった。取っ組み合いしてるときとか。それが本の中で「(間)」と表現されていた部分だったのかな?

 

各キャラクター、もっとダウナーな感じだと思っていたけど思いの外コミカルだった。会話自体は成り立っていない事があるけど、人との関わりを楽しんで生きている人たちの物語だなと思った

 

戯曲を読んだだけでは想像できていなかった箇所が沢山あったんだ、と観劇してはじめて気づいた。「演じるために描かれたもの」ではなく「実在した3人の日常を覗き見て文字に書き起こしたもの」だったんじゃないかと錯覚してしまうくらい、板の上で繰り広げられる演劇が等身大の人間だった。

 

その他好きなシーン

手の中で何かをいじらずにはいられないアストン。「手を使って仕事をする」ことにこだわるアストン……。ちょっと寂しそうで切ない…。直接的な会話はほぼなかったけど、そんなアストンを大事に思っているであろうミック…。

 

ミックが初めてデーヴィスと対面するシーン。だるまさんが転んだしてて可愛かった。冷静に考えてデーヴィスめっちゃ不審者。

 

誰も見てないときにケトルから水を直飲みするデーヴィス

 

カバンのドッジボール!全力すぎておもろい。ミックの最後のノールック投球とナイスキャッチなデーヴィス、お見事でした。しかもデーヴィスのカバンじゃないんかいっていうね。

 

タバコとかマッチとか靴のホコリとか、本当に火や煙が出ているのが好きでした。リアル…。

そういえばミックがデーヴィスの前でマッチ箱をチャカチャカやってた時、ぽろっと床に落ちていたけど、あれはハプニングだったのかな。

 

戯曲を読んだ時「春の大掃除」というセリフを見て「パン祭りじゃん」と思ったのですが、そこが思いのほか決め台詞っぽくて面白かったです。

暗がりでマッチ箱チャカチャカやってデーヴィスをからかってるのも可愛いし、全力で掃除機かけてるのも可愛いミック。そんなにいたずらっ子だとは、読んだときは想像できなかった。ずるいぞミック。

 

不条理劇っておもしろい

「不条理劇」という言葉を見た時、観劇後に嫌な気分になるものだと想像していました。救いようがなくどうしようもない状況にイライラいて苦しくなって、重苦しい気持ちを抱えて劇場から出るものだと思ってた。

管理人の戯曲を読んだ時、会話の成り立たなさや各キャラクターの置かれた状況から、キャラクターの怒りや憎しみや悲しみが色濃く表現される舞台なんだと想像しました。

でも、実際に観劇したら、人間のおかしみやおもしろみが感じられるシーンばかりで、観劇前に抱えていたイメージが全部ひっくり返りました。

その言葉はそういうニュアンスだったのか…!とか、その表情なのか…!とか、そんな軽い感じだったのか…!とか、驚きの連続でした。活字に血が通ってセリフとして身体から発せられるとこんなに印象が違うんだ~と観劇中ずっと楽しかったです。

 

3人の会話はすれ違っている時もあれば噛み合っているときもあって不思議な気持ちになりました。そしてあの3人が小さな部屋で話している光景にあたたかみを感じました。それは裸電球の光がオレンジだったからかもしれないけど……。

なぜあたたかみを感じたのかな~と考えたところ、あの3人の「お互いがお互いに程よく興味を持っていない」ところとか「相手の言葉をなんとなく聞いてるしなんとなく聞いてない」ところが家族の会話に似ているからかなと思いました。

これは我が家だけかもしれませんが、リビングに集まった時に「誰かが話して、誰かが相槌を打つ。でも全然聞いてないから『どう思う?』と最後に問われて誰も答えられなくて同じ話がもう一度始まる」とか「誰も興味がないであろうことを喋っても誰も咎めない、その場に居て聞いてくれる、でも内容は聞いてもらえない」とか、そんな会話ばかりです。

デーヴィスとアストンとミックの会話は、噛み合っているようで噛み合っていない。でも、相手が知らない話をしてもされても途中で遮ることはほとんどない。3人がお互いに興味がないから成立している気がするし、お互いを許しているから成立している気もする。何年もあの部屋で一緒に過ごしてきたような関係だなと思いました。

 

わからないところや、どういう意味?と思うところは何箇所もありました。

でも、よく考えれば私達が日常的にしている会話のうち何割に「意味」があるんだろう。特に目的もなくだらだらと会話を続けていることのほうが圧倒的に多い気がします。会話に「意味」なんてないし、ストーリーもドラマもない。

管理人の3人のシチュエーションは現実にはなかなか起こり得ないだろうけど、コミュニケーションの取り方は、親しみのあるただの日常の切り取りにすぎないのかなと思いました。3人とも、あの部屋でただ会話をしていた。それをただ観客が覗いていただけ。それだけな気がします。ただの日常にクスッと笑えるこの心の余裕、大事にしていきたいなと思いました。次の観劇では3人の心の機微も追いたいです。

 

しかしこの3人にはクスッと笑ってくれる観客が居るけれど、私たちの日常にクスッと笑ってくれる人はそうそう居ません。

ハロルド・ピンターが描いた「管理人」の世界より、私たちの日常のほうがよっぽど救いようのない不条理な世界なのではと思いました。

 

おわり

 

 

ハロルド・ピンターの「管理人」を読みました

11月下旬から上演される舞台「管理人」が楽しみです。

血の婚礼からあっという間でしたね。時が経つのがはやいことはやいこと。

kanrinin-stage.com

 

このポスター素敵ですよね。

「管」の「官」と「理」の「王」が左右反転しているところ。こういう細かいデザイン大好きです。ちぐはぐな文字にコンクリ打ちっぱなしの壁、そして彩度の低さ。ちょっと不気味で湿っぽい地下室っぽくて、ポスター見ただけで「面白そう!」って思いました。(人物の写真はもう少し彩度が高いほうがきれいに見える……とは思うけど!)

最初に出たポスターと後で出たポスターで彩度が違うのが個人的にツボです。目おかしくなったんかと思った。

もくじです。

ネタバレなし

管理人を読む前に

舞台「管理人」の公式サイトによると、ハロルド・ピンター不条理演劇の大家として名声と地位を得た人物なのだそうです。

「不条理」という言葉、知ってはいるけど私にはあまり馴染みはありません。普段「不条理」って言わん言わん。そして「理不尽」と何が違うんだろうと気になったので調べてみました。

 

「不条理」

1 筋道が通らないこと。道理に合わないこと。また、そのさま。「―な話」

実存主義の用語。人生に何の意義も見いだせない人間存在の絶望的状況。カミュの不条理の哲学によって知られる。

goo国語辞典より

 

「理不尽」

道理をつくさないこと。道理に合わないこと。また、そのさま。

goo国語辞典より

うーん、ほとんど同じ意味のようです。「不条理」には哲学的な意味もあるんですね、知らなかった。言葉を見つめる角度によって意味やニュアンスが変わるの面白いですね。

試しに紙の辞書を引っ張り出して久しぶりに引いてみましたが、上記と同じようなことが書いてありました。そうなのかぁ。小中学生の時に使っていた辞書で内容が簡潔すぎたため、今回はネット辞書の言葉を引用しました。(10年ぶりくらいに開いたら付箋がいっぱい貼ってあって、思わず懐かしい気持ちになりました)

これは完全に私の主観ですが「不条理」のほうが規模が大きくて、道理の通らなさを複数人で織りなしているイメージがあります。一方「理不尽」は特定の個人に降りかかる道理の通らなさを表しているイメージ。

「不条理」は物事の事実に、「理不尽」は人間の感情にフォーカスを当てた言葉なのかな?と感じました。うーん、正解は分からないけど面白い!

 

管理人を読んでみよう

読んだ本はこちら

書 名:ハロルド・ピンター全集Ⅰ

出版社:新潮社

訳 者:喜志哲雄, 小田島雄志, 沼澤洽治

刊行年:2005年12月10日 *

*1985年刊行「ハロルド・ピンター全集」全三巻セットの新装版

今回も図書館にお世話になったのですが、本が綺麗すぎて「誰も読んでない…!?」と動揺しました。2005年に刷られた本なら納得の綺麗さです。

母が私より先に手に取っていたのですが、手渡してくれる時に「ねえ、この本すっごい字が小さいんだけど!」と驚いていました。「またまた、騒ぐほどではなかろうに……」と思いながらぺらっと中を覗くと、確かに字が小さくて笑ってしまいました。よくある四六判の本よりも少し小さいです。あと線が細い? 二段組で字が詰まっている(割に余白が多い)からそう感じるのかもしれません。そして血の婚礼よりもお話が長そうなので、適宜休憩を入れていきましょう。

 

短編がいくつか入っているだけかと思いきや、詩やエッセイ的な文章も収録されていました。今回は「管理人」以外の文章も読めたらいいな。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

【収録話】 ●短編 ○エッセイ

●部屋

●バースデイ・パーティ

●パーティの光景(詩)

●料理昇降機

○『部屋』と『料理昇降機』のためのプログラムノート

●かすかな痛み

●管理人

○自分のために書くこと

○劇場のために書くこと

解題

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

「料理昇降機」とかすごく面白そうですよね。何を食べて生きていたら「料理」

と「昇降機」を組み合わせようと思うのか。ちなみに私が「料理昇降機」と聞いて思い出したのは、小学校にあった業務用エレベーターです。給食のワゴンを運ぶために使われていたから思い出したんだと思います。乗ってみたいという憧れがありました。出られなくなったら怖いから乗らなかったけど。

「劇場のために書くこと」は、パワフルすぎるカーテンコールの話が超おもしろかったので、冒頭だけでも読んでみてください。

その他エッセイ(?)・解説ページも面白かったです!充実の内容!

 

読むのにかかった時間:1時間くらい

わからなさ (文体):★☆☆☆☆

わからなさ (内容):★★★★☆

 

読んでみてまず感じたのは「想像よりも読みやすい」です。血の婚礼は言い回しや出てくる単語が聞き慣れなくて難しかった印象でしたが、管理人は言い回しも単語も現代の人が話しているものと大差ないと感じました。

でもやっぱりとても難しかったし分からなかった~。ひとりひとりが話している言葉は読んで理解できる。一文が文章として成立しているし、何も考えずに読むと会話が成立しているように感じる。それぞれの主張もなんとなくわかる。なのに、読み終わって「どんな話か説明して」と言われたら、首を傾げてしまう。ひとつひとつのパーツは分かるのに全体像が掴めない。モザイクアートを近くで見ているような物語でした。

最初は一文ずつきっちり読んで理解しようと試みていたのですが、途中で「泥沼にハマって出られなくなるわ」と感じてゆるやかな流し読みに変更しました。キャラクターの心の機微を追おうとしたけど難易度高かった。読んでいる途中で目が滑って「え、なんて?」とキャラクターに聞き返したくなることが多々ありました。早く生身の人間が演じているものを観たい…!

あとは、ページをめくる量と物語の進むスピードが全く比例しなかったのがおもしろかったです。ま~ったり進んだりその場をぐるぐる回ったり、かと思えば突然ダッシュをしたり。そんな感じでした。

「わかりにくかった」要因のひとつは、文中に指示語が多いことかなと思いました。演劇として上演されることを前提に書かれている文章なので必然ではあるけれど、指示語がありすぎてキャラクターが何をしているのか全然わからなかった。早く舞台観たいなー!しかし、この文章を読んでひとりの人間を立ち上げる役者ってすごいな…尊い職業だな……。

3人しか登場人物が居ないので必然的にセリフの量が多いのですが、本だと先のページまで目に入るので新鮮に驚きながら読み進めました。舞台管理人を観た後に、改めて本を開いたら「役者……尊い……」って泣くかもしれない。

 

この本の最後に注意書きがありますが、けっこう差別的な表現は出てきましたね。今回の上演でその表現が変更されるのかはわかりませんが、昔に書かれたものということを念頭に置いて観劇しようと思います。

 

物語って、話の本筋も展開も結末も存在することが多いと思うけど、ハロルド・ピンターってなんなんだろう。全然わからん。になりました。舞台で観るとまた違った視点で分からなかったり、逆に分かるところもあるんだろうな!とワクワクしました。

あと、舞台美術と小道具が楽しみです!色々細かそう!

 

舞台観終わったらもう一回読みたいです。

 

ネタバレあり

内容に触れた感想殴り書き

想像してたより会話が成り立っていたのがびっくり。でも、成り立ってると思いきや誰かが話の舵を切るので気がつくと「?」になってる。おもしろい。

ミックが想像よりもバイオレンスで震えてしまった…。けっこう…ひどいやん…。と思っていたら途中から突然優しくなる。アストンもデイヴィスも、キャラクター像がころころ変わるのが面白かったし分からなかったなぁ。

一番わからなかったのは、アストンがなぜあんなにデイヴィスに優しいのかというところ。家(家?)に連れてきて泊まらせてあげてるの優しいし、割と失礼な態度を取るデイヴィスに常に優しくて不思議でした。何が彼をそうさせたんだ。

 

最初はデイヴィスだけ支離滅裂なことを話しているのかな?と思っていたけど、デイヴィスの話も別にそこまで支離滅裂じゃなかった。ただ固有名詞が多い自語りがほとんどで、一見ストーリに関係なさそうな話をしているだけだった。なんなら可愛いおじいちゃんかもしれない…と思いました。

ミックは「触らぬ神に……」的な危うさのある男。でも途中から優しくなってて「え~わからん」になりました。家の内装について野望を語っているところは、たつなりさんが目を輝かせて少年みたいになるのかな、とちょっと微笑ましくなりました。楽しみだなあ。キャラクター紹介を読んだ時に「レオナルドに似てるのかな?」と思ったけど、レオナルドより全然バイオレンスそう……。怖…けど楽しみ…。

アストンは一番まともかと思いきや、一番(わけアリのベクトルで)とんでもない人かもしれない。と、アストンの語りを読んで思いました。ミックとアストンのちから関係(?)が気になるところです。アストンとミック、仲悪いんだろうなと想像していたけどそんなことはなく…なんだか常に想像を裏切ってくる展開でした。

 

あと一番おもしろいなと思ったのは、全員ほどよくお互いの話聞いてないところです。会話のキャッチボールができているところもあるけど、圧倒的に自分の話をしていることが多いところも。ジャンル違いのオタクの集まりかて。(※ジャンル違いのオタクが集まると「オタクであるという共通項があるため共感することはたくさんあるがジャンルが違うため内容はわからない」現象が多発する)

 

段まるごと1人のセリフということが何回かあって、ページをめくって思わず二度見してしまった。これ全部覚えて演じるのすごい……。ミックが野望を語るシーンやデイヴィスに契約(?)の話をするところとかすごく長いけど、ただ単語を羅列しているセリフなのがすごい。絶対覚えるの大変。誰が特に台詞が長いとかなく、全員平等にセリフが長いのがすごい。

 

セリフはあんなに長いのに、キャラクターの心の機微がほとんど分からなかったのが面白かった。唯一わかるのは怒りと、デイヴィスが抱えていた不安かな…。

 

あと間の多さが印象的でした。間の話が「劇場のために書くこと」の章だったか解説の章だったかに書いてあって面白かったです。

 

分からないというより掴めない物語だったけど、長台詞や間に動きが付くことで印象がガラッと変わるんだろうな~と思いました。小道具やセットを使った動きも多そうなのが楽しみ!

 

楽しみにしているシーンは鞄のやりとりです!

 

舞台管理人、無事に完走できますように。

 

おわり

ミュージカル「ルードヴィヒ」おぼえがき

2022/11/05マチネ
ミュージカル「ルードヴィヒ〜Beethoven The Piano〜」を観劇しました!

https://musical-ludwig.jp/

 

すごかった……!!!!!

このミュージカル、好きー!

人間と音楽が持つエネルギーってこんなにあるんだ、と圧倒されました。

 

これは観劇が叶わなかった人も是非配信で見てほしいなと思いました。登場人物が少なくて場面の転換がほぼないので、比較的配信でも見やすい内容なのではないかなと感じました!2時間ノンストップだしね。(2時間ノンストップの舞台すごすぎるけど…)

生配信が2回あって円盤も出るのすごい…!

円盤は完全受注生産なようなので、迷っている方は予約することを強くおすすめします!曲も演出も役者もぜんぶよかったです!

 

内容にたくさん触れます!全て個人の見解です!

 

韓国ミュージカルだけあって、音楽と物語の展開がパワフル。休憩なしの2時間なのがすごい。役者さんと演奏者さんたちの体力…!

2時間の中でベートーヴェンの幼少期から壮年期までの生涯を描いているのでスピード感がすごい。走馬灯のよう。観終わったあと少し肩の力が抜けたところで「なんだっけ…」となりました。観たものがすごすぎて!笑

なんかもう、最初から中盤までずっとクライマックスで、観てて息切れしてしまいそうだった。それくらいドラマチックで、人間が板の上を生きるエネルギーが凄まじくて、「観た」というより「浴びた」でした。

 

芸術劇場プレイハウスでの上演と知った時「絶対に人気なのに狭すぎる」と思いました。(パンフレット読んだら韓国ではもっと小さな箱でやっていたと書かれていました。そうだったのね、失礼しました…)

会場に着くと、たくさんの人がキャンセル待ちに並んでいて(もしかしたらすでに当日券持ってる人もいたのかも。公式サイト調べたけどいまいち分からなかった…)、とんでもないミュージカルだなと思いました。立ち見席もありました。

でも舞台上のセットを見た時に、この箱でやることの意義を(勝手に)感じました。

全体的にクラシカルな雰囲気で、真ん中にはその時代に使われていたであろうデザインのピアノ。そして木目調の床に溶け込みピアノをぐるりと囲む盆。

下手側には雑多に物が置かれたベンチにピアノ。その奥にはバイオリンとチェロを演奏するお二人。演奏エリアを優しく見守る大きなステンドグラス。

上手側には楽譜や雑貨で散らかった机と椅子。そして舞台の奥と手前をぐるりと繋ぐように築かれた上手側の階段。階段の下にはアーチ状の柱のようなもの(表現力ぅ…)が付いていて、そこを俳優がぐるりと回ったり、奥に捌けていったり。奥行きのある舞台の使い方が観ていてとても楽しかったです!

そして何より、上から糸で吊るされた長方形の木箱。階段のようにひとつずつ段差がついていて、ぐるーっと半円を描いていたのが美しかったです。ベートーヴェンの耳鳴りがしている時に、吊るされた糸にちょうど光が当たって「ピーン」とした耳鳴りが目に見えるようで面白いなと思いました。

光の当たり方によって、ピアノの白鍵と黒鍵に見える瞬間があってゾクゾクしていました。そしてゾクゾクしていたところ、物語が盛り上がったところで吊っていた糸が緩み、鍵がぐちゃぐちゃになって「うわぁ……最高…………」と思いました。そんな最高なことあるんだ。

あと、階段に5本のネオンライト(?)が付いていて五線譜のように光っているのが好きでした。愛だね。

奥行き狭めの小さめの舞台に、大きめなものがボンボン置かれ、全体的にぎゅっとしているのがドールハウスを見ているようでした。かわいい。ごちゃっとした空間と全体のコンパクトなサイズ感がルードヴィヒのリアルな生活を覗いているようで好きでした。

 

中村倫也さん

歌が!うまい!それはそう、知ってる…!

柔らかく優しい歌声の時もあれば、高く響く歌声の時もあれば、低くドラマチックな歌声の時もあり。もちろん同じ人物を演じているんだけど、曲ごとに声色や音色を自由自在に操っているようでした。その曲にとって1番聴き心地の良い声色で、ベートーヴェンの心情が表れるよう歌っているような。とにかくずっと歌が上手い……。五線譜の上をなめらかに滑るような歌声でした。

絶望、苛立ち、慟哭、相手が受け止められないほどの重い愛。ベートーヴェンにはたくさんの感情がありました。ぐちゃぐちゃな表情が本当にお上手〜やだもうありがとう…。

あんなに叫んでいるのにスッと歌に切り替えるのすごい。喉、すこやかであれ。

と思っていると急にぽやぽや可愛いくなったりするので気が抜けないなぁ(にっこり)と思いました。聴診器のシーン好きです。

ベートーヴェンあんな感じだけど、なんだかんだ側に人が居た時間があったのはあの佇まいがあったからこそだと思いました。

 

○木下晴香さん

歌が…!うまい…!!!それはそう…!

凛とした佇まいがかっこいいです。

絹糸のように伸びやかな歌声が素敵。小さな鈴がチリンと鳴るような可憐な歌声の中に、太いパイプが一本通ったような逞しさもあり、あの時代の女性のしなやかさと彼女自身の意志の強さを感じました。かっこいい……。うたがうまい…。

自分のやりたいことをするために道を考え、行動に移す。子供に愛を持って接する。苛立ちを抑えてルードヴィヒのためになることを言う。全部カッコよかったです。地に足ついたかっこいい女性でありながら、誰かに愛を向けずにはいられない姿がとても魅力的でした。

 

福士誠治さん

声が綺麗!素敵!

歌がうまい!

そして何役もくるくる入れ替わり自然体で演じ分ける姿がかっこいい…!器用……!

壮年期のルードヴィヒの時はちいちゃいお爺ちゃん、青年カールの時は背筋の伸びた若き青年。そういえば序盤は貴族?すごぉい…。役の入れ替わりのタイミングがころころあったのに、観ていて違和感なく、でもちゃんとどの役か分かるのすごいなと思いました。ルードヴィヒが2人とも舞台上にいる時があった気がするけど合ってるかな。すごくエモくて好きでした。

歌声がとても綺麗で魅力的でした…。中村倫也ルードヴィヒとのデュエットが特に好きです。ルードヴィヒの歌声は割と高めで細く伸びる感じなのに対し、福士誠治さんは太く芯の通った歌声で、ちょうどこう…いい感じに…福士誠治さんが引いた5本の線の上に、中村倫也さんが音符を描いていくような…そんなデュエットだったなと思いました。

 

○小暮真一郎さん

スタイリッシュ好青年…!歌がうまぁい…。

この作品のことをあまり調べずに観劇したので、青年役からそのまま作品に寄り添いピアノを弾き続け、また青年に戻る演出がとても素敵で面白いなぁと思いました。彼があそこでピアノを弾き続けていたから、バイオリンとチェロのお二人もただの伴奏ではなく物語の一部として溶け込んでいるように感じられたのだと思います。

小暮さん本当に一生ピアノ弾いててすごい。私はピアノを弾けないので細かいことは分からないですが、歌唱の伴奏曲とベートーヴェンの曲を交互に(もしくは融合させて)弾いてるのすごすぎると思いました。素敵だった〜……

 

○高畑遼大さん

すっごいもう!歌〜!うま〜!

まさか子役さんがこのミュージカルの歌唱一発目だと思っておらず、びっくりしてしまった。そしてうますぎてちょっと泣いた。そんなうまいことある?

幼少期のルードヴィヒ可哀想………可愛かった…。

そしてまさかその後に…名前忘れちゃった…。ピアノ教えてほしい男の子と、カール役であと2回出てくると思ってなかった。3役演じ分けがすごい!

ルードヴィヒのピアノを聴いてすごいすごい!ってパチパチ手を叩いて喜んだり、ルードヴィヒと鬼ごっこをしたりとても可愛らしかったです(そして歌のうまさ大人っぽさのギャップに泣く)

三役ともルードヴィヒに怒鳴られっぱなしだったので、舞台裏ではみんな仲良くあってほしいし可愛がられてるといいな…。(倫也さんがぽやぽや話しかけてるのが目に浮かんで微笑ましい)

 

○あと好きなところおぼえがき

 

聞こえなくなる演出うますぎる。まさかあんな序盤で聞こえなくなると思ってなくてびっくりしちゃったんだけど、話し声が歪んで遠くに聴こえて、キーンと耳鳴りがするのがリアルで「うわ〜〜…」になりました(褒めてる)

聞こえたものが聞こえないという状況をこうして観客も体感できるとルードヴィヒが感じる苦悩を少し分かるような気がしていいですね。好きです。

 

回想で物語が進むの好きです。大きくなったルードヴィヒと幼いルードヴィヒが抱き合うところとか。「あの時救えなかった自分を大人になって救ってあげる」的な描写に胸が熱くなりました。

あとルードヴィヒが幼い頃に受けた虐待を結局自分も同じようにカールにしてしまっているところとか

ピアノ教えてほしい男の子とやった鬼ごっこをカールとまたやるところとか

好きです!そういうの好き!人間って根本的には変わらないんだな…。

あとあれ!1人がしゃがんでもう1人が後ろに立ってるとこ!最初は倫也さんがしゃがんで福士さんが立ってるのが、カールとルードヴィヒになると逆転するのが好きでした!

 

ルードヴィヒかわいい

地獄!地獄!地獄!の中にぽやぽや可愛いシーンがあって嬉しかったぁ

まず鬼ごっこのシーンでしょ。最後に足痛いふりして子供捕まえちゃうところまで賢くてかわいい。

あとピアノ弾いて聴かせてあげるシーン。「すごいだろう!ベートーヴェンだからな!」と自慢げに月光第3楽章弾くの良すぎる(ジャッジャーンのとこまで聴きたかった)

あと聴診器のシーンも可愛かったし…田園の紹介で後ろで腕組んで足上げて踊るとこ(?)も可愛かったし…。

耳聞こえなくなって苛立ちが増して、(聞こえないから)動きも声もデカくてちょっと怖かったけど、意外と大丈夫なふしぎ。全体的にぽやぽやしてるからあんまり怖くない。そして悟りを開いた後のぽやぽやルードヴィヒとても可愛かったな…。

 

可愛かったと思いきや、指揮のシーン超キマってるし、絶望に打ちひしがれてるのが似合いすぎるし…最後までずっと良い!もう書ききれない、割愛!

 

ルードヴィヒ、紙を投げるのが異様にうまい。パッと上に投げてヒラヒラ〜と楽譜が舞ってるの綺麗でした。なんであんな上手いん?ピンポイント技能すぎる。

 

1番「うわぁん…」ってなったところは、音が聞こえなくなったルードヴィヒがピアノに耳をつけて音(振動)を聴きながら体の中で鳴っている音楽を譜面に起こすところ。まずピアノに耳をつけているところで切なくなっちゃった…。細かい…。

譜面書き起こしてるうちにピアノに触れなくなるんだけど音は鳴り続けていて、ルードヴィヒの中で音楽が鳴っている事実を体感できて面白かったです。演出うま!!

 

基本的にピアノとバイオリンとチェロの音が鳴ってるけど、意外と現代的な音が鳴ってる時があってびっくりしました。でもそれが韓国ミュージカルっぽーい!とも思いました!

例えば舞台映像にも残っているルードヴィヒが上着脱ぎながら「聞こえない」ってやるところ…(?)

パン!パン!が現代的でちょっとびっくりしました。おもしろ〜い!

 

ライティングが素敵。下手側のデスクにルードヴィヒが座って耳鳴りがするところ。楽譜に細い光が何本か刺して反射しているのが綺麗でした。細い光が耳鳴りのようで、楽譜に反射して真っ白に光っているのが、ルードヴィヒの音楽の聴こえない絶望を強調していて切なかった。好き〜!!

 

役者5人(ほぼ3人?)で回してるのにこのパワー。人海戦術で音楽に厚みのあるミュージカルも好きですが、登場人物の少ないミュージカルも好きになりました。すごい…!

演劇と歌唱パートの境目が割とはっきりしている印象で「音楽劇」っぽいなと思いました(ミュージカルと音楽劇の違いよく分かっていないけど)

一曲が長すぎず聴きやすくて好きでした。なんか韓国ミュージカルの曲って日本人が好きそうなメロディー多いですよね…ありがとう…(韓国ミュージカルフランケンシュタインしか見たことないけど)

全員の演技と歌がエネルギッシュですごかったなぁ…。良い舞台だったなぁ…。歌がうまいなぁ…。これ円盤あるの嬉しいな…。

 

2階席だったのですが、なんか4曲くらい爆音でどうにかなりそうでした。私だけ?

セリフも歌声もよく聞こえて助かるなぁとは思っていたのですが、あまりにも爆音すぎて「ルードヴィヒの!耳より!先に!私の!耳が!終わる!!!!」と耳を塞いでしまいそうになる瞬間がありました。録音の音楽が流れてるところだったのかな?音割れもしてた気がするけど、もしかしたらそういう演出かもしれないし私の耳がおかしかったのかもしれないし、そもそもそういう曲だったのかもしれない。謎でした。歌詞とセリフが聞き取れないこともありました、爆音すぎて。

おっきかった〜、音!!

だからこそ2階で存分に音楽を浴びられたのはある。円盤で歌詞とかセリフとか細かく聞き取れたらいいなー!

 

受注販売ではあるけど、劇場で円盤を予約できるのいいですね。観る前から円盤があると分かっている安心感。そして観劇後の1番テンションが上がっている時にそのまま予約できるという運営にも観客にもメリットしかないシステム。最高!

予約してる方たくさんいらっしゃいました。ミュージカルの円盤、なかなか出ない世の中だけどやっぱり需要あるよね。そうだよね。

あと円盤が送られてくるのは7月ごろみたいだけど、その前に1月に特典が送られてくるのすごい!ホスピタリティ!ありがとう!!運営さんすごい頑張ってる!ありがとう…!

 

ルードヴィヒ、とても好きなミュージカルでした。円盤ある!ばんざーい!

 

おわり

 

 

片岡芽衣ちゃんのライブ「えがおのたね」に行きました!

ミュージカル「四月は君の嘘」がきっかけで存じ上げた役者さん、片岡芽衣ちゃんのライブ「えがおのたね」に行ってきました!私は夜の部!

すっごい楽しかった……知らない曲ばっかりだったけどとっても楽しかった……!※知ってる曲、君嘘メドレーだけだった笑

君嘘で歌声と笑顔が大好きになりましたが、今回のライブでさらにめいちゃんの色んな魅力を知ることが出来て嬉しかったです。めいちゃんはくまのがっこうのミュージカルぶりでした。くまのがっこうの鳥さんの役、カッコよかったな…みんなのお兄さんって感じで…。

今回のライブではじめましての方も魅力的でしたし、君嘘ぶりの露詰茉悠さんと角田萌夏さんも最高でした…。あと血の婚礼で子供ちゃんだったChikoさん!かっこよかった~!

ライブはなんと2時間超え!でもあっという間でした。楽しすぎて!

君嘘メドレーもあって、君嘘の亡霊になっていた私の魂がすこし救われました。

そして小澤時史さんのピアノと赤星鮎美さんのバイオリンが生演奏で豪華でした。

↑豪華~!いい写真!

 

セトリ順に感想を書きたいんだけど脳内が「ハッピ~楽しい~」だったので色々間違えているかもしれない。

<1>

1.私が生きてこなかった人生「Sister Act」より

めいちゃんのソロ!

初めて聴きましたが、THE!ミュージカル!なドラマチックな曲でした。めいちゃんの澄んでいて伸びやかな歌声が本当に綺麗だった……衣装も可愛いかった…うた…うま……と見惚れてしまいました。一曲目からミュージカル度100%ですごいもう好きが止まらなかった。楽しい~~~~!

 

2.Opening Up「ウェイトレス」より

ソロに惚れ惚れしていたら、めいちゃんが突然みんなを呼んで、みんな出てきた!椅子を持って…!かわいい~さいこう~!椅子などを準備している間「調子はどう~?」「まあまあかな~」みたいな会話してて可愛かった。ミュージカルだ~~!(この会話のこと後で小澤さんがいじってて面白かった。なかよし)

カフェ?レストラン?の店員さんとお客さんがいて「始めよう~」みたいなことを歌っている歌でした。

可愛かった~~!椅子に座ってダンスをしたり、時間にまつわる歌詞のところで腕で90度を作ってチクタクしたり!めっちゃミュージカルでした!さいこう!こんなにミュージカル見せてもらっていいんですか、楽しすぎる。めいちゃんがコップにお水注いでいる振り付けしてたのとても可愛かったです(全員可愛かったです)(褒める語彙、可愛いしかないんか)

曲紹介はMCでめいちゃんがしてくれるのですが、聴いた後に「ウェイトレスからでした」ということが分かって、なるほどな!になりました。だからお店屋さんの振り付け!そして振り付けはChikoさんがされたそうです。かわいい振り付けをありがとうございました…もう一回見たいです。さいこう。

 

3.夜は必ず明ける「GHOST」より

めいちゃんのソロ。ちょっと切なくてドラマチックな曲でした……。歌っているときの切ない表情が魅力的でした。めいちゃん…そんな大人な表情…。はぁ~……とため息ついちゃった。いいな……

 

4.Taylor, the latte boy

めいちゃんお着替えタイム!そして菊池愛さんのソロタイム…!歌声が綺麗でした…

待ってこれめっちゃ面白かったんですよ(面白かったとか言ってごめんなさい)

この曲はスタバでの曲なんですけど、毎回「おはよう」と言ってくれる男性がいる…みたいな…曲で…(すみません雑で)

ピアノの小澤さんがマイクをしっかり準備していて、菊池愛さんが歌っている合間合間に小澤さんが「おはよう」とセリフを言っていてとても絶妙でとてもよかったです。楽しすぎる。

菊池愛さん、スタバでの光景がありありと浮かんでくる表情と歌声でした…!素敵…うたうま…さいこう…

 

5.Candy Store「ヘザース」より

めいちゃん、露詰茉悠さん、角田萌夏さんの君嘘メンバー!うれしー!

お洋服が赤と緑と黄色で、3人ともチェックのスカート!学生感!

可愛い感じで始まるのかなぁと思ったら、大きめの黄色いベストに身を包んだ角田萌夏さんがゴリゴリにかっこよくキメてらっしゃって最高でした。ギャップ!

角田萌夏さん、ちいさくて可愛らしくて君嘘の時も可愛らしいイメージの方だったので、大人でカッコいい歌声のギャップが最高でした…!存在感!

露詰茉悠さんカッコよかった……強い女最高~~~~ダンスキレキレ!さすが君嘘のダンスリーダー。力強い歌声最高…。あともう衣装の着こなしがすごい、かっこいい。

めいちゃんかっこいい~!切ない曲も元気な曲もなんでも歌えるんですか…曲によって歌い方も表情も変わるの…最高?そしてめいちゃん、学生っぽいお洋風本当に似合う。(インスタかTwitterに載せてた私服めっちゃ好きです)(どれ)

3人ともとても楽しそうで、見ていて楽しかったです!!

 

6.Turning my life around

めいちゃんと菊池愛さん!無限に歌がうまくて何事かと思った。

うますぎてちょっと怖くなった。

 

7.四月は君の嘘メドレー

すご すごかった

まずピアノとバイオリン生演奏なのが冷静に考えてすごい。公生とかをちゃんじゃん。

めいちゃんがSNSに「公生もかをりも椿も全部やります」的なことを書いていて(投稿見つけられなかったごめんなさい)「そんなわけあるか~い」と思ったけどそんな事あった。すごすぎ。あと始まる前に小澤さんがマイク準備してて「!?」だった。そんな君嘘メドレーのセトリはこちら

  1. 僕にピアノが聞こえないなら
  2. 何を告げればいい
  3. 月の光
  4. さよなら母さん
  5. 流れ星をつかまえよう
  6. Speed Of  Sound
  7. 旅に出よう

月の光以降の順番は自信ない…多分どこか入れ替わってる。あと抜けてる曲あるかも…。

 

まずメドレーの前奏が、1幕始まりの公生とかをちゃんが手紙を読んでいる時に流れている曲で感動しました。蘇る記憶……。

えー!初めから有馬公生!!!!と衝撃。そして歌がうまい……めいちゃんの歌声で始まる「なぜ聞こえない…」すごく綺麗だった。とても綺麗でした…めいちゃん…切ない表情も素敵…。女声でこの曲を聴くとまた違った印象でした。滑らかで綺麗だった~

「何を告げればいい」は椿の「大丈夫ひとりにしない」のとこからでした。えーん、好き…!めいちゃんの歌声無限に伸びて無限に広がっていく…すごい…月の光もとても綺麗でした…。…。「僕にピアノが〜」からの「何を告げればいい」はさすがにオタクを仕留めにきてると思った。

さよなら母さん本当に歌ってたっけ…幻だったかもしれない…※幻じゃなかった

まさか聴けると思ってなかった曲ナンバーワンでした。ありがとう…ありがとう

ピアノの小澤さんが出てくるの「流れ星をつかまえよう」でした。最高でした。公生の「僕にはまだ無理だ」(※そのあとかをちゃんの「もうひとりじゃないよ」が続くとこ)でした。なるほど。良すぎ。手を叩いて喜びそうになってしまった。ちょっとおもしろかったです(おもしろいとか言わないの)小澤さん良い声…。

そしてこの曲やっぱり元気になりますね!めいちゃんの歌声で聴けて嬉しかった~!しっとりした曲ももちろん素敵だけど、爽やか元気な曲もめいちゃんに似合ってて最高!

露詰さんと角田さんも合流してSpeed Of Sound~!最高~!最初のwow wow~!楽しかった~!楽しそうすぎて最高でした。Candy Storeで学生っぽい衣装に着替えて君嘘メドレーだったの、なるほど~!天才?

そして最後の旅に出よう。めいちゃんの歌声がね…澄んでて綺麗で切ないけど力強くてね…最高でした…。

これがすごかったの。めいちゃんが歌い終わってから「again」とつぶやいて、本当にまたバイオリンの演奏が始まったんです。そしてピアノも途中から合流して、最後まで弾ききって終わったんです。君嘘の1幕の終わり方と同じだね。なんて愛のある演出なの。すごいね…。

素敵な演奏をありがとうございました。めいちゃん色んな曲選んでくれてありがとうー!全部最高でした!8分超えのメドレーすごすぎる。こんなに曲数聴けると思ってなかった。

そして2022年情緒が最もおかしかったあの頃を思い出しました。

あっという間の前半でした!さいこう!

 

(休憩)

 

<2>

8.夜明けを口ずさめたら上白石萌音

めいちゃん、川村咲季さん、Chikoちゃん。めいちゃんと川村さん、きれいな歌声……本当にうたがうまい……何事…。こういう伸びやかな曲ずっと歌っててほしい……。

Chikoちゃんのダンスかっこよかったです。すごいなぁ…

 

9.Only love

めいちゃんがMCで「いつも、ハッピー!みたいな曲が多いけど今回は大人になったからラブソングも入れてみました」的なことを言っていました。(ニュアンスでごめんね)素敵~~~~!大人でしためいちゃん…

前回のえがおのたね、20歳のお誕生日にやったんですって…すご、行動力。高校生の時にも自分で企画してライブしてるんだって…すごいね…。

そしてMCで各出演者さんの紹介(馴れ初めの紹介)をしてくださって、とても親切。歴代アニーです!とかずっと仲良しです!とか実はこんな共通点が!とか…!皆さんいろんなところで活躍されていてすごい…。みんな仲良しで見ていて幸せでした。

 

10.きっかけ 乃木坂46より

めいちゃんのソロ!歌うま~~~~。聴いたことあると思ったら乃木坂の曲でした。めいちゃんの歌ってる時の表情すてき…。なんか、君嘘で制服ずっと着てためいちゃんが不思議に思えてきた瞬間でした。

 

11.The Rose

Chikoちゃんのダンスタイム!かっこいいー!小柄なのに存在感がすごい。

血の婚礼でこどもちゃんだった面影はどこへ。人間そんな体の動きできるんだ…と思いました。指先からつま先までしなやかで綺麗だった…Twitterに投稿されてるダンス動画も素敵ですよね…

 

12.Zero To Hert ヘラクレスより

かっこいー!!!めいちゃんと山下凜さんと黒川桃花さん!

黒い衣装にお着替えして3人でかっこよく歌い上げていました。かっこよかった…

えっ全員うたがうまい。こわい。かっこよかった。

MCでめいちゃんが「1ライブ1桃ちゃん」「昔はもっとぶっ飛んでいた」と話されているのが印象的でした。黒川桃花さん、背が高くてすらっとしていて歌声がかっこよくて、笑顔が素敵ー!そしてなんか陽キャのオーラを感じました!居るだけで場が明るくなるような…!

山下凜さん、お名前のとおり(?)涼やかな佇まいで、あんなに格好良くて歌がうまいのずるい。すごい…。

この曲を聴いてめいちゃんのカッコいい役も見てみたいなと思いました。

 

13.Let me be your star

めいちゃんと萌夏さん!素敵なデュエットだった~……選曲ぜんぶ最高…。

めいちゃんと萌夏さんめっちゃ大人だった…制服着てたりこどもちゃんだった二人はどこへ…。

 

小澤さんと赤星さんの演奏コーナー

す~~ごい素敵でした…。聴いていて心地よかったです…。バイオリンの音色がこんなに綺麗って知りませんでした。

小澤さんが若いころ(19歳でしたっけ…)に作った曲なのだそうです。曲名忘れてしまいましたすみません。シルクの布が風になびいているような、なめらかなメロディーが心地よい曲でした…。(この言い回し絶対何処かで使ったことあるな…)とても素敵でした。

そしてめいちゃんがこの演奏コーナーの前に「小澤さんと赤星さんはご夫婦」と紹介してくださったんですけど、早く言ってよ、めいちゃ~ん!笑

ピアニストとバイオリニストのご夫婦、素敵すぎる。そしてめいちゃんがご夫婦の双子くんのベビーシッターをされることがあるらしいです(多才!!)。家族じゃん…。ライブが終始あたたかな雰囲気だったのはそういうことだったんですね。贅沢な時間だったなあ…。

 

14.I see Stearsミーン・ガールズ」より

みんなで!めっちゃミュージカル!爽やかでのびやかな曲だった!気がする!

えーん最高だった~!終わらないで~~~~

 

アンコール

えがおのたね

えがおのたねの他にもう一曲あったのだけど忘れてしまった……。えがおのたね~!めいちゃんが作詞、小澤さんが作曲したのだそうです。素敵だった…かわいくて、聴いていて「頑張ろ!」と思える曲でした!えがおのたねいっぱい撒いてもらいました。(めいちゃんが「撒き散らす」とかちょっと面白い感じでMCしてたのツボでした)

めいちゃんも小澤さんも「3年前に作った曲だから恥ずかしいと思ってる」って話が微笑ましくて好きです。

そしてこの時の衣装がキラキラで華やかだった…!一番キラキラしてたの下田さんの紫色のジャケットだったのめっちゃツボだった。全体的に下田さんがずっとツボでした。良すぎる。何者。インスタでよく見る下田さん。

 

……たのしかった!!!!

めいちゃんの愛と人柄がたくさん詰まったライブでした。まずこれだけゲストの方を呼んでしまうめいちゃんすごいなぁ。

ピアノとバイオリンが生演奏ということもあり、歌をしっとり聴き入るライブだと勝手に思っていたのですが、手拍子したくなる瞬間がたくさんありました!というか手拍子した!たのしかった!

セットリストの中では君嘘メドレーしか知ってる曲がなかったんだけど、最初から最後までずーっと楽しかった!

まず衣装チェンジが多くてびっくり。最初のナチュラルなワンピースから学生服風へ、ドレスに、黒くてカッコいいお洋服に、赤いスカート&白いふわふわカーティガン→キラキラの赤いドレス!何着…!?すごい!

曲の雰囲気と演出に合わせて衣装やアクセサリーが変わっていてこだわりを感じました。最高~!ゲストの皆さんも出てくるたびに衣装が違くて最高でした。

ひとりでしっとり歌う曲もありつつ皆で賑やかにミュージカルする曲もあり、最後に鬼盛り上がりのダンス曲あり!ずっと最高でした…。これを1人で立ち上げて色んな人と協力して創り上げてしまうめいちゃんすごい。一生推しますBIG LOVE。

ゲストの皆様も多才な方ばかりで、全員歌が上手でダンスが上手で…なにより楽しそうで、幸せな気持ちになりました。この世の才能全部ここに集まってた?

このライブでお目にかかれてよかった…!機会があれば出演作観に行きたいです。

 

そしてめいちゃんを知るきっかけとなった「四月は君の嘘」の曲をまた聴けたこと、出演されていた方の歌声をまた聴けたこと、本当に嬉しかったです…!直接感謝を伝えればよかったぁ……。

そして血の婚礼でこどもちゃんだったChikoさん。「可愛かったです&婚礼と糸玉の歌めっちゃ上手でした」って直接伝えればよかった…。

 

えがおのたねに出演された皆様がこれからも舞台の上でご活躍されることを願っています。

 

スーパーハッピーな気持ちになれたライブでした。

めいちゃん、楽しい時間をありがとうございました!

次回あったらまた行きたい!

 

おわり

 

舞台血の婚礼 東京公演完走おめでとうございました

舞台血の婚礼、誰1人欠けることのない完走、本当におめでとございます。そしてお疲れ様でした。

なんか……考察もたくさんして文章に残していたんだけど、東京千秋楽を観たらどうでも良くなってしまった。

 

キャラクターそれぞれの心の機微について考えることも楽しかったし、演出も何度見ても楽しかった。でもやっぱりこの舞台の一番よかったところは、汗と土にまみれながら、生身の人間が肉体と言葉と感情をぶつけ合っていたところだと思います。

こんなに人間が感情を200%放出して、目の前の人に何かを伝えようと、自分の想いを曝け出そうとしているのは初めて見ました。あんなに激しい肉体のぶつかり合いも。

原作を読んだときは詩の部分は一文が短いのもあって、淡々とした印象でした。それが三次元になって、生身の人間が肉体と言葉と感情で表現したらああなるんだという。とても良いものを観られたな、良い体験ができたなと思いました。観られてよかった。

 

そしてこの舞台への印象は「安定」でした。公演毎の違いはあまりなくて、レオナルドと花婿が少しずつ変化したかな?くらいな気がしました。(※個人の感想です)

初日は荒々しく棘のあったレオナルド。だんだん妻に優しくなる瞬間が増えて、その分哀しさも増していきました。ただのひどい男だけではない、たくさんのものを背負った人間でした。そして千秋楽に近づくにつれて、また初日のように荒々しい姿に戻っていったのが印象的でした。

花嫁とのシーンでは、最初の方は「俺について来い!(自信満々)」みたいなイメージだったけど、回を重ねる毎に自分が殺される未来を察して、花嫁とふたりきりの時間を切なく愛おしく「この時間が終わらないでほしい」と想っているようでした。

花婿は最初は「良い子」のイメージが一番強くて、自分の感情を全て押し殺している人という印象でした。それが公演を重ねていくと、最初の母親とのシーンで少しずつ怒りや苛つき、母親への反抗が見える瞬間が増えたのが印象的でした。

花嫁はあんまり変化は感じなかったけど、全体的に感情表現が激しい日とそうでない日があったように思います。

花嫁はキャラ的に1番「?」が多くて、悪い印象を持たれるキャラだったなぁと思います。それを1人で背負って舞台に立ち続けたあかりん、本当にすごいと思います。オフショットの笑顔を見るたびに嬉しかったし安心した……。千秋楽直後のコメント動画での涙が彼女の背負っていたものの大きさを物語っていますね。

「終わってよかった」という言葉を聞いて若干泣きそうな表情をしている達成さん……。ふたりで支え合ってこの舞台を駆け抜けたんだろうな……。

 

安蘭さん演じる母と月。いつでも安心安全。序盤のシーンの母の「ごめんね」が毎公演違うのが印象的でした。

千秋楽で月の登場が拍手喝采で良かったです。

 

レオナルドの妻、そして樵の南沢奈央さん。妻の時は弱々しく何か(レオナルド)に怯えている&母としての覚悟の両方を併せ持っていてカッコよかったです。最後の「美しい馬の乗り手だった」と宙を見上げる姿が好きです。

そして樵になったら少年のようなしっかりした発声で、最初は誰が演じてるのか気づかなかったです。かっこよかったな。

 

パンの若者。なぜか釘付けになってしまう。どんどん上手になってた…!婚礼のシーンで謎に花婿の母親と気まずくなって「あ、ども…」ってなってるシーン大好きでした。

 

こどもたち。3人とも歌も演技も上手でした。ちこちゃんのお姉さん、大学生?だけどちゃんと子供で、わざとらしくなくてすごかったです。3人とも可愛かったなぁ。婚礼のシーンでHAMAさんと麦さんの間を抜けて走るところが可愛くて好きでした。

 

花嫁の父。いやそんな陽気で愉快なおじいだと思ってませんでした。花嫁と真逆!最高!さすがとしか言いようのない佇まいと演技でした。婚礼の時の歌がめちゃ好きです。踊ろうとしてタオル落としちゃった回があったのLOVEでした。

乞食役も、恐ろしい存在なはずなのにどこまでも可愛くて好きです。愛おしい。

 

村の女と女中さん。可愛さと面白さが詰まったお二人で大好きです。千秋楽では村の女はより面白く、女中はより可愛らしくなっていて最高でした。

 

千秋楽の花嫁とレオナルドの逃避行、いつも通りとても良かったです。公演期間の途中から、溶け合わすところが立ちから膝立ちになったのが好きでした。膝立ちだと、広い舞台の上にちんまりと2人だけで、より「ふたりの世界」を感じて好きでした。

それにしてもあのシーンを毎公演安定して演じていたのすごいな……。何回か滑ってしまったり、握るはずの手が抜けてしまったり?ハプニング回があったようですがレオナルドがカバーして乗り切っていたとか…観たかったな…(観た回全部ノーミスだった)

最初のスローモーションの美しさもすごいし、そのあとくるくるっと回ってドン!とスピーディーに2人の掛け合いが始まるのが大好きでした。息切れせずに動きながら台詞を言うの凄すぎる。本当に大きな怪我なく千秋楽を見届けることができてよかった。

あの一戦だけで大変なはずなのにこのあと花婿ともう一戦交えるレオナルドすごすぎる。泣いちゃう、私が。

 

千秋楽のレオナルドと花婿の決闘、すごかった気がする………。レオナルドが足を怪我した後の動きが凄すぎて、私は彼が本当に怪我をしたんじゃないかと思って、ちょっと泣きそうになりました。普通にカテコ走って出てきて「よかったー」と「嘘やん」が同時に来ました。演技だったんあれ。

脚を刺される前に右足怪我してる気がするけど、レオナルドいつのまに…と毎回思ってました。あと脚を刺される時の脚の角度が好きでした(何?)。

花婿が登場した時の表情が本当に怖くて最悪で最高でした。

 

決闘シーンを見て、やっぱりレオナルドの一人勝ちだなと思いました。

花婿は結婚するつもりだったのに結婚できなかったし、嫁取られてるし、奪い返そうとして奪い返せず死んでしまった。

レオナルドは束の間ではあったけど、花嫁とふたりの時間を過ごすことができた。愛し合って、ふたりで同じ未来を見据えることができた。花婿が来てからも、レオナルドは花嫁を守ろうと闘うことができた。結局殺されてしまったけど、レオナルドは花嫁と愛し合い、花嫁を守ったところで人生を閉じることができた。

やっぱり1番可哀想なのは花婿ですね……。何も残ってない……。残された花嫁のことはどうしても可哀想と思えないけど、これから生きるのきっと大変。がんばれ。

あ、でも1番可哀想なのはレオナルドの妻か。そもそもフェリックス家の人間ではなかったのに、レオナルドと結婚したことでフェリックス家の1人として世間に見られているし。夫には愛されないし、その夫は殺されるし、子供2人を抱えて生きていかないといけないし。「元カノと結婚式当日に駆け落ちした男の嫁」として見られるからきっと生きるの大変だし……。

うーん、でも、キャラクターそれぞれの立場になってみると、全員可哀想。どのキャラクターの目線になるかによって、見方の変わってくる舞台だなと思いました。おもしろかった。

婚礼の日が悲劇の始まりではなく、そのずっと前から、それこそこの土地に各々が生まれた時から悲劇は始まっていたのかなと思いました。

 

やっぱり木村達成さんのことは全然分からないなと思いました。それが彼の魅力だなと思うのですがね…!

レオナルドという役を、この身体的に大変であろう舞台を、一体どういう気持ちでやっていたんだろう。たのしかったかな、辛くなかったかな…と無駄に心配してしまう。もちろん彼はプロだからそんな心配は杞憂だと思うけど。血の婚礼はオフショットとかラジオとかその他諸々が豊富で、役者さんたちの仲良しな様子がたくさん伝わってきて嬉しかったです。それが無かったらこちらの情緒おかしくなってたと思う。邦生の部屋で大笑いする姿を見られて安心しました。

 

そんな折に達成さんがステージぴあ(https://r.binb.jp/epm/e1_260169_01092022113217/)で言っていた言葉がとても好きだったことを思い出しました。

ー舞台経験豊富な木村さんが、カーテンコールに悩むとは意外でした。

木村 すごく悩んでます。最後にお客さまの心にはんこを押す役割ですから、カーテンコールは大切ですよ!

お客さまの心にはんこを押す役割。なんていい言葉。これを読んだ時、そっか、カーテンコールって私たちが感謝を伝える場だと思っていたけど与えられているのは私たちだったんだ、と驚きました。カーテンコールに対してそんな風に考えてらっしゃったんだ…とじんときました。

君嘘の時はハッピー仲良しカーテンコールで毎回挨拶もあって、観客の心をほぐしてくれるようなカーテンコールでした。

今回は終始凛とした表情で、作品の世界を壊さないよう、観客が感じたものを崩さないように徹しているカーテンコールだなと感じました。

どちらも素敵。

そして千秋楽はスタオベありの全5回。そして5回目で達成さんが顔をギュッとしてらっしゃるのを見て、初めて心の内を覗けた気がしました。もちろんあの表情がどういう気持ちの表れだったのかは想像しても100%は分からないけど、少しだけ見せてくれたあの表情は忘れられません。胸がいっぱいになりました。千秋楽で、心に特大のはんこを押してもらいました。

これからもきっと作品毎に違った色の違った柄のはんこを押してくれるんだろうなぁ……。

次の舞台「管理人」はどんなはんこかな。楽しみだなあ。

 

血の婚礼、良い舞台でした。大阪公演もどうか怪我なく無事に幕が降りますように。

おわり。